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【試写会】母への愛と葛藤に涙!9月9日公開『百花』

  • 2022.8.28

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のゆーれんママです!今回は9月9 日(金)全国東宝系にて公開の映画『百花』の試写会へ行ってきました。特派員デビューして、初の試写会!感想をメモしなきゃと緊張感マックスで試写室へ入ったのですが・・・映画にくぎ付けでメモは一切取らずに、緊張の代わりに出たのは、涙でした。早速この映画の魅力をお伝えしますね♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

Ⓒ2022「百花」製作委員会

懐かしさを感じるピアノの音色♪

主人公「泉」(菅田将暉)の母「百合子」(原田美枝子)はピアノの先生なんです。なので、彼女の若い時、中年期、そしてケアハウスで過ごすまでの色々な場面で、美しいピアノの音色が奏でられるんです。何度も演奏されるのが、バッハのメヌエット。ピアノを習ったことのある方なら、ほとんどの方が弾いたことがある易しめの曲なのですが、この旋律が本当に美しい♪映画の中で自分も出演者の一人として回想したり、自分の幼少期と重ね合わせて映画を観たりできるような、優しい染みわたる演奏です。

息子の母への愛!

母を憎んでもおかしくないのに、とにかく母への愛が凄いんです!若い男性である「泉」は、母に人前で抱きしめられても、新妻「香織」(長澤まさみ)の前でも、母の愛を100%受け止める!母が認知症であることを加味しても、その受け入れる姿が美しい!世の若い男性陣にも(我が息子にも)是非ここは見逃さないでほしいです(笑)。そして、それを良しとする世の中と女性陣の意識も大切ですね♪

母への葛藤・・・

そんな素直な息子も、やっぱり忘れられない過去による、母への感情があるんですよね。痛みが辛すぎて・・・「言えばいいのに~、我慢しなくてもいいのに~」って、やきもきしてしまいました。その母への感情は言葉で出さなくても、「泉」のふとした表情や、何度も交錯される過去の思い出の映像から、彼の感情が随所に感じられました。

これを言ってほしかった!

なんだか「泉」の味方ばかりしてしまいましたが、やっぱり母は「母」なんです!母が感じる後悔や罪悪感・・・「泉」はそれを素直に受け止められないというか、受け止めるのは難しい・・・でもやっと、やっと!!「なんで忘れてんだよ、こっちは忘れらんねえんだよ!」と叫びました!(一緒に心の中で叫びました!) その一言が発端になり、それからは、ほどけなかった結び目がスルスルと気持ちよくほどけていくように、息子と母の親子関係の本質が見え、解決の道へ・・・そして母が本当に求めていた「半分の花火」が何だったのか、その本当の意味に「泉」が気づくんです。

思い出とは・・・

思い出・・・鮮明に覚えているものもあれば、忘れてしまうものもありますよね。そして同じ出来事に対しても、当事者によって異なる思い出の深さや大切さ。もしも自分にとって大切な思い出が無くなってしまったら、その過去には価値がなくなってしまうのでしょうか?いえいえ、たとえ思い出がどんどん消えていってしまっても「今」があれば、「愛」も「未来」も作られる!思い出も大切にしながら、今生きていることを大切にしよう!と思える映画です。

「半分」という未完成を表す言葉の意味、そしてその不完全な状態が本当の意味で整っていく様を、是非映画館で感じていただきたいです!

「百花」 TOHOシネマズ天神・ソラリア館、TOHOシネマズ ららぽーと福岡、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ福岡ももち、シネプレックス小倉、T・ジョイリバーウォーク北九州、T・ジョイ久留米、ユナイテッド・シネマなかま16、TOHOシネマズ福津、TOHOシネマズ直方、イオンシネマ福岡、セントラルシネマ大牟田、イオンシネマ筑紫野ほかで2022年9月9日(金)公開 出演 :菅田将暉 原田美枝子 長澤まさみ / 北村有起哉 岡山天音 河合優実 長塚圭史 板谷由夏 神野三鈴 / 永瀬正敏 監督 :川村元気 脚本 :平瀬謙太朗、川村元気 音楽 :網守将平 原作 :川村元気「百花」(文春文庫刊) 主題歌:KOE「Hello, I am KOE」(ユニバーサルミュージック/EMI Records) 制作プロダクション :AOI Pro. 配給 :東宝 海外配給 :ギャガ 公式サイト:https://hyakka-movie.toho.co.jp/

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