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その恋愛関係、一方通行になってない?専門家が教える15の見分け方

  • 2022.6.29
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想いが一方通行の関係を経験したことはあるだろうか。 特に、大人の恋愛の世界では色々とある。

2人の人間が一緒にいれば、それぞれに願望や期待、境界線があるもの。問題は、そのいずれかが合わなかったり、明確に定義されていないと、カオスな状況に陥ってしまうということ。

この記事で、PCの画面越しにその関係を修復させることはできないが、一方的な関係によくある兆候を見極める方法をお伝えすることができる。加えて、あなたがそんな関係から抜け出す方法を見つけるお手伝いも。

その方法は、2人の関係をバランスの取れた場所に導くかもしれないし、あるいは別々の道に進むことになるかもしれないが、いずれにせよ、あなたが本当に大切なものを失うことはないはず。

1.いつも自分から提案をしているような気がする

付き合い始めて、2人で会うためにいつもあなたから機会を作っていたとする。単に相手が予定を立てることが苦手なだけかもしれないが、実は相手があなたと会うことに興味を持っていない可能性もある。相手がどちらに当てはまるかは、冷静に判断しなければならない。

2. 疲れている

一方的な関係はあなたを疲弊させてしまう。心理学者であり、ポッドキャスト『The Love Psychologist』のホストを務めるポレット・シャーマン博士は「与えても返ってこないために疲れてしまうことがあります」と述べている。人間関係を育むことは簡単なことではないが、そのために肉体的にも精神的にも疲弊させる必要はなく、むしろ活力が湧いてくるべきなのだ。

3.付き合う、彼氏、彼女などの言葉を使うことに神経質になる

あなたが心の中でパートナーを家族や友人に紹介したい、もしくは交際を公にしたいと思っていても、相手を気遣って遠慮してしまうなら、その気持ちに耳を傾けてほしい。それは、あなたの方が相手を思う気持ちが強く、2人の関係のために尽くしていることをあなたの直感が感じているからなのかもしれない。

4. 自分の価値を二の次にしてしまう

2人の関係がうまくいくように、また、パートナーに自分のことを見てもらうために努力しているにもかかわらずそれが報われないと、自尊心を傷つけられたように感じることがあるとしたら…….。シャーマン博士はこれを次のように説明。これは、あなたの価値や愛される能力に問題があるわけではない。パートナーがその言動を選んで、あなたにそう感じさせているのだ。

5. 親密さのレベルを相手に合わせる

付き合い始めると、相手の心の壁が見えてくることがあるかもしれない。

もしかしたら、相手は昔の恋人に浮気された経験があったり、両親の離婚で傷ついていたり、直前の恋愛を乗り越えられずにいるのかもしれない。いずれにせよ、相手が個人的な問題を話してくれると、あなたはその情報を親密さの一種として消化させてしまうかもしれないが、それはストップ。

よくあるのは、あなたが相手の心の壁に順応して居心地の良さを手に入れること。しかし、それは実は一方的な関係。なぜなら、気遣ってもらっている相手はあなたを失うことを心配していないが、あなたは自分の対応次第では大切な人を失うかもしれないと不安に思っているはずだから。それは良い関係ではない。

6. ”ラブマップ”を作っていない

結婚や離婚の研究の第一人者である心理学者ジョン・ゴットマン博士が考える「ラブマップ」。ラブマップとは、大切な人の内面(希望、夢、欲望、恐怖、不安、経験、思い出など、その人を作っているすべてのもの)をどれほど知っているかを図るもの。(地理的地図と同様に、相手の情報を集めれば、必然的に相手を理解しやすくなる。つまり、相手を理解したければ、情報を集めるはず=詳しいラブマップを作るはず)

あなたの心のチェス盤は、時間の経過とともにいくつかの駒が展開しているはず。それなら、パートナーはそれを知ろうとする努力を続けるべきなのだ。相手が知ろうとしていないのは、まさに一方通行な関係の証。

7. 自分とは関係のないところでは、あなたの人生に興味を示さない

当たり前のサインのようで、実はなかなか気づきにくいこの問題。たとえば、パートナーが新しい職場の初日を迎えたら、あなたは特別な夕食を作り、お祝いのシャンパンを買ってくる。一方で、あなたが大切な日を迎えても、相手は「どうだった?」と聞いてくるだけだとしたら……。

もちろん、あなたがしたことと全く同じことを返してもらう必要はない。しかし、2人の気持ちが通じているなら、相手も思いを形にしてくれてもいいはず。新しいオフィスまで迎えに来てくれたり、帰宅したらお花を用意していてくれたり。もう少し、あなたの生活に深く関わろうと、その態度を示すことはできるのではないだろうか。

8. 常に相手に合わせて自分の予定を調整する

相手の予定に合わせて行動する頻度が多くはないだろうか。いつ、どこで、何をするのか、パートナーは自分の都合に合わせて予定を決めるのに、あなたがそうしようとすると譲ってくれないのは、一方的な関係を示している。

9. 予定のキャンセルが多い

たとえば、日曜日の午後に一緒に映画を観る約束をしていたとして、当日の朝、相手から「少し疲れているから予定を変更してほしい」という内容のメールが送られてきたら……。過去にも似たようなことはなかっただろうか。

それ自体は悪いことではない。ただ、もし逆の立場で、あなたが本当にその人のことが好きなら、あなたは少しくらい疲れていても映画館の椅子に座っていられるはず。相手がささいなことであなたとの約束をすっぽかすようなことがあれば、あなたの想いだけが強い関係になっているかもしれない。

10. 仕事を理由に距離を置かれる

キャリア志向でやる気のある人は魅力的。しかし、相手はそれを利用しているかも。もし、相手が仕事を理由に決定的な計画を立てないようにしていたり、ドタキャンを正当化しているなら、仕事を松葉杖のように使っている可能性がある。パートナーは自由な時間に、あなたと一緒に過ごそうとしているだろうか? もしそうでないなら、これも一方通行の状況。

11. 会話のきっかけはいつもあなたから

もちろん、誰もがメールやお喋りが得意なわけではない。ただし、もし相手の反応に明らかな変化があったり、対面で話すことを避けようとしている様子があれば、あなたは不利な立場に立たされているかも。

12. あなただけが頑張っている

謝るようなことは何もしていないのにいつもあなたが謝っていたり、あなたばかりが問題を解決しようとしているのは、関係が上手くいっていないサイン。

13. 相手から将来の話をされることはない

ほとんどの恋愛のゴールは、将来も相手の側にいることではないだろうか。もしあなたがそう考えているのなら、いずれは結婚式の計画だったり、2人のこれからの関係をはっきりさせるような会話をすることになるはず。

もし、相手があなたとの将来の話を避けているとしたら。それは、将来を見通すことができないからだけでなく、言葉で説明する準備ができていないからかもしれない。それは全く問題ない。

しかし、相手がそのような状況の中であなたは将来について話したいと強く思っているのなら、少なくとも現時点では一方通行の関係と言える。

14. 優先順位が違う

将来の話をすることで2人の関係のバランスが崩れてしまうこともあるように、金銭面や自由な時間、お互いへの感謝の示し方など、優先順位の違いもバランスを崩すきっかけになり得るとシャーマン博士。

一方的な関係だと、あなたが相手の大事な会食用の服選びを手伝っても、相手からは同様のサポートを得られていないと感じたり、あなたは相手の誕生日プレゼント選びに時間をかけているのに、相手はあなたの誕生日が近づいてきても友人と予定を合わせているかもしれない。これは、ギブ&テイクのバランスが完全に崩れてしまっている状態。

15. 相手のために、あなたが自分に言い訳をしている

ちょっとしたことであなたが失望しているとき、ふと相手が優しさを示してくれるといつものもやもやを忘れて明日はきっと変わると信じてしまうかもしれない。けれど、それがパターン化してしまったら? あなたが見ないようにしている危険信号に注意してください、とシャーマン博士。もし、あなたが相手の行動に目をつぶって言い訳を続けているのなら、今こそ、その関係を見極める時。

一方通行な関係になってしまった時の対処法

上記の項目に当てはまるものがあったら。そして、大切なことに気づけたら、ここからは修復していく時間。

まず最初にすることは、客観的に問題を判断すること。

例:この人は私にあまり興味がなさそう。むしろ、明らかに私に合わないこの人に夢中になるなんて、私がどうかしていた。

そして、あなたの観察結果に基づいて、非難はせずに、率直な会話を始めよう。

「気づいたら、いつも私から提案している。考えてみたけど、あなたに会いたい気持ちが強いからなのか、あなたが私からの提案に感謝してくれる人だからなのか」。このように問いかけることで、相手の行動の理由を知ることができる。また、相手も自分が攻撃されているわけではないと感じられたら、本当のことを話してくれる可能性が高くなるはず。

もし、相手の答えが「あなたにデートの計画を立ててもらえると、本当に楽で心地良いから」というものだったら、次のように返答。「それが聞けてよかった!私が誘う時にもっと安心させてくれると嬉しい。そしたら、私たちは同じ考えだって思えるから」。しかし、もし相手の答えがあなたが心配していた通りのものなら、つまり、あなたと同じ気持ちではないことを示すものだったら、その思いでも十分かどうかを決めるのはあなた。

もし、相手があなたと真剣かつ長期的な関係を築くことに関心がないとしても、必ずしも相手が悪い人なわけではないし、あなた自身のことも責めないでほしい。たとえ望まない答えだとしても、「答えが無い」よりもいいはず。

そして、あなたが望むよりも低いレベルで妥協しないために、自分自身を大切にすることも忘れずに。

一歩踏み出すことを相手に強いることはできないが、あなたが一歩下がる決断をすることはできる。これはあなたの選択であり、あなたがパートナーとどれほど強い絆を感じていたかにもよるが、結局のところ、一方通行な関係では、安心感を得られない。

これからどうするかを決めるのは、あなただ。

Photos: Getty Images Translation: Ai Ono

From Women's Health

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