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遊びの中にヒントあり? 消極的な子どもの「自信」を育む方法3つ

  • 2015.10.7
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【ママからのご相談】

小4の息子、小2の娘を持つ母親です。うちの子は、何に対しても及び腰というのでしょうか、自信なさげなんです。参観日に行っても手をあげたりしませんし……。この子たちに足りないのは自信ではないかと考えてます。 どうしたら自信がつくでしょうか?

●A. 遊び・学習・お手伝いを“一生懸命”にさせましょう。

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているフリーライターの桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

相談者様は、お子さんの分析をしっかりとされていらっしゃいますね。それは素晴らしいことだと思います。自信というのは、大人になっても大切になるものですから、つけさせてあげたいと思って当然です。

自信をつけさせるには、遊びと学習、お手伝いを“一生懸命”にさせることが一番です!

●子どもの自信を育むために大事なこと3つ

●(1)遊び

“遊び”といってもテレビゲームなどではありません。体を思いっきり使って遊ぶことを言います。友達と公園などで走り回ることなど、体を使った遊びの中は学ぶことがたくさんあります。子どもは遊びのなかから、さまざまなことを学び取ります。人間関係やルール、考える力などです。

今の子どもたちは塾や宿題や習い事があり、外で遊ぶと時間がほとんどありません(遊ぶ場所がない地域もありますね)。ですから、土日などの休みの日に、自然がいっぱいあるところで、親子で釣りやキャッチボールや、草遊びなど体を使って遊ぶことをさせるといいです。親子での遊びには利点があります。

・やり方を教えられる(コミュニケーションを取れる)

・危険なことから守ってあげられる

・親と楽しく遊んだという思い出を持たせてあげられる

・お互いにストレスを発散させられる

体を使って思い切り遊ぶと、子どもはストレスを発散できます。そういった面から考えて、遊びは絶対に外せないものなのです。

●(2)学習

勉強は、時間を決めて一生懸命にさせましょう。学年が高くなればなるほど、難しくなります。ですから、お母さんの側で勉強をさせたいものですね。できるだけ、食卓でさせるなど目の届くところでがんばらせるのがいいです。

学習塾で講師をしていたころ、生徒の親御さんからこんな話を聞きました。

『私が仕事から帰ってきたら、食事の支度をしている時間と同時に宿題を居間でさせています。目が届きますし、ご飯ができるまでの時間だけすごく集中するんです』

それを習慣とさせていたそうで、その生徒は優秀でした。学習が習慣化している良い例だと思ったくらいです。

●(3)お手伝い

お手伝いをさせていますでしょうか?

お手伝いをするということは、違った側面の見方を学ぶことができます。それだけでなく、お手伝いを通して、生活のあれこれを学ぶことができる上に、もっと良いことがあります。それは、“親が子どもを褒めやすくなる”ということです。そうして褒められた子どもは、自分の価値を確立させることができ、それが自信へとつながります。

今までできなかったことができるようにもなりますし、お手伝いをさせるというのは良いことずくめなのです。

最初は簡単なものからお手伝いさせましょう。靴をならべるとか、ゴミを捨てるなどです。最初からできる子はいませんので、きちんとやり方を教えてから依頼しましょう。そのときに、「なぜこのお手伝いが必要なのか」という理由を添えてあげるともっとわかりやすいと思います。

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人は、自信がないと何にもうまくいかなくなってしまうものです。自分が確立していないと、自己評価が上がりません。自信をつけさせたいと考えるのであれば、遊び・学習・お手伝いを積極的にさせて自己評価を上げてあげましょう。

親にとっても、子どもを褒めるチャンスがたくさん出てきますので、一石二鳥です! 一度試してみてください。

【参考文献】

・『学力は家庭で伸びる―今すぐ親ができること41』陰山英男・著

●ライター/桜井涼(フリーライター)

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