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定年前後のお金の手続き、1000万円以上も得する裏ワザ知ってる?

  • 2022.6.17

早期リタイアや、投資、年金受給のタイミング等お金の問題は尽きることがない。しかし、今までもなんとかなってきたし、なんとかなるか。そのマインドが将来の自分を苦しめることになるかも。貧乏老後予備軍にならないために、定年後のお金についてしっかりと考えておこう。

例えば、退職金・年金の受け取り方など、定年前後で知っておきたい知識は山のようにある。だからといって、会社や役所が教えてくれるわけでもない。自分で勉強をしなくてはならないが、どのように知識を得て活用していけばいいのだろう?

そこでおすすめしたいのが、『会社も役所も銀行もまともに教えてくれない 定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)である。

これから定年を迎える人も、すでに迎えている人も必読です!

定年前後に抑えておきたい対策について、「わかってます」と言える人は少ないかも。

定年前後には、資産管理、税金、年金、雇用保険や健康保険など、お金の関わる手続きが山のようにあります。これらの手続きを、よくわからずに、なんとなく適当に行うのと、きちんとお得な方法で手続きするのとでは、1000万円以上の差を生むこともあるのです。(「はじめに」より)

本書では、1000万円以上トクになる裏ワザや、下記のような陥りやすい落とし穴についてもしっかり解説している。

・「いつ会社を辞めるのがいいのか」考えないのはいけない
・うかつに「年金の繰上げ受給」をしてはいけない
・「国の制度」を勉強せずに生命保険に入ってはいけない
・退職金で「住宅ローンを完済」してはいけない
・iDeCo、NISAを「一度に解約」してはいけない
・「親の財産を把握していない」で済ませてはいけない

何歳まで働いたらいいのか迷っている人には、参考になるデータを用いながら、考える道筋をしめす。ほかにも、つみたてNISA、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)、変額保険など資産運用全般についても解説。築いた資産の取り崩し方についても、案内してくれる。

定年前後は、間違えると「大損する」お金との付き合いがいっぱい!

下記の項目、ひとつでも当てはまる人は、「貧乏老後」予備軍になると、著者は指摘する。

・使える制度・もらえるお金に無頓着
・いくら蓄えがあればいいかわからない
・退職金は銀行に言われるまま運用
・完全にリタイアして悠々自適に

そんな状況を招かないために、本書では50代や60代から始めても間に合う、定年後にお金で苦労しない方法を徹底解説してくれる。初心者でも分かりやすく書かれているので、読み進めやすい。

「老後の資金がありません」「65歳からの収入が不安です」「せっかくの第二の人生、お金で後悔したくない!」という人が、知っておくべき準備・手続き・届け出などがわかる一冊だ。「絶対にやるべきこと」は、抜かりなくチェックしておこう。

第二の人生を楽しむためにも、お金の問題は早いうちに解消して、悔いなく謳歌していこう。

目次
はじめに 「定年後の資産寿命」が不安なあなたに
第1章 50代の決断が老後のお金に直結する
第2章 「退職金と年金」で絶対損しない方法
第3章 定年後の人生のための賢い選択
第4章 65歳からの資産寿命を延ばす「正解」

■頼藤 太希(よりふじ・たいき)さんプロフィール
株式会社Money&You代表取締役。マネーコンサルタント。中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職へ。マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・FinTech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力すると同時に、月400万PV超の女性向けWebメディア『Mocha』やYouTube「Money&You TV」を運営している。主な著書に『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など多数。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。

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