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正しい知識をちょっとでも知りたい!「避妊目的だけじゃないのは知ってるけど…」“低容量ピル”の働き

  • 2022.7.24
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最近では、割と身近になりつつある「低用量ピル」。 欧米では女性トップアスリートの83%がピルを使用しているのだとか。 皆さんはピル(低用量経口避妊薬)についてどんなイメージがありますか? 今回の記事では、ピルに関する知識を深めていきましょう。

〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫 ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。

ピルは避妊目的だけじゃないのに…

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高校生のとき、友人がひどい生理痛に悩まされていました。 彼女は生理自体も重く、生理が来ると立ち上がれないほどの激痛とだるさで、毎月大変そうでした。 産婦人科に行ってピルを処方されたこともあるそうなのですが、高校生が産婦人科にいると、待合室で注がれる好奇と侮蔑の視線が辛いと言っていました。 当時、ピルが生理痛の軽減やコントロールに使われることが「大人たち」に浸透しておらず、いわれのないうわさを立てられることもありました。 避妊以外にも、体調を整えるため、生活を充実させるための手段として、もっとピルが認知されればいいと思っています。 (35歳/主婦)

低用量ピルって何?

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低用量ピルとは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを合成した錠剤です。 副作用をおさえるため、女性ホルモンの量を抑えたものを低用量ピルといいます。 主な働きは「排卵の抑制」「子宮内膜の増殖抑制」など。 また女性ホルモンのバランスをコントロールすることで、PMS緩和や生理不順の改善、経血量の改善やニキビの改善などに役立つ場合もあるそうです。 そのため生理痛がつらい方や経血量が多いと悩む女性が婦人科へ行くと、「低用量ピルを飲みますか?」と医師から処方され服用している方も多いでしょう。 もちろん、正しく服用すれば99、7%の避妊効果も得られる低用量ピル。 それでは、どんな副作用があるのでしょうか?

低用量ピルの副作用って?

低用量ピルの副作用には、軽い吐き気や不正出血、胸のハリやむくみなどがあります。 とくに初めて飲む際は副作用が出やすいと言われており、1~3ヶ月飲み続けることで女性ホルモンのバランスが落ち着いてくるでしょう。 もし元々の症状が悪化したり3ヶ月以上継続しても副作用がおさまらない場合は、早めに婦人科へ相談をしてみてくださいね。

ピルの効果を正しく理解しよう

エピソードのように、避妊目的以外でピルを服用している方も多いかもしれません。 一方で、まだまだピルの正しい知識が浸透していないと感じることもあります。 まずは正しい知識とイメージを、意識的に持つことが重要かもしれません。 しっかり理解した上で、自分に必要かどうか判断してみてください。 (恋愛jp編集部)

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