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本日未明の「未明」って何時のこと?「夜半」や「深夜」が指す時間帯も解説!

  • 2022.7.10
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ニュースなどで「本日未明に○○市で・・・」といった風に用いられる「未明」という言葉は、夜中を指しています。 具体的には夜の0時~3時を指して未明というようです。

しかし、未明のように夜の時間帯を指し示す表現は他にもあるため、こんがらがってしまいますよね。 そこでここでは、未明をはじめ、夜半や深夜といった言葉があらわす時間帯ついて見ていきましょう!

未明が指す時間帯

 

まずは未明が指す時間帯について詳しく解説します。

気象庁や報道局による「未明」が指す時間帯

未明という言葉は、気象庁や報道で使われることが多い言葉です。 その場合、未明は0時~3時の時間帯を指す言葉として用いられています。

ただし、中には「未明」を夜の遅い時間全体の意味で使われる場合もあります。 その他、0時を過ぎから夜明けまでをあらわす表現として使われることもあります。 夜の0時~3時や深夜帯、夜0時から夜明けまで、と指す時間帯についていくつかバリエーションがあるという事ですね。

辞書的な意味

0時~3時といった意味合いは報道や気象関連での用いられ方です。 辞書的な、つまり本来の日本語としての未明は、朝の3時から日の出前までを指す言葉とされています。

しかしこの時間帯は、気象庁や報道局では「明け方」と表現されることが多いです。 そのため、辞書的な使い方はされないことが多いです。 これが余計に未明という言葉をややこしくしている要因でもあるのかもしれませんね!

時間帯があいまいな夜中を指す言葉

 

未明の他にも、時間帯が明確には分かりにくい、そんな夜中を指す言葉があります。 以下、その中でも特に時間帯が予測しにくいものをいくつかご紹介します。

夜半

夜半は、「やはん」もしくは「よわ」と読む夜中を指す言葉です。 夜半は夜中と同じ意味であり文字通り夜の半ばを指します。

夜半は具体的に何時を指すのかは定められていません。 夜の0時前後を指すこともあれば、21時~3時を指すこともあります。

しかし、かつては気象庁が用いていた用語のひとつではあります。 当時は、夜半を23時半~24時半を指す言葉としていました。 主に日付が変わる時間帯という意味で使われていました。 ところが、日常用語として用いられなくなったという事を背景に、気象庁では使わなくなったそうです。

真夜中や夜更けというのが意味合いとして近しいものがありますね。

深夜

「深夜」は日常で使いますが、では何時頃かというとあいまいなところがありますよね。

まず法律的に見ても、いくつかの違う時間帯を指す言葉として用いられています。 例えば、労働基準法では、深夜を22時~5時と定めています。 また、風俗営業法においては、深夜を0時~6時までの時間としています。 そして、各地方公共団体の青少年保護育成条例では、23時~4時が深夜としている場所がある他、23時~6時としている地域あります。

テレビやラジオなどの放送局などではまた違う時間帯を指すことが多くなっています。 報道関連では、主に23時もしくは24時~5時までを深夜ということが多いとされています。

ちなみに、NHKによる「深夜が何時を指すのか」という調査によると、0時~2時だと答えた人が多かったという結果が出ています。

気象庁による「時に関する用語」

 

気象庁ではそれぞれの時間帯ごとに呼称を定めています。 ここからはそれぞれ曖昧な表現などについても含め、時間帯を表す言葉についてご紹介します。

「夜明け」と「明け方」の違い

「夜明け」と「明け方」、一見同じ時間帯のような気もしますが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。

まず「夜明け」ですが、これは気象庁においては日の出の前に空が薄明るくなる時間帯を指す言葉とされています。 そして「明け方」は、午前3時ごろ~6時ごろまでとされています。

両者の違いは具体的な時間を指すかどうかという点にあります。 夜明けはどちらかというとぼんやりした表現です。 時期によっても夜明けが指す時間帯は変わってきそうです。 それに対し、明け方は朝の3時~6時と決められており、通年で同じ時間帯となります。

昼間を指す「昼頃・昼前・昼過ぎ・日中」

他の時間帯を指す言葉においても「昼頃」「昼前」「昼過ぎ」「日中」など曖昧な表現は多いですよね。

これらに関して気象庁ではそれぞれ以下のように定めています。

・昼頃:正午の前後それぞれ1時間 ・昼前:9時ごろ~12時ごろまで ・昼過ぎ:12時ごろ~15時ごろまで ・日中:日が昇っている間

なお、気象庁では「昼」という言葉を単独で用いることはありません。 昼間を指す言葉はいくつかあるため、曖昧になるのを回避する目的があります。

ただ、辞書的な意味で昼を説明すると、「正午」周辺の時間帯を指す言葉となります。

昼間は、日の出から日没までを指すこともあり、それでは時間帯が広すぎます。 そのため細分化されているのです。

まとめ

未明は主に午前0時~3時を表す言葉となっています。 しかし、辞書的な意味でいうと、午前3時から日の出までとされます。

この違いは、気象庁や報道局といった公的な機関の表現との違いと言えます。

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