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琳派誕生400年記念のトリを飾る特別展覧会「琳派 京を彩る」がスタート。

  • 2015.10.22
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国宝 風神雷神図屏風(右隻) 俵屋宗達筆 所蔵先/京都・建仁寺、展示期間/全期間展示

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京都・東山七条「京都国立博物館」にて、特別展「琳派 京を彩る」がスタートした。琳派とは、日本美術史の中でも独特の成立、発展をした芸術様式。その源流となったのは、京都で刀の鑑定や研磨を行う家に生まれ、書家として活躍した本阿弥光悦(1558~1637)。光悦は1615年に徳川家康から拝領した洛北・鷹峯の地に工芸を生業とする親類縁者を集めて光悦村をつくり、蒔絵や作陶を手がけた。琳派の主な作家には、光悦のほか、光悦と同時代を生きた絵師・俵屋宗達(生没年不詳)、尾形光琳(1658~1716)、光琳の弟・乾山(1663~1743)と酒井抱一(1761~1828)などが挙げられる。

大胆に余白を活かした構図、「光琳模様」として流布した図案化された意匠、風神雷神や動物などにみるユーモラスな表現など、自由な発想から生まれたデザイン的な芸術様式は、国内外で評価されている。

今年は、この芸術家村が開かれてから400年、すなわち「琳派」誕生400年の節目の年にあたる。そのため、「琳派」にまつわるさまざまな展覧会、イベントが催されてきたが、同展は琳派誕生の地、京都ではじめて大々的に開催される特別展であり、琳派誕生400年記念のトリを飾る展覧会だ。

同展では、琳派の代表作で、国宝にもなっている宗達の「風神雷神図屏風」、光悦筆・宗達画「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」を公開。会期中の10月27日~11月8日までの期間中は、宗達、光琳に加えて、酒井抱一の「風神雷神図屏風」も展示され、3作品がそろい踏みする。また、長さ13mを超える本阿弥光悦筆、宗達画で「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」、抱一の「夏秋草図屏風」を展示。光琳画をもとに鈴木其一が制作し、近年発見された「三十六歌仙図屏風」が同展で初公開されている。

特別展覧会「琳派 京を彩る」

開催期間/~2015 年11月23日(月・祝)

会場/京都国立博物館・平成知新館 京都府京都市東山区茶屋町527

休館日/月

・月が祝日の場合は開館し、翌火休

開館時間/9:30~18:00

・入館は17:30まで

・会期中の毎金は~20:00(入館は19:30まで)

観覧料/一般1,500円、大学生1,200円、高校生900円、中学生以下無料

http://rinpa.exhn.jp/

参照元:VOGUE JAPAN

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