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イ・ジュンギの作品リストが象徴している「二つの顕著な特徴」とは何か

  • 2022.8.2
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韓国ドラマにおいて、イ・ジュンギは独特な立ち位置を持っている。彼は作品づくりにこだわりが強く、「妥協をせず」「全身を極限まで使う演技に没頭し」「精魂尽きるまで演じる」俳優なのである。

そんなイ・ジュンギの主な主演ドラマを列挙したリストを見ていると、二つの特徴的なことに気づく。

まず、イ・ジュンギが『犬とオオカミの時間』以降に主演したドラマのリストを見てみよう。

『犬とオオカミの時間』(2007年)

『一枝梅(イルジメ)』(2008年)

『ヒーロー』(2009年)

『アラン使道伝』(2012年)

『TWO WEEKS』(2013年)

『朝鮮ガンマン』(2014年)

『夜を歩く士(ソンビ)』(2015年)

『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016年)

『クリミナル・マインド:KOREA』(2017年)

『無法弁護士~最高のパートナー』(2018年)

『悪の花』(2020年)

『アゲイン・マイ・ライフ』(2022年)

本当に、そうそうたる作品群が並んでいる。

常に話題作に主演し続けているイ・ジュンギ
イ・ジュンギの真髄

このリストを見ていて驚くのは「2018年までほぼ毎年のように主演作に出ていた」ということだ。わかりやすくいえば、イ・ジュンギは2007年から2018年まで2010年と2011年を除いて毎年主演作があるのだ。

しかも、2010年と2011年は兵役で軍隊にいる間だった。要するに、兵役を除けば毎年主演作を撮っていたというわけだ。

これは、とてつもないキャリアであるに違いない。10年以上にわたって毎年ドラマの主演をしていた俳優というのは、イ・ジュンギ以外にちょっと思い浮かばない。彼は本当にエネルギッシュでタフな俳優だったのだ。しかも、どの作品もレベルが高い。そういう意味で、常に継続して主演作でファンを楽しませるスターなのである。

次の特徴は、キャリアの前半は時代劇がとても多かったということだ。『一枝梅(イルジメ)』『アラン使道伝』『朝鮮ガンマン』『夜を歩く士(ソンビ)』『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』など、面白い時代劇にイ・ジュンギは立て続けに出ていた。

当時の彼は「時代劇が大好きです。現代劇より時代劇が自分に合っていると思います」と語っていた。それほどイ・ジュンギは時代劇に愛着があった。

特に『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』は、ファンが選ぶ時代劇ランキングの上位にかならず入る傑作であり、イ・ジュンギの真髄がよくあらわれた作品だ。

それなのに、最近のイ・ジュンギは時代劇に出ていない。

そろそろ彼の時代劇の主演作を見たいと思っている人も多いことだろう。ぜひイ・ジュンギには再び時代劇に主演してほしい。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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