聘珍樓の中秋月餅に、香港で人気のカスタード「蛋黄奶皇月餅」が仲間入り。

古来より中国では、中秋節に月餅をお供えしてお月見をする習わしがある。家族揃って一切れずつ月餅を分け合い、共に味わうことで一年の無病息災と家内安全がかなうといわれている。中国全土には地方によってさまざまな月餅があるが、その美味しさに定評がるのが、広東の中秋月餅だ。

1884年創業の聘珍樓では、月に見立てたアヒルの塩漬け卵黄が丸ごと一個入った広東伝統の中秋月餅を昔ながらのレシピに忠実に作り続けている。さらに今年は「蛋黄豆沙大月餅（塩漬卵黄入 黒あん月餅）」「蛋黄蓮蓉大月餅（塩漬卵黄入 蓮の実あん月餅）」のほか、「蛋黄奶皇月餅（カスタード月餅）」が仲間入りを果たした。

カスタード月餅は香港聘珍樓では定番の人気商品だが、今回、日本人の口に合うように、日本独自のレシピで日本の工場で新たに製造。月をほうふつとさせる淡い黄色のカスタード餡の中に粒々感を残し、さらに、刻んだ塩漬けのアヒルの卵黄が入った、小ぶりながらも食べ応えのある月餅となっている。

9月10日（土）の中秋節は、聘珍樓の月餅とともに、健やかで実り多い秋を過ごして。

期間／8月20日（土）～期間限定販売

販売店舗／聘珍樓公式オンラインショップ、聘珍樓レストラン全店、聘珍茶寮中華街店、百貨店内聘珍樓全店舗

・阪急うめだ本店、松屋銀座でも催事を行う。いずれも9月7日（水）から13日（火）まで

https://www.heichin.com/

Text: Aya Hasegawa