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2022年上半期ベストセラーランキング発表! 文庫、コミックも話題作ずらり

  • 2022.6.1
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日本出版販売株式会社(日販)が、2022年上半期ベストセラー(集計期間:2021.11.22~2022.5.21)のランキングを発表した。コロナ禍の収束が見えず、国際情勢の不安も増す中で、どんなテーマへの関心が集まり、どんな本が読まれたのだろうか。

〈総合〉

1位 永松茂久『人は話し方が9割』(すばる舎)
2位 逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
3位 厚切りジェイソン『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ)

『人は話し方が9割』は、2021年年間ベストセラー1位に引き続き1位を達成。ロングセラーとなっている。

〈単行本ビジネス〉

1位 永松茂久『人は話し方が9割』(すばる舎)
2位 厚切りジェイソン『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ)
3位 両@リベ大学長『本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版)
4位 加藤俊徳『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』(ダイヤモンド社)
5位 ひろゆき『1%の努力』(ダイヤモンド社)

『ジェイソン流お金の増やし方』、『本当の自由を手に入れる お金の大学』と、「お金」についての本が2位と3位にランクイン。経済への不安から、資産形成・資産運用への関心が高まっていることがうかがえる。

〈単行本フィクション〉

1位 逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)
2位 伏瀬『転生したらスライムだった件(19)』(マイクロマガジン社)
3位 東野圭吾『マスカレード・ゲーム』(集英社)
4位 米澤穂信『黒牢城』(KADOKAWA)
5位 今村翔吾『塞王の楯』(集英社)

デビュー作で直木賞候補・2022年本屋大賞受賞作となった『同志少女よ、敵を撃て』が堂々の1位に。いずれも戦国時代を描き直木賞を受賞した『黒牢城』、『塞王の楯』もランクインした。

〈単行本実用〉

1位 リュウジ『リュウジ式至高のレシピ』(ライツ社)
2位 崎田ミナ『ひとりほぐし』(日経BP)
3位 Mizuki『今日のごはん、これに決まり!Mizukiのレシピノート決定版!500品』(学研プラス)
4位 筧裕介『認知症世界の歩き方』(ライツ社)
5位 瀧島未香、中沢智治『タキミカ体操 日本最高齢インストラクターの「心まで若返る」生き方レッスン』(サンマーク出版)

料理研究家リュウジさんの"自炊生活集大成"として出版された『リュウジ式至高のレシピ』が第1位に。外出制限が続く中、「自炊」や「健康」への関心の高まりが感じられるランキングとなった。

〈新書ノンフィクション〉

1位 和田秀樹『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)
2位 養老孟司『ヒトの壁』(新潮社)
3位 和田秀樹『80歳の壁』(幻冬舎)
4位 瀬戸内寂聴『寂聴 九十七歳の遺言』(朝日新聞出版)
5位 アンデシュ・ハンセン(訳・久山葉子)『スマホ脳』(新潮社)

「70歳」「80歳」をテーマとした和田秀樹さんの2作がランクイン。老いや健康、人生最後をどう過ごすかについての関心が高まっている。

〈文庫〉

1位 原田ひ香『三千円の使いかた』(中央公論新社)
2位 凪良ゆう『流浪の月』(東京創元社)
3位 村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋)
4位 小坂流加『余命10年』(文芸社)
5位 新川帆立『元彼の遺言状』(宝島社)

節約志向の生活を描いた、話題の家族小説『三千円の使いかた』が第1位に。2位以降は、映画やドラマなど映像化された作品がずらりと並んだ。

〈コミック〉

1位 芥見下々『呪術廻戦(18)』(集英社)
2位 尾田栄一郎『ONE PIECE(101)』(集英社)
3位 遠藤達哉『SPY×FAMILY(9)』(集英社)
4位 和久井健『東京卍リベンジャーズ(25)』(講談社)
5位 松本直也『怪獣8号(5)』(集英社)

ブームを巻き起こしている「呪術」「SPY×FAMILY」「東リベ」が並んだ。「ONE PIECE」は2021年、100巻の大台を突破した。

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