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【田舎での起業は超穴場!】地方ビジネスやる前に知っておきたい3つのこと

  • 2022.6.19
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【田舎での起業は超穴場!】地方ビジネスやる前に知っておきたい3つのこと

インターネットの普及に伴い「大きなビジネスは大都市圏でしか成立しない」という固定概念は取り払われつつあります。

また、田舎とは言ってもそこに人が住み、コミュニティを形成している場所だからこそ、田舎にしかない需要も確かに存在します。

そこで、近年では地方ビジネスに踏み出すビジネスマンや起業家が増えてきました。

今回は田舎での起業の魅力やメリット・デメリットについてご覧ください。

田舎で起業はやりやすい?成功例

田舎で起業する方は増加傾向にあります。

しかし、場所に限らずビジネスを成功させるには、その成功パターンやコツを押さえておかなくてはいけません。

ここでは、田舎で起業する場合の成功パターンについてご紹介します。

ニーズを掴む

都市圏と田舎では環境はもちろん、住み方や住む人の年齢層も異なります。

そして都市圏とは違った生活リズムを送っているということは、田舎にしかないニーズが存在するのも事実です。

例えば、田舎は高齢化が激しくあまり若い人が住んでいない。

それなら、若い人の方が得意な傾向にある体力仕事やデジタル方面の仕事を代行するビジネスを始めることが、ビジネスの形として考えられます。

そこで重要になるのが、徹底した市場調査です。

実際にビジネスをしたい田舎に足を運び、そこにはどんな人が住んでいて、どんな需要があるのかをリサーチすることで、成功に導けるでしょう。

ITを利用する

都市圏と田舎では、デジタル分野の普及率が著しく変わる傾向にあります。

そもそもネットワークに繋がったパソコンやスマホすら日常的に触る機会がない、という方も田舎では珍しくはありません。

しかし、時代はどんどんデジタル化の流れを受け、高齢者もデジタル技術に触れなくてはいけない機会が増えつつあります。

そこで、IT分野を普及するためのビジネスを始めたり、IT技術にあまり親しみがない方でも簡単に使えるシステムを構築するのも良いでしょう。

もちろんこの場合も、普及させたい地域・ターゲットの方が「どれくらいIT技術に慣れているのか」をリサーチした上で普及方法を考えることが大切です。

人脈を大切にする

田舎の傾向として「余所者はすぐに馴染めない」という傾向にあります。

そのため、いきなり都市圏から足を運びビジネスを始めたとしても、その地域の方から敬遠されてしまうでしょう。

対して、地域のコミュニティに馴染み、「人」としてその地域の人に愛される人になれば、ビジネスを始めた際も受け入れてもらいやすくなります。

そこでまず大切にしたいのが、人脈作りです。

地域のコミュニティや交流の場に積極的に顔を出し、その地域の人と密接な関係性を築いていきましょう。

そのためには、地域で開催されている町内会やイベントに参加したり、近隣住民と積極的に言葉を交わすことなどが挙げられます。

田舎でも儲かる商売は?起業アイデア

田舎で起業するには、綿密な基盤作りが不可欠です。

では、それを踏まえた上でどのようなビジネスをスタートすれば成功を目指せるのでしょうか。

ここでは、成功例の多い田舎での起業アイデアについて3つご紹介します。

終活コンサルタント

田舎の高齢化が進む今、終活に興味を持つ方が増えてきています。

終活は、「興味はあってもまずどんなことから始めれば良いのかわからない」という方も多い仕事です。

そこで、終活コンサルタントとして何をするべきなのか・どんなことを考えておくべきなのかを指南する役割を担うのも良いでしょう。

飲食店

画期的で馴染みの薄いビジネスは、田舎では敬遠されがちです。

しかし、飲食店をはじめ高齢者にも利用方法がわかりやすいビジネスであれば、受け入れてもらいやすい傾向にあります。

さらに田舎の場合は都市圏よりも土地代が安く、資金も抑えられるためさらにハードルは下がるでしょう。

特にその地域に高齢者が多い場合は、高齢者が入りやすい雰囲気を作ったり、高齢者に好まれやすいメニューを展開するのがポイントです。

また「居心地が良い場所」「地域の交流の場」に選ばれるようになれば、常連も増えてさらに安定したビジネスに繋がります。

便利屋

高齢化が進む田舎では、力仕事をはじめ若者の手が必要な部分で困っている方が多く存在します。

そこで、若者の手が必要な力仕事・体力仕事や、車の運転などを代行する便利屋業を始めることで、これらの人手不足を解消するのもおすすめです。

体力仕事の補填などであれば、シルバー人材センターを利用する方法が挙げられますが、なかでも田舎で今需要が高まっているのが駆除系の仕事です。

田舎は緑が残っている地域も多く、それに伴い虫や動物が現れる頻度も多い傾向にあります。

これらの害虫・害獣駆除の代行は人材センターでも簡単に依頼できないため、専門でビジネスを始めると重宝されるでしょう。

田舎で起業のメリットデメリット

地域に根ざしたビジネスは顧客がすぐに付きやすく、田舎での起業にもさまざまな魅力があります。

ただ、田舎での起業にはさまざまなメリット・デメリットが存在するのも事実です。

ここでは、田舎での起業に際して起こりがちなメリット・デメリットについてご覧ください。

メリット

・起業費や生活費を抑えられる
・競合他社が少なく独壇場で戦いやすい
・助成金を活用できる場合もある
・田舎ののんびりした空気を楽しめる

人口が少ないということは、競合他社が少ないということでもあります。

例えば便利屋をはじめビジネスの形としては珍しくない事業であっても、その地域に頼める業者が1社しかなければ、自ずと需要は1社に集まるでしょう。

また、田舎で起業するということは、その地域に拠点を置く場合も多く、生活費を抑えられたり、起業にあたって助成金が支給される場合もあります。

デメリット

・自分も田舎に移り住む必要がある
・地域住民と交流を持たないと成功しない
・車の運転ができないと交通手段に苦しむ場合も

田舎の雰囲気が好きか、都会の便利な暮らしが好きかは人によって異なります。

そして、都会の便利な暮らしが好きな方にとっては、田舎での起業に伴う移住は苦痛に感じてしまうかもしれません。

また、田舎は交通の便があまり良くない地域も多く、車移動が無ければ生活が困難な場合もあります。

田舎のニーズを見極めて起業しよう

田舎には田舎のニーズがあり、それを正しくキャッチしてビジネスに繋げることで、起業は大きく成功するでしょう。

しかし、そのためには「田舎」と一括りにせず、その地域の風習や文化、人の暮らしについて実際に足を運んでリサーチし、徹底した基盤作りをしておくことが大切です。

最後に、田舎で起業する際のポイントをまとめます。

・田舎での起業は徹底した市場調査と地域住民との交流が重要
・IT分野や代行業など地域住民に必要な事柄に注目する
・田舎で自分も生活していくことを前提にビジネスを考える

田舎では地域密着型のビジネスが求められる傾向にあるため、田舎で起業する場合は自分も田舎に拠点を置くケースが多く存在します。

そのため、ただ需要を探り特定の地域に向けたビジネスをスタートするだけでなく、自分もその地域の一員として暮らしていくことも前提に、起業に踏み出しましょう。

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