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大人っぽいキャップコーデ3選!初めてでもすぐにできる、上品なキャップの合わせ方

  • 2022.7.26
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キャップを合わせるだけでいつもの洋服が格上げする

日差しが強くなる季節は帽子をおしゃれに取り入れたい。だけどキャップは子どもっぽくなりそうで抵抗がある……。そんな人たちに向けて「上品で大人っぽいキャップコーデ」を提案してくれたのは、アパレルブランド「RANDEBOO(ランデブー)」のディレクター、SEIKAさんです。

「今回は家のクローゼットにあるスタンダードなアイテムで簡単に真似できそうなコーディネートを3つご紹介します。定番ウェアにキャップを合わせることで、ふだんのスタイルに新しい幅をもたせることができます」

キャップを上品に合わせるコツやアレンジ術、おすすめのヘアスタイルを覚えて、定番アイテムを使ったコーデを今っぽくアップデートしましょう。

定番&チャレンジカラーの2種類持ちが使える!

大人っぽく着こなすためのキャップは、デザインの前に「まず、自分の頭の形に合っているか」が大事だとSEIKAさん。「どんなに心引かれるキャップでも、形が合っていないと着こなすことは難しいかもしれません」

自分に合ったフォルムかどうか試着をしたり自分の頭の形を事前に知っておいたりして、きちんと確認しつつ、まずは色でキャップを選んでみましょう。「ネイビーなどの落ち着いた色はあまり洋服を選ばないので日常使いしやすいですが、明るいグリーンなどは難しくて避けがちですよね。ただ、どの色が良い悪いではなく、日常使いできるものと、手持ちの服に合うかどうかはわからなくても純粋にかわいいと思ったものの2種類どちらも常備しておくとコーデの幅が広がります」

2種類持ち
今回紹介するキャップは3種類。明るめのグリーンのキャップ、上から柄スカーフを巻いてアレンジしたブラックのレザーキャップ、そしてロゴが入ったネイビーキャップです

「ネイビーなどの定番カラーのキャップは、最初にコーディネートを決めてから、最後にキャップを合わせればOKですが、今回でいう明るめのグリーンなど、ふだんのスタイルには合わせづらそうだけどチャレンジしてみたい色や柄物のキャップを合わせるときはその逆の方法がおすすめ。まず、かぶりたいキャップを選び、それを主役に、合わせやすいコーデを考えます」。定番カラーとチャレンジカラーで合わせる手順が違うとのことですが、それぞれのキャップの合わせ方を具体的に見ていきましょう!

緑のキャップをかぶるSEIKAさん
チャンレンジ系の色や柄のついたデザインのものは、「最初に鏡でキャップを合わせてから、コーデを考えてみてください」とSEIKAさん

難易度高めのカラーは、キャップを主役にシンプルなコーデを選ぶ

まずは、SEIKAさんが一目ぼれをして購入したというグリーンキャップ。洋服を選びそうな、鮮やかなカラーですが、キャップを主役にコーディネートを考えるのが品よく決まるコツだそう。「自宅にあるキャップの中では、出番は少ないけど気分が上がるグリーンのキャップです。キャップを目立たせるために洋服はシンプルに。キャップのカラーに目が行くコーデにしました」

難易度高めのカラーコーデ
「グリーンの他にも、ベージュやバーガンディ、総柄ものなども一見難しく感じますが、そういうものはあえてキャップを主役にしたコーデを考えてみてください」

簡単で今っぽいのは、タンクトップ+スウェットのちょっとアクティブに着こなすコーデ。スウェットというと家でよく着るアイテムと思いがちですが、「キャップを合わせて、外出着としてきれいに着るのが新しくてハマっています」とSEIKAさん。

ボーイッシュになりすぎないよう、このスタイルに足したのはゴールドのフープピアス。「大ぶりアクセサリーを合わせて高級感のある印象に仕上げました」

緑のキャップをかぶるSEIKAさん
アクティブなスタイルだから、髪はまとめてスッキリさせるのがおすすめです

定番カラーのネイビーキャップは、ラインがきれいなワンピースを合わせる

2つ目は、定番カラーのネイビーのキャップ。どんな服にも合わせやすいスタンダードなデザインだからこそ、カジュアルな格好に合わせると全体が子どもっぽくなりがち。そこで、きれいめラインのシャツワンピースや、セクシーなニーハイブーツなど「カジュアルではないスタイルに堂々と合わせる」のがSEIKAさんのスタイルです。

