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夏休み明けの新学期、スムーズに学校生活に戻るには?

  • 2022.8.27
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夏休み明けの新学期、スムーズに学校生活に戻るには?
イラスト:スムーズに学校生活に戻るには?
出典:リビング大阪Web

夏休みも終わりに近づくと、学校が始まるのを不安に思う子もいるのではないでしょうか。今までゆっくり家で過ごしていたのに、急に生活のリズムや環境が変わるため、学校生活になかなか慣れない子も出てくるかもしれません。

学校生活にスムーズに戻れるようにするには、親は子どもをどのようにサポートしていったらいいのでしょうか?

今回は、「学校が始まる前にできること」と、「学校が始まってから心がけたいこと」についてお話しします。

学校が始まる前にできること
(1)生活のリズムを整える

夏休みが終わりに近づいてきたら、生活のリズムを整えていきましょう。新学期が始まる1週間前くらいから「早寝早起き」の生活にシフトしていくといいですね。夜ふかしをすると、食事や睡眠の時間がずれて、体内時計も乱れがちに。睡眠時間をたっぷりとって、学校生活に備えましょう。

(2)体の調子を整える

体の調子がよくないと、学校へ行く気力も出なくなってしまいます。子どもが元気に学校に通えるように、健康管理にも気を配りましょう。適度に体を動かし、バランスの良い食事をとることが大切です。ビタミンやミネラルを多く含む食事にするなど、十分な栄養をとって体の調子を整えておきましょう。

(3)心の調子を整える

普段の何気ない会話の中にも、子どもは不安であることを発信していることがあります。このような子どものサインを見逃さず、何か心配事がありそうな場合は、その気持ちに寄り添ってあげましょう。ママとたくさん会話をすることで、子どもの心は落ち着いてきます。日常生活での出来事を振り返りながら、何気ないおしゃべりに花を咲かせてくださいね。

学校が始まってから心がけておきたいこと
(1)ねぎらいの声かけをする

子どもが学校から帰ってきたら、まずはねぎらいの声かけをしてあげましょう。

「おかえりなさい。学校おつかれさま!」 「今日は暑かったね。少しゆっくりしてね」 「ランドセル重くて大変だったね」

ねぎらいの声かけは、「やってあたりまえ」「学校に行ってあたりまえ」と思うと、なかなかかけることができません。子どもは毎日がんばって学校に通っているので、それをあたりまえと思わず、ねぎらってあげましょう。

(2)子どもがよろこぶことをしてあげる

何か大きなことをしてあげる必要はありません。ちょっとしたことでいいので、子どもがうれしいと思うことをしてあげましょう。

たとえば、お帰りのあいさつとともに冷たいタオルを差し出してあげたり、飲み物を用意しておいてあげたりしましょう。このときに名前と言葉をそえるのがポイントです。

「はい、○○ちゃんのために冷たいタオルを用意しておいたよ」 「テーブルに○○ちゃんの好きなジュースがおいてあるよ」

上記のどちらも、「ママは自分のことを気にかけてくれているな」と感じて親の愛情が伝わります。これによって、子どもの心が安定し、この後の活動のエネルギー源となります。

長い夏休みが明け、子どもが学校に通うことは、親が思っている以上に気力も体力も使います。学校が始まる前は心と体の調子を整え、学校が始まってからは行動をねぎらうことで、気持ちも安定します。できるだけ早く学校生活に慣れるようにサポートしてあげられるといいですね。

写真
出典:リビング大阪Web

佐藤麻依子(さとう まいこ) 子育てに悩むママ対象の心理カウンセラーとして活躍中。子育てをラクにする「子育て3ステップ会話法」を考案。著書に「男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法」(秀和システム/1620円)。

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