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ほのかな甘味が美味!"大根と鶏手羽の煮物"

  • 2022.8.19
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鶏手羽を使うことで、だしなしでも旨味たっぷりに仕上がります。肉を焼きつけて煮るだけの、お手軽おかずです。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

ほのかな甘味が美味!"大根と鶏手羽の煮物"

■”大根と鶏手羽の煮物”のつくり方

こっくり飴色の煮物は見ただけで食欲をそそります。ほろりと骨からはずれる鶏肉のおいしいこと、おいしいこと。骨つきの鶏肉でつくるのがポイントです。旨味たっぷりなので、だしも使わずに濃厚な味わいに仕上がります。使う素材が2つだけ、というのもうれしいですね。

大根と鶏手羽の煮物ひと口メモ
手羽は鶏の翼の部分の肉で、手羽元と手羽先に分かれます。付け根に近い部分が手羽元で、骨が太くて脂肪が少なく、淡泊な味わい。煮物やフライドチキンなどによく使います。一方、手羽の手羽元を除いた先の部分が手羽先です。細い骨と厚い皮があり、肉は少なめですが、旨味たっぷり。この料理はどちらでつくっても大丈夫。気楽に骨つき肉のおいしさを味わってください。


◇材料 (4人分)

鶏手羽元:6本
大根:1/2本(茎があるほう)
生姜:1片
赤唐辛子:1本
サラダ油:大さじ1
酒:大さじ3
水:2~3カップ
味醂:大さじ2
砂糖:大さじ1
醤油:大さじ3


(1)下準備
鶏肉は室温にもどす。大根は厚さ2.5cmの輪切りにして皮を厚めにむき、縦半分に切る(半月切り)。大根の茎は長さ3cmに切る。生姜は皮をむいて薄切りにする。皮はとっておく。

下準備
下準備

(2)焼きつける
鍋は油ならしをして中火にかけて熱し、鶏肉を入れて両面を焼きつける。

焼きつける
焼きつける

(3)煮る
焼き色がついたら大根を加え、煮る。

煮る
煮る

(4)アクを取る
酒をふり入れ、水も加え、煮立ってきたら火を弱めてアクを取る。

アクを取る
アクを取る

(5)蓋をしてさらに煮る
生姜、生姜の皮、赤唐辛子を加え、蓋をして弱火で20~30分煮る。

蓋をしてさらに煮る
蓋をしてさらに煮る

(6)さらに煮込み、仕上げる
中火にして味醂、砂糖、醤油を加えて再び煮立ってきたら、蓋をして弱火にし、途中上下を返して20分ほど煮る。大根の茎を加えてひと煮して器に盛る。

さらに煮込み、仕上げる
さらに煮込み、仕上げる
完成
完成

――教える人

「大庭英子 料理研究家」

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。


※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の い」に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:松本祥孝

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