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夏休みの自由研究、親はどこまで関わる?

  • 2022.7.19
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いつの時代も、子どもたちが夏休みの宿題で頭を悩ませるのが、自由研究だ。学校では教わった通りにやらないと叱られるのに、いきなり「ご自由に」と言われても困る気持ちはよくわかる。自分でテーマを選び、仮説を立て、検証し、まとめる。そんなこと、学校では教えてくれないし、親にだって教える自信なんてない。どこまで関わるべきかも悩むところだ。とはいえ、放っておいたら、子どもはいつまでも取り掛からない。

ここは教え上手な本に頼ろう。「何から手を着けていいか分からない」というお子さんに、まずは「自由研究ってこうやってやればいいんだよ」とやさしく教えてくれるのが、こちら。

『実例でわかる! 自由研究の選び方&まとめ方 1・2・3年生 改訂版』、『実例でわかる! 自由研究の選び方&まとめ方 4・5・6年生 改訂版』(メイツ出版)では、学年別にオススメのテーマやまとめかたをしっかりサポートしてくれる。

理科・社会・国語の教科ごとに、研究の例を紹介しながら、「どのようにテーマを探したらよいのか」「どんなふうに模造紙にまとめればよいか」「どうやってレポートにまとめればよいか」について、お手本やコツを解説している。

さらに、実例の下には、「おうちの方へ」「観察のポイント」「まとめかたのポイント」など、「親子で読んで役立ててほしいヒント」も掲載されている。親がどこまでかかわるべきか、そのさじ加減もわかる。

本シリーズは2008年から愛読者が多く、今回で3回目の改訂になる。今回新たに、パソコンを使ってまとめる方法や、自由研究の中で取材を行う際の質問のしかた、本やインターネット上の文章や写真を使う際の注意点などが加えられた。今の子どもたちの学習環境に合わせてさらに実用的になっている。

紹介するテーマについては「カンタン」「ふつう」「むずかしい」のレベルを設定し、そのテーマが何年生に向いているかを提示している。「カンタン」は実験や観察・調査など子どもだけでもできるもの、「ふつう」は少し時間がかかっても成功しやすいもの、「むずかしい」は時間がかかったり実験や観察・調査がむずかしかったりするものだ。お子さんの学年や意欲に合わせて課題のレベルを選ぶことができる。

ひと夏で、子どもはぐんと成長する。自分で決めたテーマで自由研究をやり遂げれば、自信になるだろう。たとえ上手にまとめることができなくても、子どもの「好き」を発見する機会になれば、上々だ。

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