1. トップ
  2. おでかけ
  3. 映像作家・柿本ケンサクさんが『ブルータス』のために撮り下ろした「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」

映像作家・柿本ケンサクさんが『ブルータス』のために撮り下ろした「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」

  • 2022.6.30
  • 431 views
ブルータス ブライアンイーノ モトーラ世理奈

特集「夏のカルチャー計画」では、この夏開催されるさまざまなカルチャーイベントを紹介しています。巻頭は、イギリスのアーティスト、ブライアン・イーノによる音と光のインスタレーション「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」です。京都駅近くの古い建築が一棟丸ごとブライアン・イーノワールドに。

本誌では、作曲家の原摩利彦さんがその見どころを解説してくださっています。加えて『BRUTUS』は今回、映像作家の柿本ケンサクさんと、イーノの音と光の世界を動画で撮り下ろしました。

「《77 Million Paintings》では、シンギングボウルを聞いたときのような、心が沈静化されていく感覚がありました。《Light Boxes》は、ライトの色の変化が、人の“声色”や“顔色”など常に“色”を意識している我々のコミュニケーションを象徴しているように感じましたし、《Face to Face》は、多様性についてのメッセージだと受け取りました。《The Ship》は、一転、暗闇となり、ヴィジュアルの表現はありません。

すべてを見終え、日常に戻るときに、白昼夢のように感じる。その印象を、映像で表現しました。モトーラ世理奈さんには、目を開けてヴィジュアルを、目を閉じて音楽を感じ取り全身で表現する、視聴者とイーノの作品の橋渡し役を演じてもらいました」(柿本さん)

ブライアン・イーノの音と光の館、あなたはどう感じるでしょうか?その世界の一端を、お出かけ前にご覧ください。

ブライアンイーノ 《77 Million Paintings》
《77 Million Paintings》は、メディテーションルームのよう。
ブライアンイーノ モトーラ世理奈
《Face to Face》には、イーノ本人も出現する瞬間も。

Information

BRIAN ENO AMBIENT KYOTO

開催場所:京都中央信用金庫 旧厚生センター

住所:京都府京都市下京区中居町七条通烏丸西入ル113
会期:6月3日〜8月21日

開館時間:11時〜21時(入場〜20時30分)
休館日:無休
入場料:2,000円(土・日・祝 2,200円)*事前日時指定券をオンライン販売
公式HP:https://ambientkyoto.com/

築90年の建物を使い全4作品を公開。展示室以外にも日本初公開音源「The Lighthouse」が流れる。

元記事で読む
の記事をもっとみる