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「ママだからって甘えるな!」 育休明けのパワハラと戦うエピソードに読者の意見は?

  • 2022.6.1
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育休が終わって職場復帰…期待や不安でドキドキしている人が多いのではないでしょうか。今回の主人公、和久井若菜(仮名)さんのエピソードは職場復帰後にパワハラ上司と同僚に厳しくあたられてしまう体験談です。

読者からは主人公に共感する声が多数でしたが、上司や同僚に共感する声もありました。

■「突然休むならいない方がマシ」育休明けたら会社が地獄だった…

若菜が勤めていたのはアットホームな居心地のいい職場。育休後の復職の不安はありませんでした。

新しい上司はワーママをあまりよく思っていない様子。先行きに不安を感じつつも、時短勤務の限られた時間の中で久しぶりの仕事を必死にこなす、慌ただしい毎日を過ごしていました。

そんな中、保育園からの呼び出しが来てしまいました…!

迷惑そうな吉井の声に、私だってもっと仕事がしたい…と焦る若菜。しかし、さらに追い打ちがかかります。

休みの間、大事な会議をオンラインにしてもらい看病しながら参加するものの、子どもがぐずり離席している間に会議は終了。昔からいる同僚は「無理しないで」と気遣ってくれましたが若菜の焦りはますますつのります。

やっと休みが終わり出社すると…

厳しい吉木の言葉に、なんとか仕事で挽回するしかない!と、残った仕事を家に持ち帰り毎日夜中まで働きました。

みんなに迷惑かけた分を取り戻したい。時短であっても一人前に仕事したい。

そんな思いから、自分を追い詰めてしまう若菜。

■「やめれば?」同僚の言葉に心も体もボロボロに…

昼間は会社、夜は自宅で仕事をする日々が続いていました。

なんとか以前のような仕事量をこなせても、家事と育児ものしかかり、疲れは溜まります。

そんな時、無理がたたって体調を崩してしまいまった若菜。それでも仕事を休まず仕事に行きますが…

吉木のきつい一言に、心がボロボロになってしまいます。

このまま頑張り続けるべきなのか、仕事をあきらめるべきなのか。

未来が見えなくなってしまいました。

自分は会社のみんなにとって迷惑な存在なのだと結論付けた若菜は会社をやめることを決意しました。しかし…

上司の発言から、自分の問題だけではないと悟った若菜の心に、この会社の一人目のママとして、会社を変えてやる! と、闘志が再燃します。

退職願を撤回した若菜は、そして会社は…どのように変わっていくのでしょうか?

こちらは投稿されたエピソードを元に5月1日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。

■読者の関心が高いワーママ問題! 主人公に共感…だけではない様々なコメントが

今回のワーママの働き方に関するストーリーには、想像以上にたくさんのコメントが寄せられました。その内容は実に賛否両論。主人公の若菜に共感する人はもちろん、同僚の吉木の気持ちもわかる、という意見も。この問題が、広く読者の関心を集めていることがわかりました。

まずは、主人公の頑張りに励まされたという共感のコメントをご紹介します。

・嫌みな人に負けずに、気持ちを強く貫いたこと、結果を出したことを尊敬するばかりです。私も頑張ろうと刺激をもらいました。

・一度はやめようとしたのに、これから育休復帰する人のために、辞めずに結果を出したのがすごいです。 私だったらそのまま辞めてしまうかも。まだまだ子育てしながらの仕事は弊害が多いなと感じますが、私もこれからの人のために頑張ろうと思いました。

・本当にすごくわかります。でも、私も独身の頃、子供の体調不良で休んでばかりいる先輩をみていて、正直あまりいい気分しませんでした。しかし、いざ子をもつとびっくりするくらい熱がでたり、体調不良になることを知り、独身時代に先輩に対して嫌な感情を持っていた自分を思い出したくもないし、あの頃の自分に喝!を入れてやりたいと思います。

・まだまだ日本の女性にはキャリア形成が厳しいと思える環境だと思います。 こんな上司本当にたくさんいるし、残業して仕事を片付けることを当たり前と思ってる無期限時間の男性社員には到底理解いただけないと思う。

・この部長も同僚もワーママに嫌がらせをすることで、自分たちの将来に呪いをかけていることが分かっていないのでしょうね。人生何が起こるかわかりません。育児だけでなく、親や配偶者の介護、自分自身の怪我病気だってあります。そういう時、柔軟な働き方が出来なかったら、どうするつもりなのでしょうか。

一方、仕事のフォローをしないといけない同僚側への共感のコメントも非常に多かったです。

・和久井さん、頑張っているかもしれないけど、上司や吉木さんに迷惑をかけていたのも事実。ママだからって仕事を押し付けて帰ったり急に休んだり、フォローって本当に大変なんです。2人のあからさまな態度は、よくないと思うけど、ワーママが勝ちとった!みたいな終わりに、私はモヤっとします。

・フォローした側がボーナス貰えるとかが無く、しわ寄せだけ行くから、吉木さんのような不満が出るのは当然だと思う。

・独身の人はいつもしわ寄せばかりでかわいそう。迷惑なのは事実。給料に差をつけてもらわないと割にあわないだろうなと。

変わるべきなのは、しわ寄せが母親側の会社に偏ってしまう仕組み自体という指摘も。

・シングルマザーの話ならわかるけど、夫はどこで何をしているのだろう。 共働きなのに、女性側の会社だけが不利益を被って夫側がノーダメージなら、会社は男を雇った方がいいとなるよね。

・そもそもなんで男性は育休も時短も取らないでのんびり仕事してるんだろうと、逆に思います。男性も義務付けたら大変さもわかるし、ワークシェアにもなってよいと思うのですが…。

・最近はママを擁護する風潮が大半で確かにそれは間違いではないし、この上司の態度は許されない。でも両側の立場から見ると真に必要なのはどちらが善か悪かということよりも日本がもっとシッターとかナニーとか、ママが働きやすい方向に変化していくことなんだろうなと思う。

・正直、急な欠勤や早退で周りの人がその仕事をフォローしなければならないのであれば、迷惑なのは本当だと思います。ただし、それは会社側がフォローしている人に手当を出すかその部署の人員を手厚くするなどして解決すべき問題であって、社員側が気に病むことではないとも思います。

「子育て中の女性社員 vs 子どもがいない社員」という対立を煽りたい話ではないこと。

男性も含め、育児、介護、病気療養などそれぞれの状況に応じて柔軟に働きやすい仕組みが必要であること。

…頭ではわかっていても、実際の現場ではそう綺麗に割り切れず、不公平感が出てくるのも当然ですよね。だからこそ、誰もが“その人”にとってのベストな成果を出せる仕組みや、不公平感が出にくい評価制度の整備などを少しずつでも進めるために今回の若菜さんのような先陣を切って踏ん張る人が希望になるんだと思います。

(ウーマンエキサイト編集部)

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