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キャサリン妃が語る「うつや不安に絶対ならない母親など1人もいない」

  • 2022.5.29
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キャサリン妃は、ケンブリッジ侯爵夫人としての仕事に加えて、マターナル・メンタルヘルス・アライアンス(MMHA)の支援活動も開始する。

マターナル(ママの)メンタルヘルス週間に先立って配信された動画では、この「素晴らしい組織」の活動が重要な理由を語った。その詳細をイギリス版ウィメンズヘルスから見ていこう。

3児の母として奮闘中のキャサリン妃にいわせれば、「うつや不安に絶対ならない」母親など1人もいない。

そのうえでキャサリン妃は、ママたちに手を差しのべるべく社会全体が立ち上がってほしいと呼び掛け、私たちには「親やケアスタッフ、子育てをするすべての人々」を支える義務があると訴えた。

キャサリン妃はこれまでも、メンタルヘルスや産前産後のサポートにエネルギーを注いできた。

MMHAは、「包括的で質の高いケアとサポート」で産前産後の心の病に悩む女性や家族を支えるイギリスの慈善団体。

イギリス版ウィメンズヘルスの調査で明らかになった通り、イギリスにおける産前産後のメンタルヘルスケアの仕組みは非常にまばらで、一部の地域では情けないほどに不完全。だからこそ、MMHAの活動が絶対不可欠といえる。

キャサリン妃によると、産前産後に精神的なバランスが崩れるのは珍しいことじゃない。「イギリスの女性の約20%は産前産後に心の病を患うといわれています」

メンタルヘルス疾患が恥とされてきた社会的な背景を考慮すると、実際に苦しんでいるママの数は、それ以上に多いはず。

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キャサリン妃は「悲しいことに、黙って苦しんでいる人はもっといることも分かっています。この時期のうつや不安に免疫がある人なんて1人もいません」と語り、産前産後のメンタルヘルスケアサービスの改善を求めた。

「苦しんでいる人々が適切なタイミングで適切なサポートを受けられる体制を整え、人の目を恐れることなく素直な気持ちを打ち明けて、回復に必要な情報、ケア、サポートを得られるようにすることが大切です」

イギリス国内で産前産後のメンタルヘルス疾患に悩むすべての女性および家族に対して、必要なケアとサポートを提供する。これぞMMHAの『Everyone's Business(みんなの問題)』キャンペーンの中核を成す目標。

イギリス王室の支援によって、この野心的かつ重要な目標が達成されることを願うばかり。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Roisin Dervish-O'Kane Translation: Ai Igamoto

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