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林遣都“鈴之介”の過去が判明して視聴者の“愛おしい”作品に昇華<初恋の悪魔>

  • 2022.8.15
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「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV
「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV

【写真】ゾゾッ…林遣都“鈴之介”が安田顕“森園”に監禁されてしまう

林遣都と仲野太賀がW主演を務めるドラマ「初恋の悪魔」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)の第5話が、8月13日に放送された。大きな洋館にひとりで住む鈴之介(林)が、なぜそこで暮らすことになったのかが明かされ、これまでドラマを見続けてきた視聴者を驚かせた。また、鈴之介のピンチに駆けつけた悠日(仲野)、星砂(松岡茉優)、小鳥(柄本佑)の4人が友情を深め、カラオケで恋の名曲「CHE.R.RY」を熱唱するシーンも話題となり番組タイトルがTwitterトレンド入りした。(以下、ネタばれが含まれます)

「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV
「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV

同作は、「Mother」「Woman」「それでも、生きてゆく」「東京ラブストーリー」などのヒットドラマを書き下ろした脚本家・坂元裕二が手掛けるミステリアスコメディー。

警察署には勤めているが、捜査権はない4人が物語のメインキャスト。停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(しかはま・すずのすけ/林)、鈴之介の元に集まる総務課・馬淵悠日(まぶち・はるひ/仲野)、生活安全課・摘木星砂(つみき・せすな/松岡)、会計課・小鳥琉夏(ことり・るか/柄本)といった、訳ありの警察署員たちが、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明していく。

第5話で鈴之介は、隣人の森園(安田顕)によって自宅の地下室に監禁されてしまった。薄暗い地下室で森園から語られたのは、5年前の殺人事件に鈴之介が関与しているのではないかという疑いだった。身に覚えのない鈴之介は、自分がこの家に住むことになった理由を語った。椿静枝(山口果林)という老女との出会いがすべての始まり。“冷血な変人”などと称され、友達もなく孤独に育ってきた鈴之介は、ある日、町で見かけた一人で座り込む静枝の姿が気になり、「もし具合が悪いようでしたらご自宅までお送りします」と声をかけた。

そこから妙に気の合う静枝の家へ通うようになった鈴之介。「人間は苦手なんです」と語る鈴之介に、静枝は「人は人。自分らしくしてれば、いつかきっと未来の自分がほめてくれる」と生まれて初めて存在意義をくれた女性だった。ところが、静枝は急死してしまい、鈴之介は深い悲しみを抱えて洋館に住むことになったという。

鈴之介に老女が心を救われる『あなたに助けられました』

「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV
「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV

森園から監禁される鈴之介を救ったのは、連絡の取れないことを不審に思った悠日、星砂、小鳥の3人。ここから、家に残されたメモ書きから鈴之介も知らない事実が次々と明らかになっていく。静枝は中学校の外壁崩壊により娘と孫を亡くしていた。その恨みで市役所の男性を自宅の地下に監禁していたこと。その計画に失敗し、次なるターゲットとして鈴之介の監禁を試みたが、交流をするうちに心のわだかまりが消えて復しゅうする気持ちが消えていき、鈴之介に自分も救われたということがメモに書かれていた。『あなたに助けられました。ありがとう鈴之介くん』という文字に号泣する鈴之介だった。

監禁騒ぎから救ってくれた3人に、鈴之介は「今日はありがとう」と言葉を残した。いつになく素直な鈴之介に驚いた小鳥は「カラオケ行こうか」と誘う。

「CHE.R.RY」を歌う小鳥からサビを奪って歌う鈴之介は「このサビをスルーできる人間はこの世に存在しない」と断言。第2話で、4人が盛大に粉をこぼしながら大福を食べていたシーンに次ぐ微笑ましい友情の名シーンとなった。

人間らしさや友情が愛おしくなる作品

「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV
「初恋の悪魔」第5話より (C)NTV

この作品はまったくもって、よくある“推理ドラマ”ではない。これに気付いた視聴者が見続けてきた第5話には、様々な感情を抱いたことであろう。SNSに上がった感想を集めてみるとよく分かるのは、「愛おしい」という声の多さ。脚本担当の坂元は、人間の孤独感や虚しさ、他人とは共感できそうにないけれど誰もが胸に留めているような小さな思いを壮大な物語に展開して描くのが本当に巧みであり、その魅力にとりつかれているファンも多い。

第1話で悠日の「負けてる人生って誰かを勝たせてあげてる人生です、最高じゃないですか」というセリフがあったが、ある出来事を反対側から見ることで別物になることを教えてくれるようなドラマである。まだまだ謎に包まれた本筋が残っているだけに、見続ける必要がありそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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