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夏のベースメイク「崩れない下地を使う」より大事なこと

  • 2022.6.9
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これから夏にかけて悩ましいのが、ベースメイクが崩れがちな問題。ただでさえ汗をかくのにマスクの中は蒸れるし、かといって何も塗らないでいると、マスクを外したときにあらが目立つ......。

そこで参考になるのが、漫画家・吉川景都さんと現役美容部員「BAパンダ」さんの共著『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(ダイヤモンド社)。2022年4月13日の発売から、1か月で4万部突破と話題の1冊だ。

今回は「Chapter3 ベースメイクがなんとなく変」から、すぐに使えるベースメイクのコツを抜粋して紹介したい。

毛穴は「崩れない」ではなく「崩れても汚くならない」

BAパンダさんは、崩れないベースメイクについて、そもそも「重ねるもの」を少なくすることが大事だという。特に毛穴については「『いかに崩れないか』ではなく『もし崩れても、汚くならない』を意識」している。

具体的におすすめなのは、毛穴埋める系の下地(ポアプライマー)。なかでも、色がついていなくて、サラサラな質感の商品がおすすめだ。毛穴を埋める下地というと肌色のものを塗る人も多そうだが、汗をかいたときに皮脂と肌色の下地が混じって浮いてきて、汚く見えてしまうのだそう。次に購入するとき、ぜひ参考にしてほしい。

さらに、下地やファンデーション以上に大事なのが、その前の「スキンケア」の段階だ。ベースメイクとは、いわばスキンケア(化粧水・乳液)と下地、ファンデーションが重なった「地層」だと、BAパンダさんは解説している。

「地層を支えているのは、一番下の土台」

「化粧水や乳液が肌になじんでいなかったり、洗顔で邪魔な皮脂が取り切れていなかったりすると、地滑りが起こってしまう」

まずは、いつもの朝の洗顔から見直したい。おでこから眉間、鼻筋にかけてのTゾーンを念入りに洗い、皮脂の出やすいところには乳液をうすめに塗るといいそうだ。

時短したいなら「でっかいブラシ」を用意!

ベースメイクが大切なのはわかっているけれど、毎朝そんな丁寧な手順でやっていられない......そんなときに覚えておきたいのが、「時短」ベースメイクのコツ。必要なのは、「でっかいブラシ」である。

時短しつつもベースメイクをきちんと仕上げるときに重要なのが、目の周りを最優先で仕上げること。それ以外は大きなブラシを使ってつけることだという。

BAパンダさんによると、BBクリームを急いで顔中に伸ばすくらいなら、目の周りだけにつけて、あとは大きなファンデーション用ブラシを使ってルースパウダーを仕上げるのがおすすめとのこと。こうすることで、時間をかけずに顔を立体的に見せられるそうだ。

これからぐんと夏らしくなってくる季節。暑い日にマスクをしていると、どうしてもベースメイクが崩れてしまう。それはもう「必然」と覚悟して、「崩れない」より「汚くならない」コツをマスターしよう。

次回は、眉メイクのコツを紹介する。お楽しみに!

(文・犬飼あゆむ/ライター)

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