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高額請求の原因は結局なに?「海外」でスマホ、携帯を使うとき出国・帰国前に“設定”すること

  • 2022.7.29
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【2022年最新版】スマホの海外利用は高額請求が心配という人も多いはず。金銭的に負担にならない程度に現地で活用したいですね。海外でのスマホの料金や設定についてまとめました。
【2022年最新版】スマホの海外利用は高額請求が心配という人も多いはず。金銭的に負担にならない程度に現地で活用したいですね。海外でのスマホの料金や設定についてまとめました。

スマホの海外利用では料金や設定に注意しよう!

海外でもそのまま使えて便利なスマホ。ただ、高額請求などの話を聞くと、不安になる人もいるのでは? 海外に到着して携帯電話の電源を入れた途端に、携帯会社からメールが届いたりすると、「あれ、 もしかしてもう課金されちゃった!?」なんて、ちょっと焦ってしまいますよね。

しかし当たり前のことですが、設定さえきちんとしておけば、余計な課金をされる心配はありません。海外でスマホを使って課金されるのは、なんらかの通信が発生した場合のみ。時計やカメラなど圏外でも使える機能なら課金されることはありません(※撮った写真のアップデートなど、通信が発生するものは別です)。

ただ1点注意したいのが、スマホの場合、アプリが自動的に通信を行う場合があること。自分からWebサイトを閲覧したりアプリを使ったりした覚えがなくても、課金されることがあるので注意が必要です。そうした事態を防ぐためにもデータ通信に関する設定だけは間違えないようにしましょう。

海外でスマホを使うときの注意点

海外でスマホを使いたいときに、おさえておきたい5つの基本をお伝えします。

通信料を把握する

格安スマホの台頭で国内での通信料は下がっていますが、海外で使うとなると話は別。基本的に日本より通信料が高くなる、かつ通信料は携帯電話会社や国によって違うということを意識しておきましょう。

出国時は「データローミング」をオフにする

高額請求を防ぐために必要なことは、飛行機への搭乗前に必ずスマホの設定で「データローミング」の項目をオフにしておくこと。これによって海外到着時に、自動的に定額サービス以外の事業者に接続されてデータ通信がおこなわれてしまうことを防げます。

現地ではできるだけWi-Fiに接続する

「データローミング」がオフのままでは、渡航先でもWi-Fi環境下でしかインターネット接続ができません。ただ、最近は無料のWi-Fi環境も増えているので、通信料を安く済ませるために「海外では割り切ってWi-Fiのみで過ごす」というのもひとつの手ではあります。

パケット通信と併用する場合も「ホテルにいるときは、ホテルの無料のWi-Fiを使う」などできるだけWi-Fiを使うのが得策。たとえば楽天モバイルは海外のデータ通信が無料なのは2GBまでで超えると追加料金がかかりますし、レンタルのWi-Fiルーターも使いすぎると通信速度が制限されることがあります。

なおMMSは一部の対応機種以外は、Wi-Fi環境だけでは受信できません。

渡航先の電源規格を調べておく

せっかくのスマホが充電切れで使えない……なんてことにならないように、渡航先の電源規格を調べて電源プラグを持参しましょう。最近はUSBの壁コンセントを備えたホテルもありますが、まだ多くありません。電圧はスマホの充電器が100~240V対応ならほとんどの国で使えます。

そもそも渡航先の国や地域でスマホが使えるか調べておく

スマホが海外でもそのまま使えるのは、「国際ローミング」と呼ばれるサービスのおかげ。簡単にいうと、日本の携帯電話会社が現地の事業者と提携していて、そこの設備を利用させてもらえるようにしているわけです。

国際ローミングには「音声通話ローミング」と「データローミング」の2つがあります。「音声通話ローミング」によってできるようになるのが電話(音声通話)とSMS。「データローミング」によってMMSやインターネット接続もできるようになります。

格安スマホや格安SIMの中は、そもそも国際ローミングに対応していなかったり、音声通話とデータのいずれかしかできなかったり、対応機種が限定されていたりすることもあります。渡航先で自分のスマホが使えるかどうかは、出発前に各社のサイトで確認しておきましょう。

海外でのスマホの通信料金を把握しよう

海外でスマホの通信料金がかかるのは、以下の4つの機能を使った場合です。

音声通話(一般的な電話)

自分からかけた発信時も、かかってきた電話に出た着信時も有料です。しかも日本で使うよりかなり割高。たとえばソフトバンクの場合、シンガポールから日本へかけると1分あたり170円~、着信時は1分あたり150円~。

ただし、着信があっても無視して電話に出なければ受信側には課金されません(※料金は海外事業者によって異なります。発信時には相手につながらなくてもかけただけで課金されることがあります)。

