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ワン・ダイレクションに内紛騒ぎ?リアムの発言がきっかけて起きている騒動を解説

  • 2022.6.14
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リアム・ペインがゼイン・マリクについて語った発言をきっかけに、ワン・ダイレクションの内紛に発展? 最終的にはルイ・トムリンソンも巻き込み、ファンを騒然とさせている騒動の顛末をまとめ。(フロントロウ編集部)

ゼイン・マリクに対する複雑な心境を語ったリアム・ペイン

現在はグループとしての活動を休止しているワン・ダイレクションのメンバーであるリアム・ペインが、現地時間6月1日に出演したYouTubeであるローガン・ポールのポッドキャスト『Impaulsive(原題)』で行なった発言がきっかけで、ダイレクショナー(ワン・ダイレクションのファン)たちの間に波紋が広がっている。

画像: リアム・ペイン
リアム・ペイン

まず波紋が広がることとなったのは、リアムが元メンバーであるゼイン・マリクについて語った発言。

ポッドキャストの司会を務めるローガン・ポールの弟である、同じくYouTuberのジェイク・ポールは昨年、2015年にワン・ダイレクションを脱退したゼインとホテルで遭遇した際、ゼインをパーティーに誘ったにもかかわらず断られたとして、「もう少しで1Dのゼインをやっちまうところだったぜ。あいつは、俺が親切にしてやったにもかかわらず、何の理由も無しに『失せろ』って言ってくるような器が小さくて態度の悪いヤツだ」とツイートし、これに当時ゼインの恋人だったジジ・ハディッドが「(ゼインは)私のためにも尊厳を守ってる」と反論したことがあったのだが、番組でこのことについて話を向けられると、リアムは「あれ(ジジの発言)は微妙な結果になってしまいましたよ」と、ゼインを批判しているとも取れる回答をした。

フロントロウでもお伝えしたが、長年にわたってくっついたり離れたりを繰り返したゼインとジジは、2020年9月に第1子となるカイが誕生するも、2021年10月に破局。当時、ゼインはジジと、彼女の母親であるヨランダ・ハディッドに暴力を振るったと報じられており、リアムの「微妙な結果」という発言は、このことを受けてのものと見られる。

画像: ゼイン・マリク
ゼイン・マリク

番組のなかで、「僕がゼインのことを好きじゃない理由はたくさんあります」と語りながらも、「僕がいつでも彼の側についている理由もたくさんあります」と、必ずしもゼインをサポートしていないわけではないとも語ったリアムは、ゼインが現在のようになったのは彼の育った家庭環境に理由があるとして、次のように続けた。

「彼が成長過程に経験していたことを、もし僕も経験していたら(どうなっていただろう)と思います。僕の両親は、時々イライラしてしまうくらい過保護なのですが、そういう点で、ゼインは違った幼少期を過ごしていました」。

ゼインについて、自分ほどサポートが受けられない家庭環境で育ったはずと語ったリアムは、そのような背景から、「今の彼を見て、『アイツは嫌な奴だ』って言うことはできますが、最終的には、彼が現在に至るまでに経験してきたことを理解しなければいけません。彼が今のような立ち位置を望んでいないかもしれないということを考えれば、僕は彼を嫌な奴だって言うことはできません」と、自分にはゼインを責めることはできないとコメント。

「彼の行動には同意できないものもありますし、彼の側に立つこともできませんが」とゼインに対する複雑な心境を明らかにしたリアムだったが、最終的には、「僕は(彼の生い立ちを)理解していますし、電話の向こうにいるその人が最終的には助けを求めてくれることを願っています」と、ゼインが必要な助けを受けられることを願っているとした。

ちなみに、ゼインは昨年、ジジとその母ヨランダに対するハラスメント容疑を認めた上で、360日間の保護観察期間に入ることと、ドメスティック・バイオレンス(DV)とアンガーマネージメントの講習を受けることに同意している。

リアム・ペインは自分がソロとして最も売り上げたとも主張

また、リアムは、同じ番組のなかで、“ワン・ダイレクションのメンバーでソロとして最も売り上げたのは自分”だと語ったことでも物議を醸すこととなった。

リアムは2017年にファーストシングルとなる「Strip That Down」をリリースして、ワン・ダイレクションのメンバーのなかでは最後にソロデビュー。リアムは番組のなかで、ワン・ダイレクションについて自身が“リードシンガー”で、“自分を中心に結成された”としたほか、「バンドにいる誰よりも売り上げたと思います。最後に(ソロに)なったというのもありますし」とも語って、ソロとしては他の4人と比較して自分が最も売り上げたはずだと語った。

