1. トップ
  2. お仕事
  3. アナウンサーから広報へ転身!転職したからこそ見えた新しい世界

アナウンサーから広報へ転身!転職したからこそ見えた新しい世界

  • 2022.8.10
  • 158557 views

美人百花Flowersとして活躍している小田島さんは、地方局アナウンサーを経て、現在はIT企業で広報を担当しています。『防災士』の資格も保有する彼女ですが、アナウンサーという夢を抱いたきっかけとは、そしてなぜ広報という異業種に転職したのか、その理由に迫ります。

取材も台本作りも経験したアナウンサー時代

東日本大震災が起こったのは、私が高校2年生のとき。当時は東京に住んでいましたが、生まれ故郷である東北での災害に心を痛めていると、テレビには刻々と変わる状況を正確に伝えるアナウンサーの姿が。それを見て、「言葉でメッセージを伝えること」の意義を感じ、アナウンサーという仕事に就きたいと思うようになりました。

全国各局のアナウンサー試験を受け、新卒で『テレビ金沢』に入社。そこで情報番組のMCやレポーターを担当しました。ただ単にレポートするだけではなく、自ら企画立案し、アポ取りから取材、台本制作まで幅広い業務を経験。憧れていた報道の番組ではありませんでしたが、さまざまな職業の方と出会えたことで成長できたと思っています。

その後、『福島テレビ』に転職しましたが、1年経った頃から「これから5年、10年先もアナウンサーを続けていけるのだろか」と自分の伸び代に限界を感じるようになってしまって……。「もっと色んな世界を知りたい」という想いもあり、異業種への転職を決意しました。

転職活動は思い立ったが吉日!

転職活動は、アナウンサーの仕事を続けながら行なっていました。転職のことばかり考えているとモヤモヤした気持ちになってしまうので、「転職モードになったら一気に行う」という、心のメリハリを意識して活動。履歴書は朝や夜の空いた時間に制作しましたし、アプリやネットからの応募の場合は提出時間を気にしなくていいので、夜中にまとめて作業したことも多かったです。

転職活動は思い立ったが吉日。まずは転職サイトに登録してみるなど、できる範囲でもいいので、思ったときに行動することが大切だと思います。選考を受けるのは無料ですし、結果が出てから考えるぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。

出典: 美人百花.com

アナウンサーの私がゲーム会社の広報に!?

転職したアナウンサーの先輩に話を聞いたり、ネットを使ってさまざまな職種について調べていくうちに、人とコミュニケーションを取る仕事に就きたいと思うように。そうして見つけたのが、“広報”という仕事です。これまでの現場で培ってきた企画力や取材力、原稿執筆のスキルを活かせるのではないかと思いました。

そんななか、スマホゲームを制作する『株式会社Yostar』を発見。事業内容に興味を持ち応募したところ、あれよあれよという間に内定をいただきました。社外への広報活動はもちろん、イベントの運営を行なったり、自治体や企業とのコラボ企画を担当したりと大忙しの日々。専門職から会社員への転職で不安も多く、初めて挑戦することばかりで戸惑いもありましたが、アナウンサー時代の経験をしっかりと活かすことができ、とてもやりがいを感じています。

新しい知識を得て世界が変わった

広報という仕事に就いてから、これまであまり知らなかった広告の知識やお客様との関わり方を知ることができました。転職していなかったら一生関わることのなかった世界なので、勇気を出して飛び込んで本当によかったと思っています。

今後の目標は会社のブランディングを強化すること。最近はオウンドメディアの運営にメインで携わっており、社員紹介やイベントレポートなどの記事で会社の魅力を発信しています。1人でも多くの人に会社のファンになってもらえたら嬉しいです。また将来的には広報としてスキルアップしながら、大好きなアナウンサーの仕事にも挑戦できたらと思っています。

Profile

株式会社Yostar 広報

小田島愛さん(28歳)

<小田島さんの転職Story>
22歳 株式会社テレビ金沢 入社
25歳 株式会社テレビ金沢 退職
25歳 福島テレビ株式会社 入社
26歳 福島テレビ株式会社 退職
26歳 株式会社Yostar 入社

撮影/園田ゆきみ(PEACE MONKEY)

元記事で読む
の記事をもっとみる