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始めたばかりでまだ不慣れな人を意味する「新米」。その由来に、お米はまさかの関係ない?!「新人」との違いは?

  • 2022.7.7
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特定のことを始めたばかりで、慣れていない人を「新米」と呼ぶことがあります。 ではなぜ、そのような人を「新米」と呼ぶのでしょうか?

ここでは、この「新米」という呼び方について、その意味や由来そして「新人」との違いについて見ていきましょう。

「新米」とは

 

まずは「新米」と呼ばれるのがどのような人なのか見ていきましょう。

「新米」と呼ばれる人

「新米」とは、特定のことを始めてからまだ日数が少ない人のことを言います。 その特定の作業や業務などについて慣れていない人をあらわす際に用いられます。

仕事だけではなく、勉学や芸事など多種多様な場面で使用される言葉です。

ちなみに農作物の「新米」は、その年に新しく収穫されたお米のことを指し、流通されるようになるのは大体9月から10月頃、地域によっては7月から流通することもあります。

お米は関係ないとする説もある「新米」の由来

 

では「新米」とお米は関係あるのでしょうか? ここからは「新米」という呼び方の由来について見ていきましょう。

「新前」からきたとする説

「新米」は、「新前」という言葉から来たとする説があります。 もともと「前」という言葉には、それらしいものやそれらしいことという意味を込めて用いられることがあります。 「男前」や「腕前」などが代表的な用例です。

この用い方として、新しいものやことという意味で「新前」という言葉が生まれ、「しんまえ」の発音が変化したことで「しんまい」となったとされています。 そこに「米」という字が当てられたことで「新米」となった、という説です。

お米からきたとする説もある

「新米」は、「お米」特に「白米」から来たする説もあります。 「白米」は真っ白であり、色が付いていません。 その何色にも染まっていない「白米」と「新人」を掛けて「新米」と呼ぶようになったのだとされています。

「新人」と「新米」の違い

 

では「新米」と「新人」では何か違いがあるのでしょうか。 ここからは一見すると同じ言葉に見える「新米」と「新人」の違いについて見ていきましょう。

「新人」とは

「新人」は、新しくその場に登場した人のことです。 新しく入ってきた人などの総称となるわけです。

職場で見ると、新卒でも中途採用だろうと、そして部署異動でやって来た人であっても、新しくその場に来たという共通点からいずれにも使用される言葉となっています。

「新人」との違い

「新米」は、慣れていないことが前提となる言葉です。 その一方で「新人」は、中途採用や部署異動といった環境や仕事、作業に慣れている人も含まれます。

例えば、職場に新卒の人が入ってきた場合は「新米」とも「新人」とも言うことできます。 しかし、中途の人が入ってきた場合は「新人」とは言いますが、経験者であれば「新米」と呼ばれることはまずありません。

要は慣れているかどうかが「新人」と「新米」の違いになるわけです。

まとめ

「新米」は、特定のことを始めて間もない人のことです。 その作業などに不慣れで日数も経っていない人を指す言葉です。

「新前」という言葉が変化したとも、真っ白な白米の姿から来たともされています。

似たような言葉の「新人」とは別物で、新人はその場に新しくやって来た人のことで作業などに慣れている慣れていないという点は度外視されます。

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