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夫以外の男性に片想い…42歳人妻が「不倫せず幸せになれる」簡単な方法 #254

  • 2022.8.8
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銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、夫以外の名も知らぬ男性に恋をした42歳人妻。ある時を境に会えなくなり切なさを感じる彼女に、佑雪さんは?

お悩み:「名も知らぬ好きな人に、会えなくなりました」

【クラブ佑雪】vol. 254

結婚していますが、好きな人がいます。名前も年齢もわかりません。家の近くの会社の方のようで、うちの家の前に車を停めており、顔を合わせることは1か月に1度くらいあります。1年前にご挨拶され、ゴミ捨てのときにちょっと会話をしました。もしかすると、あの方も私を好きなのかもしれません。いや、好きだった、と言ったほうが合っているかもしれません。

私の帰り時間まで車があったり、車の中にいたり、最初、ゴミ捨てのときに話しかけてくださったのも向こうでした。その方が元気でお仕事されてるだけで、私も頑張ろうとか、きれいでいたいとか、前向きになれるので、それだけでいいと思っているのは正直な部分ではあります。でもときどき、ひとりになると会いたくて、話したくて、仕方なくなります。

今月から私が正社員になり、平日休みがなくなって、ぱったり会えなくなりました。夫や子どもには忙しくなった私を支えてもらっていて、感謝しかありません。ただ、誰かにすべて思いを話して泣ける場所が、ありません。

(うえ 42歳既婚 工務店社員)

「孤独だけど幸せ、は成立します」

友だちができれば、恋人ができれば、結婚ができれば、子どもができれば、「ひとりじゃなくなる」っていうの、あれ、幻想ですからね。

どんな親友、恋人、パートナーにだって、見せるのは自分のほんの一部分じゃないですか。「初めて、素直に全部見せられた人なんです」って、絶対に嘘! 真っ裸になったとしても、それは数年かけて全身レーザー脱毛した後の裸だったりして、素の自分では断じて、ない! 守るべき対象の子どもになんて、当然、弱いから助けて! みたいな自分は見せるわけない。介護されたって、見せたくないくらい、親としての自分しか見せませんから。それぞれに見せてない、見せられない自分があって、その自分をもて余したとき、人は誰しも孤独なんですよ。

前置きが長くなりましたが、だから、「結婚していますが、好きな人がいます」って、なるのは必然なんでしょうね。ご相談者さまの心を守るために。そして、たまたまかもしれませんが、ご相談者さまはご自身の家庭を守りたいから、名前も年齢も知らない方に恋をしているのではないですか? つまり、あえて成就するはずのない形の恋を選んでいる。それなのに、その恋のお相手にすら会えなくなるって、ツラいですよね。

でも、わたくし、思うんです。この世には神さまというか、なんというか、いろんなものを超越した存在があって、それは運命と呼ぶべきものかもしれませんが、とにかく、それらはみんなが幸せになるために存在している。で、今回のお悩みのように、心の支えがなくなってしまったというようなことがあったとしても、それは今、ツラくても、もっと将来を考えたときには、のめり込みすぎる前になくなってしまって、よかったのだって。当事者であるご相談者さまは、そうは思えないかもしれませんが、わたくしはそう思います。

そして、また、きっとご相談者さまは心の支えとなる対象を見つけることでしょう。だから、まあ、そんなわけです。おツラいかもしれませんが、人生、そんなこともあります。というか、そんなことだらけです。でも、いいこともたくさん。ぜひとも、ご自身の人生、存分にご堪能ください。いつまでも、ときめきの対象があるって素敵です!

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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©Eric Audras/Gettyimages

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

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