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カゴ、箱、文房具好き必見!暮らしをととのえる道具たち。

  • 2022.7.5
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どうにもこうにもカゴが好き。ついつい箱があると手にとってしまう、という人も多いはず。自宅のワークスペースに、キッチンまわりの収納に、暮らしをととのえるカゴや箱をご紹介。竹から天然素材の紙まで素材もデザインも作家さんも幅広くピックアップ。

ととのえる

ワークスペースを楽しく、ステーショナリーと収納を美しくする箱とカゴを紹介。

1. 永瀬二郎のテープディスペンサー

アルミを用いて、工業的でありながら、手仕事の痕跡を感じさせる家具やテーブルウェア、ステーショナリーなどを作る金属作家が永瀬二郎。U字形に曲げたボディと板状のカッターを組み合わせ、シンプルながら無垢材の持つ肉厚な重量感と鈍く光る素材感を引き出した姿が魅力的。テープディスペンサー B(W18×D4.6×H10.1cm)¥22,000/カーゴ

2. 嘉手納重広の名刺ケース

木工作家、嘉手納重広の名刺ケース。手で削り出された形状は、幾何学的だが丸みを帯びて手なじみがよく、使うたびに艶が出てくる。両端に磁石が埋め込まれているので、スライドするとすっと名刺が取り出せる。通常の厚みを持つ名刺10~15枚ほどを収納できる。ナチュラル、ブラック(W15×D7.5×H3.5cm)各¥11,000/ともにアーキペラゴ

3. ジョージ・ナカシマのペーパーナイフ

日系アメリカ人で、木製家具の名作を数々デザインしたことで知られるジョージ・ナカシマ。彼はデスクオーガナイザーを幾つかデザインしているが、日本でナカシマの家具を作り続ける桜製作所が、ナカシマの展示会に合わせて初めて黒檀を用いてペーパーナイフを製作した。柔らかな持ち手と凜とした佇まいが美しい。(W23.5cm)¥22,000/桜製作所

4. 多鹿治夫鋏製作所のはさみ

兵庫県小野市で四代続く多鹿治夫鋏製作所のはさみ。軽く薄く、切れ味がいい小ぶりなはさみは糸切りや細かい細工が必要な作業に適している。持ちやすい形状に加工した丸棒のハンドルに籐を巻き、肌触りも優しい。黒皮鉄のような落ち着いた黒は、使い込むほどに地金の鈍い鉄色が出る。竹二作B-5籐巻(W15.5cm)¥9,900/アーキペラゴ

ヒガシ竹工所のグリッドシリーズ

千葉県市原市で活動する竹細工作家の東浩章によるカゴ。幅16mm、厚さ2.5mmの竹材を6cm間隔のグリッドで四つ目に編み、真鍮のカシメで部分的に留めて仕上げたカゴは、モダンな印象をもつ。シリーズにはキューブのほか、コンテナ、トレイがあり、それぞれ2サイズを展開。キューブL(W31×D31×H28cm)¥14,300/メトロクス

山崎大造の竹カゴ

竹製品の作り手である山崎大造は、高知県南国市で活動。竹は伐採する季節や月の周期で表情や特性が変わると、自ら山でタイミングを見計らって竹を伐り、青々とした状態で捌き、その性質を生かした形に編み上げる。カゴは年月とともに青から飴色へ深みを増す。四角い竹カゴ 手付(φ32.5~33×H29/35.5cm)¥44,000/アウトバウンド

渡部萌のくるみ樹皮カゴ

山形や岩手の山中でクルミの樹皮やアケビの蔓などの素材を自ら採集し、カゴなどの道具を作る渡部萌。樹皮そのものの魅力を生かし、手で編まれるカゴは力強い魅力がある。このカゴは樹皮の裏側を鉄媒染で黒く染めた。表裏の色の違いや素材のコントラストが楽しめる。(W25×D25×H28cm)¥26,400/アウトバウンド

イフジのリムボックス

イフジは、長野県松本市の工芸ブランド。蓋なしオーバルボックスのリムボックスシリーズは、出し入れの多い生活道具はもちろん、ガラスの容器を入れて植物を飾ったり、プラントボックスにしてもいい。幅広いサイズ展開も魅力。深型大(W30.7× D21.8× H33cm)¥40,000、中(W21×D15×H20cm)¥18,000/ともにイフジ・ザ・ボックステイラー

マルヒロスプレーの三段小重

福井県鯖江市で、越前漆器の吹付塗装を行う丸廣意匠。マルヒロスプレーは、デッドストックの漆器や木地に新たな塗装を施して再生するプロジェクトだ。すべて一点もので、ポップに生まれ変わったアイテムはいずれも愛らしい。目地を強調した料理用重箱は、収納箱にしてもいい。MS_017(W13×D13×H13.2cm)¥28,800/丸廣意匠

ソマの箱膳

岐阜県美濃加茂市で活動する木工家の川合優による、需要の少ない国産針葉樹を積極的に使うサステイナブルなプロジェクト。箱膳は杉の質感をそのまま生かしたミニマムな形状で、杉の香りも楽しめる。膳はもちろん、小さなテーブルに使っても。スモール(W25×D25×H15cm)¥16,500、ラージ(W32×D32×H18cm)¥22,000/ともにソマ

ハタノワタルの箱

ハタノワタルは、京都府綾部市で活動する和紙職人。和紙そのものから、空間、オブジェなどのアート作品を幅広く手がけるハタノが作り続ける箱は、着色した和紙の質感を身近に楽しめるスタンダードな逸品。A4(W32×D23×H4.2cm)¥7,480、A5(W23.3×D16.7×H4.8cm)¥5,280、名刺深(W10×D7×H3.2cm)各¥1,980/以上ギャラリー 一白

スタックコンテナーズのグリップ

紙などの天然素材でコンテナを作る、鹿児島県の川井田健晃による収納道具。厚く丈夫な紙に柿渋を塗布したうえに表面を蝋引きで加工し、使い込むほどに紙の味わいが増していく。サイドや底面にリベットを打ち、ハンドルに布を使う。ヨーロッパのアンティークを思わせる風合い。(W45×D32×H24cm)各¥13,200/ともにスタックコンテナーズ

レイティーの収納ケース

神奈川県横浜市で金属加工を行うレイティーが製作する、金属製の収納ケース。ショップなどのインテリア用に特注家具や什器を製作することが多いメーカーによるオリジナルのプロダクトラインで、インダストリアルな印象が力強い。書類や手紙などを収める机上のアイテムにおすすめ。(W29×D33×H34cm)¥68,200/レイティー

●問い合わせ先:カーゴtel:076-422-5755アーキペラゴtel:079-595-1071桜製作所tel:087-845-2828メトロクスtel:03-5777-5866アウトバウンド https://mendicus.comイフジ・ザ・ボックステイラーtel:03-5246-3345丸廣意匠tel:0778-65-2209ソマhttps://madebysoma.comギャラリー 一白tel:03-6451-0858スタックコンテナーズhttps://stackcontainers.jimdo.comレイティーwww.reyt.co.jp

●手仕事のため、一部製品のサイズはおおよそのものです

*「フィガロジャポン」2022年7月号より抜粋

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