1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 捨てるだけでストレス軽減!? 整理収納のプロ実践「溜めがちなモノの片付け方」3選

捨てるだけでストレス軽減!? 整理収納のプロ実践「溜めがちなモノの片付け方」3選

  • 2022.6.29
  • 15726 views

モノが多くて、なかなか片付けが進まないことはありませんか? そんなときは、収納グッズを頼る前に、まずは家の中に不要なモノがないか見直してみましょう。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、不要なモノを見分ける3つのポイントをご紹介します。整理方法もあわせてお伝えするので、一緒に実践してみてください。

1.無料でもらうけど使う機会が少ないモノ

例えばこのようなアイテムが家の中で散らかっているなんてことはありませんか?

・ケーキと一緒にもらう保冷剤
・大小さまざまな紙袋
・洋服を買ったときについてくるボタン
・シャンプーや化粧品のサンプル
・クリアファイルやメモ帳など、粗品としてもらったモノ

タダで貰ったけれど、実際にはほとんど使い道がない上に、上手に管理ができずに困ることも多いはず。自分で選び、買ってきたものではないと、すぐに使いたい気持ちになれず、なんとなく溜めていくだけになってしまうことも多いかもしれません。

これらは、取っておく種類や数、収納スペースを決めておくことがおすすめです。

筆者の場合、保冷材は、冷凍庫の収納ケースに入る分だけ取っておくと決めています。サンプルや粗品も、もらったものをすべて取っておくのではなく、2~3つ分だけと数を決めてすぐに使うようにすると、溜めすぎずに上手に使いきれますよ。

また、それぞれのアイテムについて、活用法を考えておくのもいいでしょう。

筆者宅では、紙袋を雑誌の資源回収時に使っています。小さすぎたり大きすぎたりする紙袋は資源回収には使いにくいので、もらった場合はすぐに捨てるか、そもそももらわないと決めています。筆者の場合、幅30cm前後の紙袋に限って溜めているので、無駄に紙袋が増えることもありません。

2.傷んているけどまだ使えそうだと思うモノ

傷んだり壊れたりしていても、まだ使えるかもと思って収納スペースの奥の方にしまっているモノはありませんか? 取っておいているものの、実際はなかなか手が伸びないこともあるかもしれません。例えば以下のようなモノが当てはまるでしょう。

・少し欠けた食器
・焦げ跡など傷があるキッチンツール
・ほつれたりくたびれているタオル
・サイズアウトしたけどまだ着られそうな子ども服
・変色したアクセサリー

それらを手入れをしてでもさらに使い続けたいかを、もう一度考えてみることが大切です。

欠けてしまった食器は耐久性がかなり低くなっていることもあり、欠けた部分からひび割れが入ったり急に割れたりする可能性も。まだ着れそうだと取っておいた子ども服も、時間が経つとシミやヨレ、ニオイが気になることもあるでしょう。

傷んでいる箇所を修理したりお手入れをしたりして使い続けることが手間と感じてしまうものは、消費期限がきたと考えて、潔く手放してみることをおすすめします。

3.いつのか分からないけどなんとなく取っているモノ

いつから持っているか分からないと思うモノは、もう手放してもいい時期と考えてみるのもよいでしょう。今の暮らしでは使わないモノを大切に取っておくよりも、今必要なモノを使いやすく整理することを心掛けると、収納スペースを有効活用できたりモノの管理が楽になったりします。

・昔もらった処方薬
・使いかけの化粧品
・すでにない家具、家電の説明書やリモコン、充電コード
・家電や靴、おもちゃなどの空き箱
・かわいい空き缶や空き瓶、ラッピンググッズ

特に、直接肌につける化粧品は、いったん開封すると劣化が進んでしまうことも。まだ使えそうと思っていても、中身が分離したり変色したりしている場合は、肌に悪い影響を与えてしまうかもしれません。他にも処方薬や説明書など、なんとなく長期保存し続けているモノは、勇気をもって処分してみましょう。

「何かのときに役立つかも」「まだ使えそうなので捨てるのはもったいない」と、モノを大切にしたい気持ちがあっても、管理や所有が負担になれば、片付けが上手に進まず常に小さなストレスを感じることも。

片付けの基本は、必要なモノと不要なモノを分けることです。必要なモノを使いやすくするためにも、溜めすぎている不要なモノは定期的に見直してみてください。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

文/のぞみ

元記事で読む
の記事をもっとみる