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6月のスタ-トは一年の折り返し直前の月!

  • 2022.6.1
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さぁやるか、今からやるか、さて、やるか…、朝から何度となく、この言葉を繰り返していることか…。 まるでサラリーマン川柳みたいになっている本日は、「気分転換をかねて仕事をしよう!」 の意気込みと共に、素敵なリゾート地におります。 むせかえるような 新緑の香りと小川のせせらぎ、鳥たちのさえずり。 こんな環境の中で仕事をすると、さぞかしはかどると思いきや…?

いやいや…、まったく…、うまくいかないわねぇ。

こんにちは、エミールです。

初夏の太陽が輝く6月のスタ-トは一年の折り返し直前の月です。 心の電池交換も大切なテーマ! とばかりに日常を離れたところで、パソコンを立ち上げました。

時を数えれば、すでに 365(日)―161(日)=204(日)。 太陽黄経71度の地点を通過中。 (注) 2022年6月1日現在として。

新年を迎えた時のお便りでは、机の上に置いてある日めくりカレンダーを羊羹に例え「厚切りの羊羹」と書きましたが、今やその羊羹も半分に減り、これからどんどん、薄くなっていきます。

はてさて、時よ何処に…。

地球が自転をしながら公転をするが故、時は流れると物理的な説明もあるかもしれませんが…、それだけでは何かものたりぬ?

そんなあなたと今日は暫し「時間」のお話しをしましょう。

私たちは時計を見て暮らしながらも、「今日は長い一日だった」とか、「あっという間に夜になった」なんて言っていますよね。 好きな人といる時には、短い針が凄いスピードでグルグル回り、あっという間に夕暮れ時に。

でも、苦手なことに遭遇すると秒針の動きが鈍く遅く感じられ、ため息をついてばかり…。 気がつけば堂々巡りで、ガラスの迷路の中を行ったり来たりの繰り返しになってしまうことがあります。

これは、きっと心の中にはもうひとつの時計があって、その「心時計」が決める「時の長さ」があるからなのだと思いますよ。

夢中になるテーマが多いと時間が足りなくて、取りこし苦労をしてばかりだと時の流れを遅く感じる…。 今、あなたの心時計は、どんな時を刻んでいるのでしょう。…?

さて、心の時計には、まだまだ不思議な魔法があります。

時間を過去へと引き戻してくれる魔法使い!

それは、素敵な「思い出」。

心の引き出しに、そっとしまってある思い出の数々を瞬時にデリバリーしてくれるのです。 よき思い出は勇気や強さ、そして優しさを育てるといいます。

時々、思い出して心を温めてごらんなさい。 思い出には賞味期限なんてないのですから。 そしてイヤな思い出には、楽しい思い出を上書きしながら、少しずつデリートしてしまいましょう。

私なんかもう、どのくらいデリートしたことか。

でもまぁ、時の神さまの計らいで不思議なことに、イヤな思い出は自然に風化しているので、これまた「日薬(ひぐすり)」 (時間の経過と一緒に傷が治ること)とは、よく言ったものです。

ここで、もうひとつ加筆して、時の流れには直線と曲線があるという哲学タイムです。

直線時間は過去から、現在、そして未来へと向かう流れ。 そして、もうひとつ、円環的時間が存在すること。(中井久夫の時間論)

昔流行った歌謡曲の歌詞に「まわる、まわる時代はまわる」(中島みゆきさん)、この歌詞がごとく、時は巡る、その概念です。

私たちの星、地球は太陽の周りを公転することで春夏秋冬があり、月の公転により「満ちれば欠ける、欠ければ満ちる」、このサイクルが存在し、ずっと続いているのです。

ちょっと、安心するでしょう?

「日が昇らぬ朝のたとえなし」ということわざを思い出してみてください。

最近、しくしく泣くくらい悲しいことがあったあなたにも、時の神様が薬箱を持って一緒に歩いてくれるので、心に可愛い絆創膏を貼って前を向いて歩きましょう。 ほら、太陽だってお月さまだって、付いているし! なーーんてネ。

今抱えている悩みは、天体など大きなスケールのものと相対的に考えてみましょう。 なんだか…、急に小さな問題感じられたりして?(^^)!

今日は時間のよもやま話でしたね。

「さぁ、やるか、今からやるか…。さて、やるか…。」が、「もう寝るか…。明日やるか…。」にならないで良かった~。

それにしても、野山が誘惑してくるこの環境。 どうしたものでしょうね。 いっその事、明日は大雨にでもならないかなぁ~。

エミール

PS. この日の夕方は、雨になってしまいました。 でも夜中に目が覚めて外に出ると、満天の星空。 こんなにクッキリと北斗七星や北極星を見たなんて、何年ぶりだったかしら。

芽吹いたばかりの新緑が鮮やかなブナ林。

雪解けを待って咲き出したユキツバキ、ブナ林の下で見つけました。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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