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いつかは避けられない実家の片付け、今から親と話しておくこと

  • 2022.6.25
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(この記事では、ママによる体験談をお届けします)最近、親戚が集まると必ず話題になるのが、いわゆる「終活」について。 まあ私も含め、いろいろと考えておかなければならないことが出てくる年代になったということもあります。 30代ころまでは考えたこともなかった、親の今後。 本人たちも考えていることはあるようですが、残される私たち世代も後回しにせず考えておきたいと ころではあります。 そんな折も折、私の妹が「実家の片付け」をどうするかということを親に話し始めたのです。 今回は、親の家の片付けを考えてみようと思います。 ※本記事は、個人の感想に基づいたものです。

家を出たらもう自分の家ではない

親の家、つまり私や妹からすると実家ということ。子どもたちは独立して今は夫婦2人暮らし。家を出た身としては実家と言えども強くは言えないこと、多々あります。自分が育った家だけど、もはや自分の家というわけではない。だから、勝手に片付けけたり捨てたりすることはできないのです。

妹もいざという時がきたとき、片付けをどうしようかと思っていたようです。いらぬ口出しは、もめ事の原因になりますしね。縁起でもないけれど、親のどちらかが先に亡くなって、まずその時に片付けが1度あるわけです。そしてまた、その後も。何回あるにしても持ち物が少なければ、子どもである私たちも片付けが楽なんですね。だから、できるだけ生前に片付けをしておいてほしいというのが、妹の考え。

でも、世代的にそういう話をすると嫌がるのでなかなか今までは話を切り出すこともできないようでした。自分の家ではなくなったので、片付けろとは簡単には言えない。ましてや、勝手に片付けるのはいくら親でも、いい気持ちはしないですよね。この点は、子ども側が自覚しておいた方がいい部分です。

片付けを進めるには、親の機嫌を損ねないほうが当然スムーズです。その意味でもわきまえておきたいところですね。

親の機嫌を損ねないための3ポイント

親子ってついついわかってくれるだろうと思って、話し方も無遠慮になりがちではないでしょうか?そんなことで、しなくてもいいケンカになっては、片付けも何もあったものじゃありません。そうならないように、親の家をスムーズに片付けるためのポイントがありますので、ご紹介します。

1.親の健康と安全のためと理解してもらう

単に物を片付けよう捨てようと言っても、親にも親の気持ちがあります。

そこを納得してもらうために、

  • 片付いてないと足元が危ない
  • 災害時に危険
  • 掃除がしにくいと、ホコリやカビで体調を崩すかも

など、安全や健康が心配だと言ってみる。実際、片付いていない家の中は危険です。物につまずいてケガをしたり、災害時に逃げられなくなったりといったことを少しずつわかってもらうように話すといいと思います。

2.自分の価値観を押し付けない

どんなにいらないだろうと思っても、ストレートにそれを言うと親もいい気持ちがしません。そして、気分を害すると片付けをしたがらなくなることも。

しまう場所をどうするのか、捨てるのかとっておくのかなどは、あくまでも親自身が決めることです。そのお手伝いをするのだというスタンスを忘れないようにしたいものですね。

  • すぐに捨てると言わない
  • 決定権は親にある
  • 若い世代の考えを押し付けない

など、お手伝いする時には自分に言い聞かせるといいと思います。

3.自分が残したものを片付ける

進学や就職を期に家を出ても、実家にあまえて自分の私物を置きっ放しにしている人もいると思います。自分の物なら勝手に片付けても親も文句が言えないので、まずそういうところから片付けてみるといいですね。子どもの私物だけでもすっきりした感じになると、もう少し片付けてみようかと思ってくれるかもしれません。

このようなポイントを押さえながら、親も子も双方嫌な気持ちにならずに片付けができると、困りごとが減ると思います。

片付けは親とのコミュニケーションにもなる

片付けを一緒にしていくと、親と話し合う機会も増えます。実家の物であれば自分にとっても懐かしい物だったり、物の存在をきっかけに、今まで聞いたことがない思い出が聞けたりと、片付けることで親とのコミュニケーションが密になるのです。それは単に思い出話にひたるだけでなく、片付けを通して今後の見通しを立てることへもつながっていきます。

というのも、親の物を把握していないと、いざという時にどこに何があるかがわからず大変な思いをすることが多いからです。片付けを手伝いながらさりげなく重要書類の置き場所を確認しておくなどすることで、万が一の時に困ることがないようにしておく。こういうことも含め、親の家を片付けることには意味があるのではないでしょうか。

著者:lilyco_cw

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