ロゴ入りキャップコーデ
「ロゴ入りキャップは無地や細めのストライプ柄などシンプルなアイテムを合わせると、全体がチグハグせずバランスが取れます」

「今回はビッグシャツをワンピースのように合わせましたが、スラックスやスウェットパンツなどを下にはいても大人っぽい雰囲気はキープできます。パンツスタイルには光沢のあるシューズや、ヒールのあるものでカジュアルさを半減させるのがおすすめです」

「また、顔まわりのアクセサリーも、あえてキャップとはトーンの異なる上品なデザインを選びましょう」。そこで活躍するのが、パールのアクセサリー。光沢感のあるパールがやわらかさをプラスして、キャップまわりが上品に仕上がります。

キャップをかぶるときは、ヘアスタイルも重要です。SEIKAさんがネイビーキャップをかぶるときにおすすめするのは“無造作”ヘア。

髪は耳にかけて
髪は耳にかけてすっきり見せるのが野暮ったくならないポイント

「定番カラーのキャップは日頃から使用するので、気張らず簡単におしゃれに見えるストレートヘアにするのがおすすめ。オーバーサイズシャツは品がありつつもラフな印象なので、ヘアもがんばりすぎないスタイルにすると統一感が出ます。ストレートアイロンでクセなどを抑えて、後はキャップをかぶるだけ」

スカーフを使ったキャップアレンジ!ハードレザーキャップを甘辛MIXに

最後に紹介するのは、スカーフを使ったキャップのアレンジ方法。レザーのブラックキャップはそれだけだとハードな印象になりがちですが、スカーフでアレンジするとちょうど良い甘辛な雰囲気に。覚えておくとファッションの幅が広がるアレンジです。

スカーフを使ったキャップのアレンジ方法

スカーフのキャップアレンジ
「このスカーフは6年前に購入したヴィンテージ物。皆さんも自宅にあるスカーフで代用してアレンジしてみてください。いつものキャップが新しい一面を見せてくれますよ」
  1. キャップをかぶる
  2. スカーフを広げ、三角折りにする
  3. かぶっているキャップの前面に2の折り目の部分を合わせ、後ろでまとめる
  4. 後頭部で重なる部分を一つ結びにして完成

アレンジしたキャップを主役にするなら、シンプルなワンピースのコーディネートがちょうどいいそう。「色はキャップと同じ黒でそろえつつ、素材の違うワンピースを合わせると、全体のバランスがよくなります。オールブラックな気分のときもありますが、今回のようなスカーフアレンジでどこかに柄物を取り入れるのもおしゃれですよね」

スカーフアレンジのSEIKAさん
スカーフでキャップをアレンジするだけで、コーディネートが一気に華やかな印象に

「レザーキャップはフェミニンなコーデが苦手という大人女性にもおすすめ」とSEIKAさん。ワンピースを一枚で着ると意外とかわいらしくなりがちですが、「レザーキャップを合わせるだけで、上手に雰囲気を引き締められます」。スニーカーやスウェットのようなマニッシュなアイテムと同じように、キャップひとつでワンピースにクールな印象を足すことができるそう。

スカーフでキャップアレンジ
レザーキャップはそのままかぶればクールな印象に。スカーフでアレンジすると華やかに。ヘアを巻いてかわいくすると少し甘く仕上がります。好みのバランスを探してみましょう

「かっこよく決まりがちなレザーキャップをかぶる場合は、巻き髪をおろして顔まわりが強い印象になるのを避けるのがおすすめです。またスカーフのアレンジが目を引くので、アクセサリーは小柄なものを合わせると上品に仕上がります」

「キャップで新しいスタイルに出合って、その日や明日の楽しみにつなげてほしい」とSEIKAさん。自宅にあるアイテムにキャップを合わせるだけで、新しい着こなしに出合えるかもしれません。今回紹介した合わせ方を意識して、新鮮なキャップコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。

PROFILE
SEIKA

アパレルブランド『RANDEBOO』ディレクター

14歳からモデルをはじめ、2016年の19歳の頃に上京。彼氏でもあるビジネスパートナーと共に株式会社Ainer(エイナー)を設立し、トレンドを押さえたシンプルスタイルを提案するアパレルブランド「RANDEBOO(ランデブー)」とメイクアップブランド「Chérize(シェリゼ)」のディレクターを務める。YouTubeやInstagramでは、リアルコーデやオフシーンなどの日常を配信している。

Instagram:https://www.instagram.com/seika_boo/

YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCY63I8hFytDBV1sUCzU4X5A/featured

CREDIT

構成・取材・文/宮垣歩乃佳(Roaster) 撮影/藤井由依

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