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大人女子こそ食べなきゃ損!旬の「秋刀魚」の知られざるパワー5つ

  • 2015.10.19
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昔から女性の好物として挙げられる“芋・栗・南京(かぼちゃ)”は今でも、食卓に上るおかずとしてだけではなく、この時期限定のスイーツとしても人気を誇っていますね。しかし、美意識の高い女性にとっては糖質過多が気になるところ。

味覚の秋は、他にも秋に旬を迎える食べ物が豊富なので、美味しいだけでなく健康や美容にもにも効果的な食べ物がたくさんあります。せっかく食べるなら、美容効果も考えて食事を選びたいですものです。

そこで今回は食のスペシャリストである筆者が、肌にも脂肪の代謝促進にもいい秋の味覚“秋刀魚”の魅力をご紹介します。

 

■今が旬!秋刀魚の注目パワー成分5つ

(1)DHA

今や常識となった青魚の有効成分“DHA(ドコサヘキサエン酸)”。その効果は脳内での情報を伝達をスムーズにして脳の老化を抑制したり、血管を若々しく保つことは一般的に知られています。血管年齢と腸内年齢が若い人は見た目も若いと言われているので、ここは抑えどころですね。

さらにはアレルギーに対する効果や、目の網膜に含まれる脂肪酸の約40%を占めることから、視力の回復に役立つことが分かっています。

そして注目すべきはストレス社会と言われる中でも仕事だけでなく、家事や子育てとストレスフルな毎日を過ごす女性にとって嬉しい効果が! DHAを日常的に摂ることで、敵意性や暴力性、うつや不眠といったストレス性の症状までが緩和されるということも分かってきました。

(2)EPA

DHA同様に一般的に知られるようになった“EPA(エイコサペンタエン酸)”。EPAにはコレステロールを下げるだけでなく、中性脂肪の代謝促進、それだけではなく通称“痩せホルモン”と呼ばれる“GLP-1”というホルモンの分泌を促進してくれるのです!

またあまり知られてはいませんが、EPAはヒアルロン酸とともに皮膚の角質層を繋ぐ働きも持っているので、乾燥などの肌トラブルの改善効果が期待できるのです。

(3)ビタミンD

ビタミンDは、米国立環境衛生科学研究所・Donna Baird博士の研究結果によると、血液中のビタミンD濃度が十分な女性と、不足している女性とを比較したところ、ビタミンD濃度が十分な女性は子宮筋腫のリスクが32%低かったとのこと。

そしてビタミンDは日光に当たることで、体内で合成されますが、日照時間が短くなる秋口にかけてなんとなく寂しさを感じたり、近年増えつつある“冬季うつ”にもビタミンDの不足が一因であるとされているので、心の安定剤にも摂っておきたい栄養素です。

(4)ビタミンB12

ビタミンB12は“赤いビタミン”とも呼ばれ、赤血球の合成には欠かせないもの。不足すると貧血の原因にもなりかねません。

そして、老化を予防し体を若々しく保つ効果があることで知られている“核酸”細胞の合成を促進してくれるのもこのビタミンB12なのです。

(5)コラーゲン

こちらもあまり知られてはいませんが、秋刀魚にはコラーゲンもタップリ含まれています。美肌効果はもちろん、骨を丈夫にする働きをもつコラーゲン。

塩焼きが美味しい秋刀魚ですが、網で焼くとコラーゲンが落ちてしまうので、煮つけにして汁ごと頂いたり、生姜や昆布とともに炊き込みご飯にして溶け出たコラーゲンも全て頂きたいところです。

 

旬の秋刀魚には、夏のダイエットの気の緩みをカバーしてくれたり、乾燥からお肌を守ってくれたり、何となく感じる切なさまでも解消してくれたりと、この時期に必要な栄養素がタップリ! 調理が面倒な人は缶詰の利用でさらに栄養価を残さず吸収できると言う利点もあります。今夜のおかずにいかがでしょうか。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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