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全長100mに及ぶ超大作《五百羅漢図》。村上隆が14年ぶりに日本で大型個展を開催!

  • 2015.10.19
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村上 隆 《五百羅漢図》(部分) 2012年 アクリル、カンバス、板にマウント 302 x 10,000 cm z人蔵 ©2012 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

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世界にその名を轟かせている現代美術作家のひとり、村上隆が、2015年10月31日(土)より森美術館で日本国内においては14年ぶりとなる大型個展「村上隆の五百羅漢図展」を開催する。村上はその活動において、敗戦後の日本をテーマに、オタクカルチャーやキャラクターと日本美術史をつなぎ合わせ「スーパーフラット」という概念を発明。現代美術界に大きな足跡を刻んだ。村上がキュレーションを手がけ、世界各地で開催された展覧会は「スーパーフラット三部作」と称され、最終章となる「リトルボーイ:爆発するサブカルチャー・アート」展(2005年、ニューヨーク)は、同年、全米批評家連盟によるベスト・キュレーションに輝いた。

日本での開催が2001年以来の大規模個展となる同展では、おそらく世界の絵画史上最大級の作品となる全長100mに及ぶ超大作「五百羅漢図」が初公開。中国の古代思想で東西南北を司る四神(青竜、白虎、朱雀、玄武)の名を冠した4面で構成される同作は、宗教と芸術、人間の死や限界などが表現されている。本制作にかかわったのべ人数は200人以上。日本中の美術大学から学生を集め、短期間で一気に完成させるという難業に取り組んだ。

なお、同展では、村上が《五百羅漢図》を制作する大きなきっかけとなった江戸時代の絵師・長沢芦雪の《方寸五百羅漢図》と、狩野一信が約10年の歳月を費やして描きあげた《五百羅漢図》もあわせて展示。村上隆の《五百羅漢図》と合わせて鑑賞することで、江戸時代の絵師と村上隆の対話を感じることができるものとなっている。そのほか、村上が10年近い歳月をかけて、今なお制作に取り組んでいる《宇宙の産声≫や《欲望の炎―金》(2013年)等の大型彫刻作品から、同展のために制作される「727」や「たんたん坊」といった代表的シリーズの最新作、円相図や金銀の唐獅子図等まで、全作品が日本初公開となる。日本の文化を背景にアートシーンを魅了しつづける“世界のムラカミ”の圧倒的な芸術世界を堪能したい。

村上隆の五百羅漢図展 

開催期間/2015年10月31日(土)~2016年3月6日(日) 

会場/森美術館 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F 

開催時間/10:00~22:00、火~17:00、無休

・11月3日は~22:00

・入館は閉館30分前まで 

料金/一般1600円、学生(高校・大学生)1100円、子ども(4歳~中学生)600円

Tel./03-5777-8600(ハローダイヤル) 

http://www.mori.art.museum/

参照元:VOGUE JAPAN

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