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「フィットネスを通して世の中に思いやりを増やしたい」喜多朝子

  • 2022.7.30
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健康的でアクティブな生活を送るFit Girls。こちらのスナップ企画では、彼女たちのライフスタイルやファッションなどをフューチャーしていく。今回は、喜多朝子さん(@asakostyle)に、今の生活や今後のビジョンについて伺った。

Women's Health

仕事は何をしているの?

「フリーランスで、ヨガインストラクター・フィットネストレーナー・チアリーディングの先生をしています。子どもがいるので、ヨガはオンラインも使いながらレッスンをしています。トレーナーの仕事は”SIXPAD HOME GYM”でやっているので、週に1度原宿のスタジオまでレッスンをしにいったり、トレーニングメニューを開発する仕事もしたりしています。中高大と部活でチアをやっていたので、その経験を活かして子供たちにチアを教えたり、自分の母校でコーチもしています」

子育てと仕事。朝子さんのようにポジティブなママライフを送る秘訣は?

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「2021年の11月に娘を出産して、4月に復帰しました。産後半年で仕事復帰するのは、子どもが生まれる前からずっと、心に決めていたこと。 仕事が好きだし、色々と忙しくしている方が自分のバランスが取りやすいんです。

毎日楽しく過ごすことができているのは、家族をはじめ、仕事場の人や、いろんな人にサポートしてもらっているからというのが大前提だけど、個人のことで言うと、“ヨガをしている”というのは大きいと思います。

会社員時代、メンタルがやられて、病院に通ってた時期がありました。その時にヨガに出合い、救われたのをきっかけにインストラクターになりました。ヨガをすることによって、自分の性格や、考え方の癖も大体掴めるようになるんです。『私は1つのことを集中してやるのは苦手だから、きっと子育てだけだと息が詰まってしまうだろうし、子どもを保育園に預けて、早く仕事に復帰した方がいいな』とか。『子育てって理不尽なことがいっぱい起きるから“なんで”って思うんだけど、でも、それって別に“なんで”って思う必要ないな』とか。客観的に自分を見て落ち着くことができるので、ヨガというツールに私はすごく助けられているなと思います。

『ライフバランスは人それぞれ』、と割り切ることも大事かな。私は今子育てに多くの時間を割いているけれど、仕事に割く人、趣味に割く人、とそれぞれ。子育てを特別視する必要も、される必要もない。 “人生の中の一つのイベント”みたいな感じで捉えて楽しんでいます。今の私のやるべきこと、かつやりたいことは、子育てと仕事と家族の時間と趣味。例えば趣味の時間は、一切子育てのことは考えなくていいように、子どもが完全に寝付いた後にするなど、1個1個のことに集中できるように工夫しています」

朝子さんにとって心の健康を保つために必要なことは?

“人と比べないこと”ですね。これはヨガで学んだことですが、人と比べずに自分の内側と向き合うって本当に大切なことだと思います。そのマインドが生活にいきてると思う瞬間がたくさん。例えば、初めての子育てだし、色々インプットしたいと思って情報収集をするんですね。ネットや本には、『離乳食は〇カ月でここまで進んでいたら理想的です』と書いてある。でも、別に進んでなかったとしても、目の前の子どもが元気だったらよくない? という感じ。

それは体形についても思うこと。そもそも人の体ってオリジナルだから、他人と比べ始めると、それこそ不幸になるじゃないですか。一生その人にはなれないわけだし。インストラクターとして、『健康になるために痩せたい人はこれをやるのがいいですよ』という言い方はするけれど、むやみやたらに一緒に痩せましょう、頑張りましょうという風には、私はしたくないなと思っています。

『こうするべき』『こうあるべき』なんてことは何一つないと思っています。別に例外があってもいいよね、という意識で情報はキャッチしたり、マインドセットができるようになるといいと思います」

将来どのようなビジョンを描いていますか?

私がインストラクターをしている理由は、世の中に思いやりを増やしたいと思っているから。過去に心と体のバランスを崩した経験で分かったことは、“人は余裕がないと人と自分に優しくなれない”ということ。その余裕を生み出すために、世の中に溢れている“have to do”をこなしながらも、ちょっとでも自分の状態を客観的に見つめる時間を作ることが大事だと思っています。 瞑想やランニングなど1日5分でもいいから、自分と自分だけの時間を作ってほしいです。毎日少しでも自分と向き合うことで、発見できる何かがあるはず。『今日はちょっと調子悪いから休み休みやろうかな』とか、逆に『今日は調子がいいから“have to do”をいっぱいやっちゃおう』とか、そういう風に1日の過ごし方が変わったり、セルフコントロールできるようになるはずです。

私は、フィットネスをすることによって、心に余裕ができて、自分と人に優しくなって、思いやりが世の中に増えると信じています。自分をセルフケアできるようになった人って、最終的に“地球に優しく”っていう思考になると思っています。こんなに素晴らしい世界を汚したくない、みたいな。心に余裕ができてくると、他人や、政治、環境問題......etc、自分ではない外側に意識が向くようになってくるのだと身をもって体感しています。そういうマインドの人を一人でも多く増やしたいと思っています。

まだ具体的なビジョンはないけれど、『もっと自分の心と体を大切にしてください』ということを、直接的に伝えられるような場を作っていきたいです。フィットネスだけじゃなくて、子育てとか違うキーワードについても、発信したり、情報交換できるような場を作っていけたら嬉しいです」

今日のファッションのポイントは?

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「『走れる!』かな。最近は私服と仕事着の境目もなくなってきて、『そのままレッスンできます』みたいなスポーティなものばかり。ルルレモンのこのアラインパンツは超ヘビロテしてます。レギンスの素材でできているのでやわらかく、着心地抜群で、もうこればっかり履いてます。片手で履けるナイキのサンダルも、荷物が多くなりがちなママさんたちにおすすめですよ」

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バックの中身を見せて!

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「もうほぼ毎日このバックパックを使ってます。PC、サングラス、水筒、と基本ミニマムですね。子どもと遊ぶシャボン玉と、オンラインレッスン用のスマホスタンドは欠かせません」

メイクポーチの中身は?

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「アスレティアのボディミストが大のお気に入りです。日常で乾燥を感じたとき、レッスン後に汗をかいたときなどシチュエーションを選ばず使えるのが◎。香りもとてもいいんです。サプリを飲むことも欠かせません。このMVPのものは1回分ずつ小分けになっているので携帯にもとても便利です」

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