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緑色の信号を「青信号」と呼ぶのはなぜ?青と表現するのは世界でも日本だけ?

  • 2022.8.14
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信号はといえば「赤・青・黄」の3色ですよね。 「でも、青信号ってどう見ても緑だけどなぁ・・・」と不思議に思ったことはありませんか?

実は信号の色は世界共通なのですが、緑を『青信号』と呼ぶのは日本だけなのです!

では、なぜ日本では緑色の信号のことを青と言うのでしょうか? そんな日常のちょっとした気になることについて見ていきましょう。

信号機の3色の色

 

世界中にある信号機は色が決まっていて、「緑・黄・赤」の3色です。 これは世界共通で決められており、いわゆる国際基準となっています。

しかし、色の呼び方となると日本は違ってくるんですよね!

色は世界共通

信号の識別の色に関しては、「緑・黄・赤」の3色のみとなっています。 これは世界の統一基準として決まっており、ほとんどの国では『道路標識及び信号に関するウィーン条約』に合わせて、緑・黄・赤という色が使われています。

なぜ緑と黄と赤なのかというと、これは人間が色を区別する際に感度が良い組み合わせだからなのだとか。 どれもしっかりと色の区別がしやすく、誤認するのを防ぐのに一役買っている色ということになります。

日本やアメリカではその限りではなく、独自に基準を定めているものの、原則としては緑・黄・赤を使っています。

緑なのに「青」

 

日本の信号では緑色を「青」と呼ぶのが一般的になっていますが、なぜなのでしょうか?

新聞に書かれたから?

日本では1930年に、東京・日比谷に信号機が初めて置かれました。 その際、新聞に「青、黄、赤」と記述されてしまったそうです。 これがそのまま日本中に広まってしまった、という説が有力です。

当時の信号機が本当に青だったのかというとそうではなく、現在と同じ緑色でした。 しかし、当時の新聞にはカラーの写真がなく白黒だったため、そのまま緑の信号が青と表現したことで、その認識が広まってしまったのです。 つまり、間違った新聞記事が原因で緑色の信号を「青」と呼ぶようになってしまったということになりますね。

とはいえ、この記事一つで〜というのは確証が得られていないことから、他にも要因があったのではないか?という意見もあります。

日本独特の色表現

日本には、そもそも緑色のものを「青」と呼ぶ文化があります。 初めて信号機が置かれた時も、実際には緑色の信号だったものの、日本独特の色表現があったために「青」としてしまったのかもしれません。

緑は青の中の色

日本での色の認識は、相当古い時代では4つしかなかったそうです。 その色というのが「白・黒・赤・青」でした。

その認識に則ると、緑は青に含めてしまっていました。 8世紀頃にまとめられた万葉集などにも木々の緑を青と表現する文章があります。 このことから、古くから緑は青の仲間となる色とみなされていたということが分かります。

10世紀頃の古今和歌集では、緑という色の記載が取り入れられるようになっていることから、この期間の間に次第に青と緑を分ける考えが生まれて来たということが想定されます。 特にはっきりと青と緑を分けて考えるようになったのは、平安時代末期~鎌倉時代初期にかけてだといわれています。

信号が初めて日本に設置されたのが1930年なので、それらの時代からかなり後になるのですが、それでも日本人の多くは緑を青と表現する文化が根強く残っていたのです。 今でも植物が生い茂っている様子に対して「青々とした植物」と表現することはおかしなことではない、ということからも根強い文化だということが窺い知れます。

今さら緑とは直せない?

現代では青と緑を区別するだけではなく、他の色もより細分化するようになっています。 しかし、信号の色はどう見ても緑色だから青信号はやめて緑信号と呼ぼう!とはなかなか難しいようよね。 そもそも、法律などにも「青」と明記されているんです。

法律にも青と明記

道路交通法では、色彩も配列も決められています。 そこでは、緑信号ではなく「青信号」と記載されているため、ある意味では国が緑の信号は青だと認めているようなものです。

法律中ですら信号の色は緑ではなく青と明記しているため、これからもずっと緑信号とは呼ばれないでしょうね!

実際に光を青くしたら?

実際に信号の光を緑ではなく青色にすると、逆にかなり違和感があります。 信号はしっかりと色の識別ができてこそ意味を持つので、光を青色にすることも今後はないと思います。

また、実際に青色にしてしまったら、快晴の日に光が紛れて見づらくなります。 そうすると、交通事故が起きる可能性が高くなってしまうので、色自体が変わるということも無いでしょう。

まとめ

日本で「青信号」と呼ぶ緑色の信号ですが、海外ではブルーではなくグリーンと認識されています。 日本でも「いや!緑だろ!」という意見がありますが、これは日本で緑と青を区別していいなかったという古い文化から来ているものとされています。

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