しかしながら、これは事実とは言えない。ツイッター・アカウントの「Pop Base」はリアムの発言を受けて、リアムやゼイン、ハリー・スタイルズがこれまでにリリースしてきた楽曲の一部が、6月1日時点までにスポティファイでどれだけ再生されたかを示したデータをツイッターに投稿。「Strip That Down」のストリーミング再生回数は当時の時点で8億8,000万回を超えていた一方で、同じデビューシングルという括りでも、ゼインのソロデビューシングル「PILLOWTALK」 や、ハリーの「Sign Of The Times」のほうが再生回数が多いという結果だった。

もちろん、アーティスト活動を行なう上で、売り上げの多さによってアーティストに優劣がつくことはないが、「バンドにいる誰よりも売り上げたと思います」という発言には、ファンから批判の声が寄せられることに。

今年のコーチェラ・フェスティバルでハリーと共演したシンガーのリゾも、リアムのこの発言を揶揄し、TikTokに投稿した動画で「あの可哀想な青年に誰が嘘を吹き込んだのか知らないけど、彼は(ワン・ダイレクションの)フロントマンではなかったよ」と語った。

今回、ゼインやワン・ダイレクションのメンバーについて波紋が広がるような発言を行なったリアムだが、彼は先月にモデルのマヤ・ヘンリーと二度目の婚約破棄に至ったばかりで精神的に不安定なのではないかとして、一連の発言についてリアムを擁護する声も一部では上がっている。

リアム・ペインがゼイン・マリクについての自身の発言を謝罪

出演したポッドキャスト『Impaulsive』が配信されると、リアムのもとには多くのファンから批判が寄せられたことに。それを受けてリアムは翌日にツイッターを更新して、ゼインについてのコメントに関して釈明。

「普段はこのようなことにコメントしないのですが、家族のことになると、見過ごすわけにはいきませんでした」と、ゼインについて「家族」と呼んだ上で、リアムは「(メディアなどは)ゼインが当事者である特定の事件に僕が反応したと伝えましたが、聴き返してみると、僕は自分自身を明確に表現しきれていなかったと思います」とツイート。

「僕が伝えたかったのは、これからもお互いに同意できない部分はあっても、僕は常に彼の側にいるということです。それが家族ですから。ゼインは僕の兄弟であり、僕は永遠に彼の側にいます」と、リアムはゼインが家族だと改めて強調して、これからもずっと兄弟として彼を支え続けると立場を明確にした。

ゼイン・マリクが動画を投稿←ルイ・トムリンソンが反応

リアムの発言に対し、現在までにワン・ダイレクションのメンバーやゼインは直接反応を示していないものの、ゼインが現地時間6月11日にインスタグラムに投稿した動画が意味深だとして注目を集めている。

ゼインはこの日、インスタグラムにワン・ダイレクションの「You & I」の一部を歌っている動画を投稿。ゼインはグループを脱退して以降、ワン・ダイレクションとは基本的には距離を置いてきたことで知られており、そんな彼がワン・ダイレクション時代の楽曲を歌うこと自体が貴重なのだが、注目すべきは、彼が投稿したパート。

ゼインが投稿した8秒の動画に収められているパートは、グループ時代に自身が担当していたパートで、自身の脱退後は、リアムがゼインから受け継いで歌っていたパート。ゼインは動画をただ投稿したのみで、この投稿にゼインからのコメントなどは一切ついていないのだが、これがリアムの発言を受けてのものであることは明らか。

この動画については、ゼインが自身のパートを担当してくれたリアムへの感謝の意味を込めたものではないかとする見方がある一方で、トロフィーがいくつも飾られた部屋でパフォーマンスしていることから、ゼインがリアムに対して“自分のほうが上手い”と揶揄しているという見方もある。

さらに、注目すべきは、このゼインの投稿に、かつてはゼインと確執を抱えていた時期があったことでも知られるルイ・トムリンソンが“いいね”で反応している点。

画像: ルイ・トムリンソン
ルイ・トムリンソン

リアムの発言に端を発した騒動がルイの耳に届いていないことは考えにくいため、ルイはゼインの投稿にリアクションすることで、ゼインの意図が何であれ、ゼインが投稿したことを支持した。

リアムの発言をきっかけに、ファンを騒然とさせた今回の騒動。ゼインについての複雑な心境を打ち明けたリアムの発言は、ファンの間に波紋を広げることになったが、当のゼイン本人の心のうちは未だ判明していない。(フロントロウ編集部)

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