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「腰巾着」とはどんな人を指す言葉?その意味や由来に類義語を解説!

  • 2022.5.28
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権力者にくっついてヘコヘコしている人のことを「腰巾着」と表現することがあります。 また、八方美人で人に気に入られようとすることも同じく「腰巾着」と表現されます。

この腰巾着には、似たような意味の言葉として、「コバンザメ」や「ゴマすり」などがあげられます。

そこでここでは、「腰巾着」という言葉についてその意味や類義語について解説します。

「腰巾着」とは

 

まずは「腰巾着」という言葉について、その意味や由来について見ていきましょう。

「腰巾着」の意味

「腰巾着」は、特定の人にいつも付き従っている人物のことです。 地位のある人や強いコネクションを持つ人などの近くから離れず、いつも一緒にいようとする人を指す表現とされます。

目上の人に付き従い、機嫌を取る者を嘲る表現としても使用されます。 仲良しなのでいつも一緒にいる関係性というわけではなく、上司や先輩に媚びを売るようにしている人物を揶揄するネガティブな表現となります。

「腰巾着」の由来

「腰巾着」とは、腰につける巾着から来た言葉です。 巾着は、現在のポーチのような存在で、お金や小物などを入れて携帯するためのものでした。 着物を誰もが来ていた時代、男性はこの巾着を腰に下げて移動していました。

この巾着が常に一緒にある様子が、権力者に擦り寄りいつも付き従っている姿を連想されるようになったことで、「腰巾着」という人を揶揄する表現として使用されるようになったと考えられています。

「腰巾着」の類義語

 

ここからは「腰巾着」の類義語について見ていきましょう。 類義語としては、「コバンザメ」や「ゴマすり」「茶坊主」「金魚のフン」などがあげられます。

コバンザメ

「コバンザメ」とは、権力者などにすり寄ることで利益を得る人のことです。

この言葉は、海の生物コバンザメから来ています。 コバンザメというのは、ウミガメや大型のサメ、エイにクジラといった大型の海洋生物にくっつくことで食事に困ること無く生き抜く生態をしています。

そして、この生態から、常に力のある人と一緒にいておこぼれを与ろうとする人を指す言葉となりました。

ゴマすり

「ゴマすり」とは、人にへつらうことを言います。 相手に気に入られようとして機嫌を取る人の表現となります。

すり鉢でゴマを擂ると、すり鉢から飛び出て顔や頭、床やテーブルなどあちらこちら四方八方ににゴマが付着します。 このゴマの飛び様から、誰彼構わず媚へつらうことを意味するようになりました。

茶坊主

「茶坊主」とは、権力者におもねることを意味します。 権力者の威を借りて、威張る者に対して使用されます。

この言葉は、武家の来客を接待・給仕を任されていた「茶坊主」から来ています。 役割の内容もあってか、主人の威を借り威張るものが多かったとされることから、現在の意味合いでも使用されるようになりました。

金魚のフン

「金魚のフン」とは、特定の人間について回る人ことを言います。 影響力のある人間に、弱い人間が多くついて回る様子の表現として使用されます。 また、四六時中一緒にいてベッタリくっついている人についても使用されます。

まとめ

「腰巾着」は、権力者などに付き従っている人のことを指します。 力のある人に媚びている人を揶揄する表現となります。

この言葉は、文字通り、腰に下げていた巾着の様子から来た表現となっています。 その類義語としては、「コバンザメ」や「ゴマすり」「茶坊主」「金魚のフン」などがあげられます。

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