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韓国と日本を連続撃破のブラジル、それでも「希望と課題」を見た日本

  • 2022.6.7
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“サッカー王国”ブラジルが韓日を相手に連勝を飾った。

6月6日、国立競技場ではサッカー日本代表とブラジル代表のキリンチャレンジカップ国際親善試合が行われた。後半32分にネイマール(PSG)が決めたPKを守り抜き、1-0の辛勝を収めたブラジルは、2日の韓国戦(5-1)に続いての勝利となった。

ブラジルは韓国戦前、UEFAチャンピオンズリーグ決勝を戦ったレアル・マドリーとリバプール所属選手の合流が遅れ、ベストメンバーを揃えることができなかった。しかし日本戦ではGKアリソン(リバプール)をはじめ、攻撃陣もヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)とネイマール、ルーカス・パケタ(リヨン)、ハフィーニャ(リーズ)ら、現時点でのベストと言える布陣でスタートした。

対する日本も2日のパラグアイ戦から大幅にメンバーを変え、古橋亨吾(セルティック)や南野拓実(リバプール)、伊藤純也(ヘンク)の3トップをスターティングメンバーに送り出した。

韓国戦、前線からの強いプレスとネイマールを起点にした速攻で、序盤から猛攻を仕掛けていたブラジルは、この日もキックオフから全開。前半1分にはパケタのシュートがゴールポストを直撃し、ブラジルの攻勢が予想される立ち上がりだった。

(写真提供=ロイター/アフロ)PKを決めて喜ぶネイマール

そして前半22分に日本がチャンスを迎える。コーナーキックで遠藤航(シュツットガルト)がヘディングシュートを打つも、ゴールポストに嫌われてしまい、惜しくも得点とはならなかった。

その後もブラジル優勢のまま進むも、スコアレスドローが見えてきた後半30分、ネイマールのシュートを権田修一(清水エスパルス)が弾くと、素早く詰めたリシャルリソンがエリア内で倒されてPKを獲得。

キッカーのネイマールは、冷静に権田の動きを確認してゴールポストの左側に蹴り込んだ。韓国戦でも2度のPKを決めていたネイマールは、2試合連続ゴールとなった。

日本は失点直後、途中投入された堂安律、三苫薫、前田大然の3トップで同点ゴールを狙うも、“鉄人”チアゴ・シウバを中心としたブラジルの守備は固く、最後まで得点することができなかった。

ブラジルにとっては韓国戦と比較して辛勝だったと言えるが、ネイマールの一発を守り抜き、アジア遠征での2連勝に成功した。

一方の日本は負けたものの、ブラジルの強力な攻撃を組織的に防ぎ、スペイン、ドイツと戦うワールドカップ本大会前に希望と課題、両方が見えたのではないだろうか。

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