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“俺の知り合いと不倫した?”… 幸せな結婚をするはずだった「不倫常習犯の女性の末路」【後編】

  • 2022.7.9
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「結婚願望がなかったから」ということを理由に、20代から30代までの多くの時間を、結婚を視野に入れずに付き合える既婚男性との不倫に費やしたという貴子さん。しかし35歳になり、子どもが欲しいという思いや、結婚願望が生じたのをきっかけに不倫をやめ、婚活を始めます。そこで愛する彼と出会い、結婚を前提とした交際を始めたのですが、ある日を境に彼の表情が曇り、笑顔が減っていったそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、彼女のその後について詳しくご紹介します。

「俺の知り合いと不倫していたの?」と、突然恋人から問い詰められて事態は一変…

彼と過ごすうちに、過去に不倫をしていたことを自分でも忘れ始めていたという貴子さん。しかし、ある日突然浮かない顔をし続けていた恋人から、「あのさ、俺の知り合いと不倫していたの?」と問い詰められる事態に見舞われたそうです。

「いきなり彼から『俺の知り合いが貴子と付き合っていたって言うんだよね。でもソイツ、既婚者なんだよ』と言われ、ビックリしました。彼が『結婚を考えている恋人がいる』とその場にいた人たちに私の写真を見せていたら、その場に私の元不倫相手が居たようで…。

彼から詳しく話を聞いていくうちに、彼の知り合いだという元不倫相手は、ドロ沼状態になり別れた相手だということもわかりました。その元不倫相手との別れ際は、相手の男性の妻から直談判を申し入れられ、取っ組み合いの喧嘩寸前の状態になり、激しい口論になった挙句、私が慰謝料を支払いました。

彼は多くを語りませんでしたが、表情などから察するに、そういう別れ際の話も聞いてきたんだろうなという気がしましたね」

結婚前提の交際は白紙に。最愛の彼が自分のもとを去り…

その話し合いから数日後、貴子さんは結婚前提で交際していた彼から別れを告げられました。

貴子さんは本当は彼と別れたくなかったそうですが、彼の知り合いと不倫をした過去がある以上、どう弁解をしても許してもらえないだろうし、結婚にも進まないだろうと考え、彼のことを諦めたと言います。

「彼は私が初めて“結婚したい”って思った相手だったので、フラれたときには人生が終わったと感じました。けれど、彼の別れの意思も固く、私が何を言ってもダメでしたし、私に対して大きな嫌悪感を抱いているようだったので別れるしかありませんでした。

それからは、私から連絡を入れても完全に無視されているので、復縁の可能性もまったくありません。

過去の不倫の代償がこんなふうに未来の自分にふりかかってくるなんて、当時は考えてもいませんでした。世間は広いって思っていたけれど、やっぱり案外どこかで人はつながっているし、悪いことはできないんだなって改めて思いましたね。

それ以来、また次に好きになった人にも、過去の不倫のせいでフラれるかもしれないと思うと婚活をするのが怖くなってしまって、もう婚活も諦めています。

戻れるなら、不倫ばかりしていたあの頃の自分に『絶対に不倫はするな』と言いたいですね…」

過去に不倫経験があると「すでに関係は終わっているから大丈夫」と思っていても、予想外のところで過去の代償を支払うことになるケースもあります。どんな事情や理由があるにせよ、不倫には決して足を踏み入れるべきではないでしょう。

©Yee Kay Yung / EyeEm/Thomas Northcut/gettyimages

文・並木まき

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