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「及び」と「並びに」の違いはなに?「または」や「若しくは」との違いも解説!

  • 2022.8.5
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「及び」と「並びに」は同様に、複数のものごとを並べる時に使う言葉です。 同じような使い方をし、「アンド」の意味で用いられます。

しかし、「及び」と「並びに」では並べられた対象の扱いの大きさなどが変わります。 そこでここでは、「及び」と「並びに」の違い、そして同様の使い方をする「または」「若しくは」との違いなどについて見ていきましょう!

「及び」とは

 

まずは、「及び」の意味や用い方について見ていきましょう。

「及び」の意味

及びは、「AとB」といったいくつかの物事を並べる場合に使う言葉です。 ふたつの物事を並べて述べる場合も使いますが、前の物事に後ろの物事を付け足す場合にも使用します。

並べたふたつの物事を同じレベルのものと見なす傾向にあります。

「及び」の用い方

「及び」は、「エアコンの修理及び交換を行う」といった用い方をします。 この場合は、「エアコンの修理」と「交換」いずれも行うということになります。

また、「及び」はその対象が3つ以上になることもあります。 その際は「A,B及びC」といった表現になります。

「並びに」とは

 

次に、「並びに」の言葉の意味や用い方を見ていきましょう。

「並びに」の意味

「並びに」も、「及び」と同様に「AとB」といったいくつかの物事を並べて述べる場合に使います。 しかし、「並びに」を使用する場合は、並べたふたつの物事を別のレベルと見なしている場合が多いです。

「並びに」の用い方

「並びに」は、「今週は社長並びに社員は在宅勤務とする」といった用い方をします。 この場合は「社長」も「社員」もどちらも在宅勤務ということになります。

「または」や「若しくは」の違い

 

「及び」と「並びに」と同じように物事を並び立てる表現に「または」や「若しくは」があります。 この2つの意味の違いも確認していきましょう!

「または」の意味や用い方

「または」は、ふたつ以上の物事のどちらかひとつという意味になります。 「AとB」ではなく、「AかB」という意味です。

「今日の夕食はハンバーグまたはとんかつどちらがいいですか?」という選択を促す際などに用いられることがあります。

「若しくは」の意味や用い方

「若しくは」は、「または」が2~3段階以上にわたる場合に使う言葉です。

一番最初に「または」を用いた場合、その後に「若しくは」を使います。 「AまたはB、若しくはC」といった形になります。

この使い方をする場合、結局「AかBかC」の3つのうちのひとつという事になります。 「AまたはBまたはC」でもよさそうですが、2段階にわけることでより情報を整理しやすく、わかりやすくすることができます。

また、「若しくは」に続くものは、「または」の後ろにある物よりも小さいもの、引っ付いてきている選択肢というニュアンスが込められる事もあります。

まとめ

「及び」は「AとB」など、同じレベルのいくつかの物事を並べる場合に使う言葉です。 「並びに」は、「及び」と同様の言葉ではありますが、「並びに」を使用する場合は、並べたふたつの物事を別のレベルと見なしている場合が多いです。

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