1. トップ
  2. 映画『ベイビー・ブローカー』カン・ドンウォン「是枝監督の作品にずっと出てみたかった」【インタビュー前編】

映画『ベイビー・ブローカー』カン・ドンウォン「是枝監督の作品にずっと出てみたかった」【インタビュー前編】

  • 2022.6.7

俳優のカン・ドンウォンが、是枝裕和監督の作品に、ぜひ一度出演してみたかったという気持ちを示し、まだシナリオが存在しなかった段階でオファーを受け入れたというエピソードを話してくれた。

カン・ドンウォンは6月7日、オンラインインタビューで「是枝監督に初めて会った時、具体的なシナリオが存在しなかった。お会いしたあとにシナリオを受け取り、すぐにオファーを受けた。是枝監督の作品に出演してみたかった。楽しみだった」と当時の様子を説明した。

続いてカン・ドンウォンは、是枝監督の作品についてこう語っている。

「是枝監督の前作『万引き家族』が好きだった。そして監督の作品の中でも、一際良かったのが『奇跡』だ。この映画が本当に良かった。子どもたちがすごく明るくて、演技がとても上手だった。彼らだけが持つ純粋な気持ちを、本当によく盛り込んでいる映画なのではと思う」。

(写真提供=YGエンターテインメント )
(写真提供=YGエンターテインメント )

是枝監督初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』は、“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った、赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮しようと静かに追いかける刑事たちが絡み合いながら繰り広げる、一風変わった旅路を描いた作品だ。カン・ドンウォンは劇中、ソン・ガンホ演じるブローカー、サンヒョンのパートナー、ドンスを演じている。

去る5月26日には第75回カンヌ国際映画祭に公式招待され、カン・ドンウォンはキャスト陣、監督とともにフランス・カンヌのレッドカーペットを踏んだ。同映画祭でソン・ガンホは、韓国俳優史上初となる主演男優賞を受賞した。

カン・ドンウォンは、「映画のPR活動をしながら、友人にも少し会った。映画祭では、映画を作る人々に対するリスペクトを忘れない所が印象深かった。みんながドレスアップをして映画を観るというのは、韓国にない文化だが、そういう点がすごく良かった」と話している。(インタビュー中編へ続く)

(記事提供=OSEN)

元記事で読む
の記事をもっとみる