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バッキンガム宮殿の近衛兵も熱中症の危険!だが「持ってこられた飲み物」に突っ込まずにはいられない…

  • 2022.7.19
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バッキンガム宮殿の近衛兵たちも、暑さ対策をするようになっているよう。しかし水分補給のためには…?(フロントロウ編集部)

バッキンガム宮殿の近衛兵の暑さ対策は?

歴史的暑さの夏は、ここ最近ではもう例年のこととなってしまっているが、まだ暑さ対策を十分に行なっていない人や環境はある。しかし、ついにイギリスのバッキンガム宮殿でもさすがに暑さ対策をするようになったよう。

イギリスは元々はエアコンがいらない地域であり、2008年のミンテルの調査によると、なんと99.5%もの家がエアコンを持っていなかった。米NY Timesによると、2022年となった現在でもエアコンがある家は5%以下だと見られており、暑さ対策のない家が多い。

しかし、イギリスはもはや夏でも涼しい土地ではない。現在、ヨーロッパを強烈な熱波が襲っており、史上最高気温を記録したエリアもある。各地で山火事も発生しており、暑さによる死者も確認されているだけで1,000人以上にのぼる。

そのため、暑さ対策は非常に重要。そんなイギリスで、バッキンガム宮殿の外で立って勤務していた近衛兵たちが水を飲まされている姿が確認された。しかし、表情や姿勢を崩さないストイックな態度で有名な近衛兵たちは、水分補給をする時までストイックだった。

先日確認されたのは、宮殿内を歩く近衛兵2名。別の場所に立っている勤務中の仲間に水を持って行った2人だったが、その手に持っていたのはペットボトル…ではなく、ティーカップ!

姿勢を正し、通常通り直線的な歩き方のまま、トレーにカップを乗せて飲み物を運び、仲間のもとへ届けた2人。水ではなく紅茶の可能性もあるが、その点は不明。イギリスらしいとはいえばイギリスらしいが、飲み物が運ばれた理由は暑さ対策の水分補給だと思われ、多くの人は500ml程度のペットボトルや水筒を持ち運んでいることを考えると、カップ1杯では足りないのではないかと突っ込まずにはいられない。

また、別の場所では、警官かセキュリティと見られる男性にペットボトルから水を飲ませられている近衛兵の姿も確認された。

宮殿の警備にストイックに集中する近衛兵が勤務中に水分補給をする姿が目撃されたことは、これまでにほとんどないため、今回の写真を見てイギリスの暑さを実感した人は多く、これらの写真はインターネット上で大きな話題に。

また、近衛兵が勤務中に暑さが原因と見られて倒れる出来事は何度も発生しており、彼らの労働環境には疑問の声もあがってきた。近衛兵の制服は熊の毛皮を使用した帽子や、長袖のジャケットに長袖のズボンというしっかりとした作りのものであることから、制服のデザイン自体を改良したほうが良いという声もある。

イギリスでは気象庁が、気温が観測史上初となる40度を超える可能性があると警告している。様々な変化が著しい現代では、昔から続いていることをそのままの形で続けていくことは難しいのかもしれない。

(フロントロウ編集部)

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