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悩んだ登園しぶり…不安が消えるまで息子に寄り添ったことで見えた風景とは【シャトー家の観察絵日記 Vol.23】

  • 2022.6.3
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こんにちは、シャトーとん奈です。

今回は幼稚園生の息子の登園しぶりの話です。

(イラストの中でマスクは省略してます。実際はマスク着用しています)

■GW明けから始まった登園しぶり

今でこそ、スタスタと幼稚園の門をひとりで進んでいく息子ですが、去年は大変でした。(息子の幼稚園は、朝は門より先は園児のみが入るスタイルになっています)

入園した4月は楽しそうで安心していたのですが…

慣らし保育的な位置づけから、本格的なカリキュラムに入った幼稚園生活。

難しいと感じることが増えて「できなかったらどうしよう」と不安が大きくなってしまったようです。

■先生からプレッシャーを掛けられる日が続く

ほとんどの子が幼稚園の門のところで保護者と分かれてひとりで幼稚園に入っていく中、不安が強くてひとりでは中に入って行かない息子…。

私と一緒に教室の前まで行けば、先生が息子の手をとって教室に連れていってくれるので、毎日門のところに立っている先生に挨拶して一緒に入っていました。

ほかの園児がひとりで幼稚園門より先を進む中、息子や少数の子たちだけ保護者同伴で教室に入る日々に、先生からプレッシャーに感じる声かけが度々ありました。

その声かけのプレッシャーに悩み、息子に早くひとりで門から先を進めるようになってほしい、と焦っていたある日、息子をいつも通り教室前まで送り、私は帰路についていました。

一度教室に入ったのに、不安が強すぎて幼稚園から出て道路を歩いている私のところまで走って逃げてきてしまったことがありました。

その際、門のところにいる先生も止められず、道路に飛び出して危なかったのでとてもヒヤリとしました。

その出来事があってから夫と話し合い、息子の不安がなくなるまで無理はしない方向に決めました。

そして、2学期も後半に近づく頃、幼稚園で毎日することがわかってきて不安が少なくなってきたのか、徐々に幼稚園の門から先をひとりで入れる日が増えてきました。

■教室まで付き添ったことで見えた風景

息子の登園しぶりのために教室前まで付き添っていたときに、子どもたちの普段見られない姿が見られるのが密かな楽しみでもありました。

教室まで勢いよく走って、思わず転んでしまう子。

お友だちと会って仲良くおしゃべりしながら教室まで歩く子たち。

靴から上履きシューズに履き替えずに、靴箱前でしばらくぼんやり座り込む子。

いろんなかわいい様子を見て癒されていましたが、特に印象深かった出来事があります。

普段スタスタと幼稚園の門からひとりで入って行くお友だちが、実はお母さんの見えないところで泣いている。

スタスタと幼稚園の門をひとりで入って行っても、実はすごく頑張ってたんだ!

お母さんに泣いてるところを見らえないように塀に隠れる姿に驚きつつ、先生に声をかけた方がいいかな? と考えたそのとき…!

泣いてる子にお友だちが寄り添って慰めたり励ましたり。

困っているお友だちに手を差し伸べる姿に成長を感じて、とても眩しくて、微笑ましくて、あたたかな気持ちになりました。

わかりやすく登園しぶりをする子も、平気な顔で幼稚園に入って行く子も同じように幼稚園に慣れるために頑張っているんだな、と息子の登園しぶりを通じて知りました。

息子は年中になって、「ついてこないで!」とスタスタと幼稚園に入って行きますが、このときのことを思い出して、降園後は「お疲れさま」の気持ちを込めてじっくりハグタイムを取るようにしています。(息子の方から邪魔そうにされることもありますが…苦笑)

(シャトー とん奈)

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