携帯メール/SMS

海外でも受信は無料です。送信は有料(1通あたり100円)。電話回線を使っているので、電話が使える状態であれば送受信できます。ちなみに海外に到着してすぐ携帯会社から届く、パケット定額プランに関するお知らせメールはSMSなので受信は無料です。

海外に着くと早速メールが届くことも。写真はソフトバンクの「海外パケットし放題お知らせメール」の一例。SMSなので受信は無料
海外に着くと早速メールが届くことも。写真はソフトバンクの「海外パケットし放題お知らせメール」の一例。SMSなので受信は無料



キャリアメール/MMS

SMSと似ていますが、こちらはデータ通信なので、使える条件は同一ではありません。写真なども送付できるため、サイズに合わせた通信料が発生し、送信・受信ともに有料です。

インターネット接続/データ通信

Webサイトの閲覧、Eメール、Twitter、Facebook、LINEといった通信でかかってくる料金です。Wi-Fi環境がなければ、スマホの「パケット通信」を利用します。このパケット通信は、使った分だけ課金される従量制のプランで利用すると「パケ死」と呼ばれる高額請求を招く可能性大! 必ず定額プランを利用しましょう。

NTTドコモの「海外パケ・ホーダイ」、auの「海外ダブル定額」、ソフトバンクの「海外パケットし放題」はいずれも最大1日あたり2980円です。

なお、料金体系は会社によって違います。楽天モバイルは海外のデータ通信は2GBまでが無料でそれ以上は有料のデータチャージが必要。NTTドコモのahamoは、海外での月間利用可能データ量を20GB(20GBの月間利用可能データ量内)としています。各社の最新情報を事前に確認してください。

高額請求されないための海外での設定方法

(左)「データローミング」をオフ、(右)「モバイルデータ通信」をオフ(写真はソフトバンクiPhone12Pro、iOS15.5の設定画面の例)
(左)「データローミング」をオフ、(右)「モバイルデータ通信」をオフ(写真はソフトバンクiPhone12Pro、iOS15.5の設定画面の例)


いわゆる高額請求の原因となるのは、MMSやインターネット接続を利用するためのデータ通信です。音声通話(電話)は緊急時以外は「かけない」「とらない」を徹底しておけば、とくに課金はされません。SMSも受信するだけならタダです。

高額請求を防ぐためにもっとも大切なことは、飛行機への搭乗前(渡航前)に必ずスマホの設定画面で「データローミング」の項目をオフ(上の左画像)にしておくこと。これにより、海外到着時に自動的に定額サービス以外の事業者に自動的に接続されてデータ通信がおこなわれることを防げます。

基本的にはこれだけでよいのですが、まれにデータローミングをオフにしていても別途通信料が発生することがあるようなので「モバイルデータ通信」もあわせてオフにしておくほうが安心です(上の右画像)。その場合、帰国したときに「モバイルデータ通信」をオンにするのを忘れないようにしましょう。

(左)アプリの自動更新をオフ、(右)iCloudのバックアップをオフ
(左)アプリの自動更新をオフ、(右)iCloudのバックアップをオフ


また、1つ注意したいのが、スマホの場合、アプリが自動的に通信をおこなう場合があること。自分からWebサイトを閲覧したりアプリを使ったりした覚えがなくても、課金されることがあるので注意が必要です。

アプリなどの自動更新はオフ、iCloudやDropboxなどクラウドサービスのバックアップも基本的にはオフにしておくと安心です。帰国後に設定を戻すのを忘れずに。

各キャリアが提供する海外接続アプリを使うと安心(写真はソフトバンクの海外パケットし放題)
各キャリアが提供する海外接続アプリを使うと安心(写真はソフトバンクの海外パケットし放題)


なお、Wi-Fi環境下以外でもインターネットを使いたい場合は、「データローミング」をオンにすることになりますが、必ず各社の海外データ定額サービスを使うこと。海外に到着したら、定額対象の事業者に接続されているかのチェックが必須です。

どこに接続しているのかは各社が提供している専用アプリやホームページなどで確認できます。

なお海外パケット定額プランは1日単位の課金ですが、これは日本時間が基準となっていることが多いので時差も忘れずに考慮してください(例外として、NTTドコモの「パケットパック海外オプション(事前申し込み必要)」、au「世界データ定額」など自分で利用開始時刻を設定できるサービスもあります)。

価格重視なら、格安スマホ・格安SIMの選択肢も

最近は「SIMフリースマホ」や「SIMロック解除した(=SIMフリー化した)端末」を使う人も増えています。

大手キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)の端末も一部の機種をのぞき、SIMロック解除が可能。海外では現地で購入した「格安SIMカード」に差し替えて使うこともできます。最近はデュアルSIM(SIMカードを2枚手差しできる)対応の端末もあります。

文:古屋 江美子(旅行ガイド)

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