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高すぎない?岩手のホテルで1泊100万円の部屋が絶好調…稼働率70%超!人気の理由は?

  • 2022.7.3
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円安が進んで日本経済の後退が止まらない中、景気がよい話が飛び込んできました。岩手のホテルで1泊100万円の部屋が稼働率70%になっているというのです。

なぜそんなことが起こったのでしょうか?そのホテルはどのようなホテルでしょうか?岩手の超高級ホテルについて探ってみました。

■1泊100万円の部屋稼働率70%超の「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」とは?

「1泊100万円の部屋稼働率70%」のホテルとは、岩手県安比(あっぴ)高原の「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」です。

岩手ホテルアンドリゾートが世界最高級のホテルブランド「インターコンチネンタル® ホテルズ&リゾーツ」と業務提携を結び2021年12月にリブランドオープンしました。

部屋は7タイプ38室、 宿泊料金は1泊7万円から100万円とかなり高めですが、意外にも各部屋の稼働率は高いようです。

特に稼働率が高いのが1泊100万円の部屋。2022年5月の稼働率は70%を超えています。

■「1泊100万円の部屋」は最高級のスイートルーム

1泊100万円なのに稼働率7割超の部屋は、最高級のスイートルーム・「プレジデンシャルスイート」です。

メゾネットタイプの部屋の広さは300平米 以上 。一般的な日本家屋よりずっと広いです。

リビング&ダイニングには四季折々の壮大な風景を楽しめる展望テラスのほか、10人用のダイニングテーブルや大きなコーナーソファーがあります。それに加えて、広いエントランスや専用エレベーター、書斎エリア、瞑想やヨガもできるスペースなどがあり、非常にぜいたくな空間となっています。

■「1泊100万円の部屋」が人気の理由

とはいえ、1泊100万円の宿泊料金は高額すぎますね。にもかかわらず、1ヵ月で70%の稼働率になったのはなぜでしょうか?

その理由として2つのことが考えられます。

●1 「インターコンチネンタル®」には世界中に富裕層のファンが多い

超一流のホテルグループ「インターコンチネンタル®」には世界中にファンがおり、その多くは国内外の富裕層です。そのような富裕層が「ANAインターコンチネンタル安比高原」の予約状況をこまめにチェックしており、100万円の部屋に予約を入れるケースが多いようです。

●2 安比高原に英国の名門私立校「ハロウスクール」の姉妹校が開校する

もう一つの理由として考えられるのが、富裕層の子息が通う英国の名門全寮制スクール・「ハロウスクール」の姉妹校「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」の開校です。

「ハロウスクール」の開校は2022年8月を予定しており、子息をハロウスクールに入れたい富裕層が安比高原を訪れています。その中に、100万円の部屋に泊まる超富裕層が含まれているようです。

「ANAインターコンチネンタル安比高原」は富裕層をターゲットにする戦略を取っており、その戦略が当たって100万円部屋稼働率が70%になっているのではないでしょうか。

■外国人観光客受け入れ再開で「100万円部屋稼働率100%」の可能性も

2022年6月10日より外国人観光客の受け入れが再開 され、円安を追い風に多くの外国人観光客の訪日が予想されます。

また、「ハロウスクール」の開校で世界の富裕層が安比高原に度々宿泊することが予想され、100万円の部屋が100%稼働する可能性も見えてきました。

コロナ禍が収束し、インバウンド需要が復活すれば、後退中の日本経済に明るい兆しが見えてくるかもしれません。

文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。

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