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本当は教えたくない!隠れ家的パン屋の「菓子パン」が色んな意味ですごかった

  • 2022.6.15
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ときめくモノには理由がある。Sheage編集部が毎月、今心ときめくモノをpickup!今月は「わくわくがぎっしり!パンの「断面」に夢中♡」をテーマに今出会いたいパンをセレクト。第四段は、断面からもネーミングからもパン愛が溢れ出す!世田谷の「ぱんや 照光」の創作パンをご紹介。

こぼれ出すような中身にパン愛がダダ漏れ…!?

編集者・KARINがInstagramでパン好きな人の投稿を見ていると、ハッと手が止まった写真が1枚。そのパンには、ひと際作り手の想いが溢れ出しているように感じられたのです!これは実際に手にしてみたい!と、世田谷の住宅街にある「ぱんや 照光」まで早速パン旅に出かけました。

中身もパン愛も溢れちゃってる菓子パンシリーズ

パンの生地から中身がこぼれ落ちるようなこの断面。もはや、店主・髙橋洋さんのパンへの愛情がそのまま溢れ出しています(笑)。

えびすかぼちゃの生地のパンに、かぼちゃあん・クリームチーズ・ラムレーズンがトルネード状に巻き込まれた、生地よりも中身に比重が置かれたパン。ラム酒を感じる濃密なかぼちゃあん、詰めっつめのラムレーズン、クリームチーズが三位一体となって、もう濃厚な波がひたすら押し寄せてきます。

一度聞いたら「??」でも、数回聞いたら思わず口にしたくなるネーミングもまたクセになるんです。その名も「かぼかぼずんずんかぼずんずん」。
お店に来るお子さんたちも「かぼかぼずんずん♪ かぼずんずん♪」と口ずさんでくれるのだそう!

かぼかぼずんずんかぼずんずん・ハーフ
360円(税込)

こちらは土日のみ販売される、「チョーチョーチョーヒーヒーヒー」です。以前限定で販売していたところ、お客さんから定番にしてほしいとのリクエストが集まり、毎週末作るようになったそう。

やわらかな薄皮のパンに詰まっているのは、「めっちゃコーヒー!」と言いたくなるほどしっかりコーヒーの風味をまとった、甘苦いこしあん。チョコレートもブレンドされ、一緒に巻き込まれたクリームチーズとカシューナッツ、くるみの旨味やコクもあんこと一緒に口の中いっっぱいに広がります。苦味や塩味もある大人な味わいで、ドリンクを合わせるなら、やはりコーヒーが相性抜群!

こちらもまた楽しい名前。「チョコ」と「コーヒー」をもとに、リズミカルになるよう名付けたものなんだとか。

チョーチョーチョーヒーヒーヒー
360円(税込)

菓子パン好きにはたまらないこのシリーズ。
ほかにも、春には抹茶の生地に桜あんやクランベリーなどが詰まった「果桜」、冬にはかぼちゃ生地に黒豆や3色のいんげん豆などがぎっしりの「とらまめ」などが次々に登場。祝日限定の味が出ることもあり、季節ごとに異なる味に出会えます。

ちなみに右下は、5種類もの豆が入った「テルマメ・ロマメ」。抹茶とマカダミアナッツ生地に、きな粉あんとクリームチーズ、そして豆は黒豆・小豆・赤いんげん豆・白いんげん豆・青えんどう豆…とたくさんの食材が詰め込まれているんです。
ネーミングは、店名の「照」と、中に入った豆から来ているのだそう。みなさんもおわかりのとおり、映画にもなった大人気漫画のタイトルをもじってあります(笑)。

テルマメ・ロマメ
370円(税込)

手に持ってみると、ずっしり感がまたすごい!
1.5~2cmほどにカットして、6~8等分ぐらいにできるサイズ。たっぷりなのでたくさんの人とシェアしたり、切り分けてちょっとずつ食べるのもおすすめ。
冷やしてもおいしいので、ご褒美スイーツとして食べるのもいいかも。

いろんなものがくるくると巻かれたこのパン。なにが入ってるんだろう?とつい手を伸ばしたくなります。
ほかにも、かわいい見た目でおいしいパンがいろいろあります。

外見はキャラクター?クリームチーズと栗あんが層になったパン

抹茶とマカダミアナッツを使った薄い生地の中で、クリームチーズと栗あんがきれいな二層になった「クリ栗レンジャー」。上には大きな栗ものっていて、栗好きにはたまらない一品です。

クリームチーズが混ざった栗あんは、濃密だけれどしつこくない甘さ。中からも小さな栗の欠片が出てきて、もう栗パラダイス!ひたすらチーズと栗のこっくりとした味わいが楽しめて、まるで皮に包まれた濃厚なケーキを食べているかのよう…。
秋だけではなく、通年で食べられるのもうれしすぎます。

クリ栗レンジャー
290円(税込)

渋皮栗がどーんとのっかり、半分ぐらいケシの実に覆われたこの見た目はインパクト大。名前のとおり、戦隊ヒーローの顔のようです。隣の目がついたパン「カフェもっち」もかわいい!パン同士が仲良く並んでいて、一つひとつが生き生きとして見えるのは気のせいでしょうか?

野菜たっぷりの食事系のパンも。豊かな表情を見せるパン屋さん

ご紹介したように、見た目もネーミングもおもしろいパンがいっぱいの「ぱんや照光」。菓子パン以外に、食事系のパンもずらりと並んでいます。どれも思わず手が伸びてしまいそうなパンばかりです。

食事系のパンは、野菜が嫌いな子どもにも食べてもらえるようにと、生地に野菜を練り込んだものが多数。店内にある「ベジフルリスト」には野菜が明記されているので、どれを買おうか迷ったときにも参考になります。

お店は、世田谷の住宅街のど真ん中にあります。井ノ頭線の富士見ヶ丘駅、京王線の芦花公園駅からも徒歩で15分ほどかかりますが、たどり着いて扉を開くと、店内はホッと和める雰囲気。温かなお人柄の店主のご夫婦に会いたいと通う常連さんも多いお店で、楽しくパンを選んでいるうちに疲れも吹き飛びます。
「こんなパン屋さんが近所にほしい!」と思うほど、またあのパンたちに会いたくなる、アットホームな空気にふらりと立ち寄りたくなる、素敵なパン屋さんです。

パン好きなら一度は訪れてみたいお店。休日にゆっくり散歩しながら向かってみてはいかがでしょうか?


年間1000ブランド以上を取り上げるSheage編集部が毎月「心ときめくビジュアルのもの 」を選ぶ「#Sheage編集部セレクション 」。
今月は「わくわくがぎっしり!パンの「断面」に夢中♡」をテーマに断面から魅せるパンたちをセレクト。
次の記事も楽しみにしていてくださいね!

writer / Sheage編集部 photo / Sheage編集部

取材協力

ぱんや 照光
東京都世田谷区北烏山1-61-6 サンメイト烏山1-B
TEL:03-6909-0277
営業時間:8:30〜18:00(売り切れ次第閉店)
定休日:月・火曜(水曜臨時休業もあり)
※お取り置きは2日前までにご連絡ください
https://www.instagram.com/terumitsu_bakery/

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