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変幻自在なソ・イングクと演技派オ・ヨンソ 『美男堂の事件手帳』は関係性の変化にも注目

  • 2022.7.2
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『美男堂の事件手帳』(KBS公式サイトより)

「生きづらい世の中だが、がんばれよ! ファイティン!」

演じる役によって変幻自在の俳優ソ・イングク主演の待望の新作ドラマ『美男堂の事件手帳』がNetflixにて6月27日から配信中。早くもNetflixランキング5位(6月30日時点)と好発進だ。

読み解けないことなど何もないという巫者が、謎めいたサービスを提供する店、美男堂。元プロファイラーの男巫、ナム道士こと、ナム・ハンジュン(ソ・イングク)は神のお告げと称し、さまざま依頼を受け顧客から金を受け取っていたが、ある事件がきっかけとなり、執念深い捜査官の目に留まることになり……。

ソ・イングクは『元カレは天才詐欺師 ~38師機動隊~』(以下、『元カレは天才詐欺師 』)で稀代の詐欺師ヤン・ジョンドを演じ、クールでスタイリッシュなのに人情味とお茶目さがある役で、女性のみならず男性の韓ドラファンも唸らせた。『ショッピング王ルイ』では財閥御曹司ルイ役を子犬のような可愛さで演じ、視聴者をメロメロにさせ、『空から降る一億の星』では陰があり危険な男、キム・ムヨンの哀しさに多くの“ムヨンロス”を起こさせた。

ソ・イングクという役者は、1人でも光輝いているが、『元カレは天才詐欺師』や『パイプライン』でも魅せたように、チームを組むとその輝きがより一層華やぐ。コミカルでキュートでかっこいいのだ。本作でも男巫という神のお告げを伝える霊媒師役で、チームのリーダーとして魅力的なナム・ハンジュンを演じている。

ヨンヘ洞にある美男堂は、表向きはカフェだが、知る人ぞ知る、“ヨンヘ洞の奇跡”であるナム道士が神のお告げにより、人々を救っていた。その救済の仕方は、金の力でおのれの悪をごまかして生きている奴らを、神の声と称して、ハンジュンのやり方で裁き、更生させることだった。

ハンジュンの妹で天才ハッカーのヘジュン(ミナ)と、ハンジュンと同じく元刑事でイケメンバリスタでもあるコン・スチョル(クァク・シヤン)と共にチームを組んでいるが、ハンジュンの真の目的は過去に起こったある事件に関係がありそうだ。

ヒロインの刑事役はオ・ヨンソ。視聴率37.3%と大ヒットした『私はチャン・ボリ!』で天真爛漫な主人公を演じ、『このエリアのクレイジーX』では心に傷を抱える難しい役をコミカルに演じ好評を博した。

オ・ヨンソ演じる強力7班長のハン・ジェヒは、“ハン鬼”の呼び名で、この世のものとは思えぬ強さを持ち、人ではなく、鬼ではないかと噂される刑事だ。

ジェヒは、まだ少女の頃に、刑事だったハンジュンに憧れていた。ハンジュンと、ある事件をきっかけに再会したジェヒは、ハンジュンが今は霊媒師として詐欺師のようなことをしていることが気になり、ハンジュンの身辺を調べ始める。

「生きてることに感謝し、法の裁きを受けろ」とは犯人逮捕の時にジェヒが言った言葉だが、ハンジュンも「生きづらい世の中だが、がんばれよ! ファイティン!」と客に言う。「生きること」に言質を取るようにも、励ましにも聞こえる、ジェヒとハンジュンの言葉。2人がどんな思いでその言葉を言っているのかが今後わかってくるような、過去に絡む一人の人物が、第2話で明かされた。今後、その人物と背後にある事件が2人を結びつけ、さまざまな事件を解決しながら、1本の太い糸のように大きな闇へと至るストーリーが展開していくのではないだろうか。

ハンジュンもジェヒもおそらくとある事件を機に変わったのだということが1話、2話でわかる。今後、3話4話と進む中で、この事件の姿が現れてくるのであろう。軸のストーリーは、事件解決ものだが、ハンジュンの明るいキャラクターや、警察署長役のチョン・ウンピョも『太陽を抱く月』や『運命のように君を愛してる』で見せた持ち前のコミカルな演技を発揮し、ドラマ自体がコメディ寄りになっている。ハンジュンとジェヒの過去のシーンでは、初々しいジェヒと、一点の曇りもない笑顔を見せ、自らの職務に誇りを持っているハンジュンのシーンがとても良い。可愛らしいジェヒと天真爛漫な笑顔を見せるオッパ感万歳のハンジュンに頬が緩む。1、2話では2人の間に笑顔はなかったが、今後の関係性の変化に注目していきたい。(にこ)

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