1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【動画全訳】ウィル・スミスがビンタ騒動を6分に渡り説明&謝罪、心理的な痛みやトラウマを明かす

【動画全訳】ウィル・スミスがビンタ騒動を6分に渡り説明&謝罪、心理的な痛みやトラウマを明かす

  • 2022.7.30
  • 820 views

2022年3月のアカデミー賞授賞式で妻であるジェイダ・ピンケット・スミスに対するジョークに腹を立てて司会者クリス・ロックを生放送中にビンタする騒動を起こしたウィル・スミスが、約3ヵ月ぶりに戻ってきて、6分弱の動画を投稿して謝罪した。

3つの質問に答える形で謝罪&説明

日本時間の7月30日未明に俳優のウィル・スミスが、日本語で「久しぶり」に近い意味にあたる“it's been a minute”というタイトルがつけられた動画をYouTubeやインスタグラムに公開。ウィルが騒動について語るのは、アカデミー賞の翌日にインスタグラムに謝罪文を投稿してからは初。

動画の画面にはまず文章で、「この数カ月間、私は多くのことを考え、個人的な作業に向き合ってきました...。その中で、多くの至極まっとうな質問をいただいたので、お答えしたいと思います」というメッセージが掲載され、その後、ウィルは3つの質問に答えていった。

受賞スピーチでクリス・ロックに謝罪しなかった理由

1つ目の質問は、「なぜ受賞スピーチでクリスに謝罪しなかったのですか?」というもの。ウィルはビンタの後に発表された最優秀主演男優賞を受賞したのだが、その時にアカデミー賞や他のノミネーターに謝罪したもののクリスへの謝罪の言葉はなかった。これについてウィルはこう語った。

「その時点で、頭がぼんやりしていました。すべてがボーッとしていた。私から(その後)クリスに連絡したところ、彼からは、まだ話す準備ができていないからその時がきたら連絡するというメッセージが返ってきました。クリス、あなたに謝ります。私の振る舞いは到底容認できるものではなく、あなたが話したいと思った時にはいつでも私はここにいます。そして、クリスのお母さんに謝りたいです。(クリスの母の)インタビュー(※)を見たのですが…これは私が気づかなかったこと、考えていなかったことのひとつなのですが…あの瞬間にどれだけの人が傷ついたかに気づけていなかった。クリスのお母さんに謝りたいです。

クリスの家族、とくにトニー・ロックに謝りたい。我々は素晴らしい関係にありました。トニー・ロックは私の仲間だったのです。(前のような関係になるのは)おそらく修復不可能なことだと思います。

私はこの3ヶ月間、あの瞬間に起こったことを(頭の中で)再生して、そのニュアンスと複雑さを理解することに時間を費やしました。今この場でそのすべてを説明しませんが、皆さんに言えるのは、私の中に、あの時の振る舞いが正しかったと思う部分はないということです。あの行為が、無礼や侮辱を受けたと思う感情を処理するための最適な方法だと思う部分は私の中に一切ありません」

※クリス・ロックの母は騒動後にET Canadaとのインタビューで「ウィルがクリスをビンタしたとき、彼は私たち全員をビンタしていたようなものです。なかでも、とくに私を。なぜなら、私の子どもを痛めつけられたとき私も痛みを感じるのですから」と語った。

当時のジェイダの存在について

次に、「ジェイダは(クリスのジョークに対して)呆れたという不快な顔をしたあと、あなたに何かするように言いましたか?」と聞かれたウィルは「ノー」と即答すると、約6分の動画で唯一少しだけ笑っているそぶりを見せてこう続けた。

「私は自分自身の経験、さらにクリスとのこれまでの関係をもとに、自分自身で選択したのです。ジェイダは関係ないです。ベイビー、ごめん。子供たちにも、家族にも、私が全員に迷惑をかけてしまったことを謝りたい。ノミネートされた皆さん、私にとってここはコミュニティです。皆さんが投票してくださったからこそ受賞できたのですが、その瞬間を盗み、汚してしまったことは本当に心苦しいです。騒動はクエストラブが受賞する際(※)に起こったわけですが、その時のクエストラブの目が今でも目に浮かびます。『申し訳ない』では本当に済まないことだと思っています」

※ビンタ騒動は長編ドキュメンタリー映画賞の発表直前に起きたため、受賞したクエストラブは完全に話題を持っていかれてしまい、彼を“被害者のひとり”とする声は当時多かった。クエストラブはその後出席したグラミー賞で騒動に触れ、「これは誰かにとっての特別な瞬間ですから。今夜は彼らのための思い出を祝福しましょう」とコメントした。

騒動が自分に与えた心理的、感情的な傷について

最後に、「ビンタ騒動以前にあなたを尊敬していた人たち、あなたには失望したと言っている人たちに対して何と言いますか?」と聞かれたウィル。

「2つあります。まず、人を失望させることこそ私のトラウマの中心です。私は人を失望させることが大嫌いなので、人のイメージや印象に応えられなかったことは、心理的にも感情的にも傷つくことなのです。

私は深く反省していますが、自分を恥じることなく反省しようと頑張っています。私は人間であり、過ちを犯したわけです。その中で、自分がクソな人間だとは思わないようにしています。だから、そういう人たちに言いたいのは、あの出来事に混乱したのはわかります。ショックだったのもわかります。でも、私は光と愛と喜びを世の中に送り出すために、深くコミットしていることを約束します。

もしあなたがもう少し待ってくれるなら、私たちはまた友達になれると約束します」

動画はここで終わり。動画に対しては、俳優のジェイミー・フォックスが「君とクリス・ロックが仲直りするのを見るのが楽しみだ!」とコメントを書き込むなど、セレブやファンからの反応が相次いでいる。(フロントロウ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる