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夏の寝つきの悪さ、蒸し暑さによるイライラ…改善のカギは“第二の脳=腸”!

  • 2022.6.28
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慌ただしい日常生活の中で、気づけばストレスが溜まることがありますよね。イライラや食べ過ぎ、寝つきの悪さといった不調となって現れることも。

それは「第二の脳」の不調が原因かもしれません。「第二の脳」とは「腸」の別名です。今回は、腸の健康状態とメンタル面との関係をご紹介します。

メンタル面などの「ココロの健康」の改善のカギは「腸」

腸は脳からの指令がなくても、自身で判断して活動している為「第二の脳」と呼ばれています

例えば、緊張する場面になるとお腹が痛くなるように、ストレスや不安が腸にダメージを与えたりとお互いに影響をしあっています。

実際に、乳酸菌を摂取し腸内環境が改善したことで、「抑うつ(気分が落ち込んでいる状態)」の症状が軽くなったという研究も多数出るようにプラスにもマイナスにも影響しています。

この関係は「腸脳相関」と呼ばれ、メンタル面など「ココロの健康」の改善のカギは「腸」が握っています。

慢性的な不調は「腸」の腸内細菌のバランスが乱れていることが原因かもしれません。まずは菌をコントロールすることからはじめてみましょう!

「腸」とメンタル面および睡眠の関係

【腸を整えるとメンタル面も整う仕組み】
実はリラックス効果をもたらしてくれる「GABA」や「セロトニン」という2つの神経伝達物質がメンタルを整えるカギを握っています

この2つを効率良く作りだすことで、イライラを抑えられ、精神的に安定した日々を送ることにります。

「腸」をより良い「環境」へと整えることで心のバランスを左右する、2つの「神経伝達物質」の数を増やす効果が期待できます。

■1.GABA
乳酸菌により「腸」にあるGABA受容体が刺激を受け、脳内での「GABA」の生産を促す
■2.セロトニン
腸内に住むビフィズス菌が生産に関与、全体の約90%が腸で作られている

【睡眠の質と腸のかかわり】
「メラトニン」というホルモンの量によって睡眠の質は決まります。夜になると自然と「眠気」がやってくるのは、このホルモンの働きです。

そのため、メラトニンをたくさん作ることが重要になってきます。

「メラトニン」を増やす方法
■1.発酵食品や食物繊維で腸内細菌を整える
■2.トリプトファンの摂取源となるたんぱく質を摂る菌ケア的には魚や大豆がオススメ
■3.日中は十分な日光を浴びて、夜はなるべく照明を落として過ごす

菌ケアについて教えてくれたのは…菌ケア専門家・下川 穣さん

1985年4月1日生まれ、福岡県北九州市小倉出身。岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。33年のクリニック経営を中心に、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導を行っている。医療法人の理事長を務めていた時代に、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌ケアによる根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。現在、代表取締役を務める。

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