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『コンジアム』『新感染』など Netflixで観られる夏を涼しむ韓国ホラー映画4選

  • 2022.8.15
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『新感染 ファイナル・エクスプレス』(c)2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.

ゾワっと鳥肌が立つ場面や手に汗を握るヒヤヒヤする展開にいつの間にか息が浅くなり、のめり込んでしまうホラー作品。怖い怖いと言いながら見てしまうのも醍醐味である。とりわけ暑い今年の夏を、韓国産ホラー映画で涼んでみるのはいかがだろうか。

■『ザ・コール』(2018年)
『ザ・コール』は、1999年と2019年の時代に生きる2人の女性が1本の電話で繋がることから物語が始まる。幼い頃に大好きだった父を火事で亡くし、原因を作った母親とは不和が続いていたが、入院したと聞いて実家に帰ってきたソヨン(パク・シネ)。家にある古い固定電話に何度もかけてくるヨンスク(チョン・ジョンソ)と名乗る女性と話すうちに、28歳の同年代で20年前の同じ家に住んでいることが判明。次第に親しくなるが、ヨンスクが“あること”を提案してから二人の運命が大きく変わってしまう。

豹変していくヨンスクの姿が震え上がるほどに怖い。頭の上から爪の先までも演じているのではと思われる凄まじい演技は恐怖が何倍にもなる。映画『バーニング 劇場版』(2018年)に続く2作目の映画出演だとはとても信じがたい。本作でのチョン・ジョンソの怪演ぶりは、第57回百想芸術大賞の映画部門の女性最優秀演技賞を受賞している。ヒロイン役で人気を博してきたパク・シネも新境地となるスリラーに挑戦している。時間軸が次々と変わるスピード感ある後半戦は、二人の戦いについていくだけでも精一杯。どちらに軍配が上がるのか、気の抜けない展開から目が離せない。

■『ドアロック』(2018年)
一人暮らしをする中で、こんな経験はないだろうか。例えば帰宅したらリビングの電気が点いている。消し忘れだとわかっていても、念のため寝室やクローゼットの中を確認してしまう。現実に起こりうる怖さがリアルに映し出されている作品が『ドアロック』だ。

本作は、都会にある古びたマンションに一人暮らしをする女性に、じわじわと迫る恐怖を描いたサスペンス映画。韓国では暗証番号でドアロックの開閉をするオートロック電子錠が主流。鍵を紛失したなどの心配もなく便利なツールだと思われるが、このツールによって事件に巻き込まれ、恐怖のどん底に落とされることになる。主人公のチョ・ギョンミン(コン・ヒョジン)は銀行に務める平凡な会社員。ある朝の出勤前、ドアロックに白い粉のような不審な痕跡を見つける。カバーが上がったままのドアロック、ドアの前に散らかったタバコの吸い殻、その後、本人しか知らない暗証番号が入力され誰かがガチャガチャとドアを強引に開けようとするなど、立て続けに起きる異変に限界を迎え警察に相談するも応じてもらえず……。

ラブコメの女王と呼ばれるコン・ヒョジンの明るさは本作には一切なし。常に不安に襲われているせいか細くなった声は視聴者をより集中させ、荒くなっていく息遣いや怯える表情は息の詰まるような緊張感を演出している。何より怖いものは人間なのだと思い知らされるラストになっている。

■『コンジアム』(2018年)
怪奇現象と聞いただけでもゾッとするが、この恐怖を自ら体験しに行った人はいるだろうか。『コンジアム』は若者たちが実在する世界7大心霊スポットである「コンジアム精神病院」に潜入し、YouTubeでライブ配信をするストーリーで、一味違った新たな恐怖体験ができる。

「コンジアム精神病院」は、402号室の扉を開けると呪われると言われ、訪れた男子高生が行方不明になったり、女子高生が自殺または昏睡状態に陥ったりという噂まである。この402号室の真相を暴くべく、ライブ中継を試みるのはYouTubeチャンネルの「ホラータイムズ」。主宰者がリーダーとなり、一般から参加を募った男女6名それぞれがアクションカメラを身につけ、一緒に潜入しているかのような臨場感が味わえる。パニックになる彼らの先に何があるのか、何が起きたのかわからない状況がさらに恐怖を煽るのだ。

「コンジアム精神病院」は1961年に開業。1979年に患者が謎の集団自殺、病院長が行方不明になり閉鎖して以来、心霊スポットとなった。一番恐ろしいのはこの廃病院が実在しているということ。冒頭の質問は取り消そう、そんな場所に足を踏み入れるものではない。

■『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)
韓国ホラーと言えばソンビものは欠かせない。『新感染 ファイナル・エクスプレス』は韓国で1000万人以上の観客動員数を記録した大ヒット作で、韓国ゾンビブームの火付け役となった作品でもある。

主人公のソ・ソグ(コン・ユ)は娘のソ・スアン(キム・スアン)を別居中の妻のもとへ連れて行くために、ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXに乗車。出発直前にソウル駅周辺で不審な騒ぎが起き、2人の乗った車両にも謎のウィルスに感染したひとりの女が転がり込む。出産間近の妊婦と夫、高校生のカップルなど大勢を乗せて疾走する列車内で、凶暴化した感染者が乗客を次々と襲い始めーー。

冒頭からすでにクライマックスを迎えたようなパニック状態の地獄絵。絶え間なく襲いかかってくるゾンビから逃げるだけでもスリルは満載だ。ゾンビの弱点を突いて突破するシーンは緊張感がありながらも面白い。窮地に立たされた中で試される人間模様の残酷さも描かれているが、父親のソグと妊婦の妻ソンギョン(チョン・ユミ)を持つ夫サンファ(マ・ドンソク)が愛する人を守る姿は、涙なしには乗り越えられないシーンも。始終手に汗握ること間違いなしの大傑作ゾンビ映画をぜひ堪能してほしい。(ヨシン)

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