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コーヒー、ポテチ、豆腐・・・噓か真か!?失敗や偶然から生まれたとされる食品たち10選!

  • 2022.7.16
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この世には「これ生み出した人天才!」と思う美味しい食品があふれていますよね。 しかし、それらは必ずしも意図して生み出されたものではないようです。

今回ご紹介するのは、失敗や偶然から生まれたとされる食品たち。 嘘か真か、食品の意外な誕生エピソードをまとめてご覧ください。

コーヒー

 

世界中の人に親しまれているコーヒーの起源については様々な説があります。 その一つが、エチオピアのヤギ飼いが発見した説。

カルディという名前のヤギ飼いがヤギたちに赤い実を食べさせたところ、興奮状態のように元気になったことに気付きます。 この赤い実というのがコーヒーの果実だったのです。

地元の修道院に報告すると、夜の祈りも眠らずにできる刺激的な秘薬として好まれるように。 その後、焙煎して飲む現在の形となって大衆に広まったと言われています。

ポテトチップス

 

子どもも大人も大好きなポテトチップス。 食べ出したら止まらなくなるこのスナックは、客の苦情にイライラしていたシェフが偶然生み出したもの。

1853年、米ニューヨーク州のレストランでシェフを務めていたジョージ・クラムさんは、フライドポテトをオーダーした客から「厚すぎてねっとりしている」と苦情を言われて何度も作り直す羽目に。 イライラしたクラムさんは、当てつけにじゃがいもを極薄にスライスして長時間揚げることに。

そしたら生まれたのが、サクサクのポテトチップスだった・・・というのです。

コーンフレーク

 

朝食はもちろん、パフェにも使われる人気のコーンフレーク。 生みの親はシリアル食品会社「ケロッグ」の創設者ウィル・キース・ケロッグさん、そしてウィルさんのお兄さんである医学博士のジョン・ハーヴェイ・ケロッグさんです。

1898年、米ミシガン州で穀物を使った栄養価の高いレシピを考案中だった二人は、茹でた小麦を長時間放置して乾燥させてしまうというミスをしてしまいます。 この乾燥した小麦をどうにか使えないか・・・と引き延ばして焼いたところカリカリのフレークを作ることに成功。 その後、原料をとうもろこしに変えて実験を続けた結果、コーンフレークが生まれたのです。

豆腐

 

日本人の食卓でお馴染みの豆腐。 現在ではアジアの国々だけでなく、アメリカやヨーロッパでも健康的な食品として人気と聞きますよね。

そんな豆腐の起源は中国。 大豆を水で挽いた液に他の物質を混入させてしまい、化学反応によって意図せずできたと言われています。

ただし、他にも乳製品の代用として作られたという話など諸説あるようで、真偽のほどは定かではありません。

ブルーチーズ(ロックフォール)

 

香りの強さや独特な味わいが人々を虜にするブルーチーズですが、世界三大ブルーチーズの一つとして知られるフランス産の「ロックフォール」は置き忘れによる産物だと言われています。

その逸話によると、フランス南部のロックフォールという村に住む羊飼いが洞窟に昼食のチーズを置き忘れてしまい、数ヶ月後に同じ洞窟に戻った際にカビの生えたチーズを発見。 食べてみると、美味しいぞ・・・!となったようです。

この逸話が本当かは分かりませんが、この村の洞窟で熟成したものしかロックフォールと名乗ることはできません。

チョコチップクッキー

 

クッキー生地とチョコレート、それぞれの美味しさやテクスチャーの違いが見事にマッチしたこの人気焼き菓子は、アメリカ・マサチューセッツ州で宿屋を経営していたルース・ウェイクフィールドさんによって生み出されたと言われています。

ゲストのためにチョコレートクッキーを作る予定だったウェイクフィールドさんは、粉末のチョコレートが足りなかったためネスレ社のチョコレートバーを砕いて入れることに。 すると焼き上がったクッキーの中にチョコレートの塊が残ってしまったのです。 「失敗した・・・」と思いきや、これがゲストに大好評! チョコチップクッキーの誕生です。

アイスキャンディー

 

暑い季節に手が伸びるアイスキャンディーは、少年のうっかりミスから生まれたようです。 今から100年以上も前の1905年、まだ家庭に冷凍庫が普及していない時代の出来事です。

サンフランシスコに住むフランク・エパーソンという名前の11歳の少年は、粉末ジュースを棒で混ぜたものを屋外に放置してしまったそう。 それが寒さで凍ってできたのが、冷たくて甘いアイスキャンディー。 少年は革命的な発明だと気付き、後に製品として販売。 「ポプシクル」という名前で製品の特許を取得しました。

ナチョス

 

一昔前に比べて日本でも人気が高まっているメキシコ料理。 代表格といえばタコスですが、トルティーヤチップスにひき肉やチーズ、ハラペーニョなどをトッピングしたナチョスも美味しいですよね。

この料理が生まれたのは、メキシコ・コアウイラ州のとあるレストランにアメリカ航空兵の夫人たちがやって来た時のこと。 シェフがどこにも見当たらず、ウェイターのイグナシオ・アナヤ・ガルシアさんがトルティーヤを揚げたものにトッピングをして提供したところ好評だったことから生まれた料理となります。 シェフが持ち場を離れていなければ思いつかなかったかもしれませんね。

ハワイアンピザ

 

ピザとパイナップルという組み合わせのハワイアンピザ。 苦手な人もいますが、酢豚同様にしょっぱさとパイナップルの甘さが絶妙で美味しい一品です。

こちらは名前の通りハワイ発祥かと思いきや、実はカナダのオンタリオ州生まれ。 レストランで働いていたギリシャ系カナダ人のサム・パノプロスさんが、思いつきでピザにハムとパイナップルの缶詰をトッピングしてみたことで生まれたピザです。

ビール

 

大衆的なお酒として親しまれるビールの誕生は大昔で、一説によると紀元前4000年以上前のことだそう。

メソポタミア人がパンを作るために貯蔵していた穀物を湿らせてしまい、空気中の酵母が入り込んで発酵し始めたものを使って飲み物を作ったのが最初と言われています。 紀元前3000年頃の粘土板の遺跡「モニュマン・ブルー」には、その当時のビールの作り方が楔形文字で描かれているんですよ。

誰もが生み出す可能性アリ!?

いかがでしたか?諸説あり真偽のほどが定かでないものもありますが、どれも面白いエピソードですよね。 「失敗は成功のもと」というように失敗から学んで挑戦し続けることが成功へ繋がるケースもありますが、今回のように失敗や偶然によって思わぬ成功を生み出すこともあるので、何が起こるかわかりませんね!

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