俳優・劇団EXILE 鈴木伸之さんインタビュー「なかなか奥手で自分でも歯がゆいです 」【いま彼】

レディたちが気になる「彼」の本音に迫る『#いま彼を知りたい』。劇団EXILE所属の俳優・鈴木伸之さんのインタビュー後半をお届け。

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同じグループのメンバーはライバルではなく仲間

――アラサーならではの仕事の悩みもオープンに笑顔で語ってくれる鈴木さん。それも劇団EXILEというグループの支えがあるからかもしれない。

「同じグループのメンバーは、ライバルというより仲間。たとえば、町田くんとは同じオーディションで合格して、そこから苦楽をともにしてきているので、お互いのことはよくわかり合っていますよね。今の町田くんの活躍ぶりを見ると、めちゃくちゃうれしいです。あと、たまたまテレビをつけたら青柳さんが出ていたり、小澤さんや後輩の小野塚がヒーローものに出演したり、それぞれがいろんな方向で活躍しているのを見ると、すごくうれしくて刺激を受けます。この先、TEAM NACKS(チームナックス)さんみたいになれたらカッコいいですね。それぞれのキャラクターが立っていて、バラバラにドラマや舞台もやっているけれど、チームナックスという帰る場所があって、全員で公演をやっても動員力がある。劇団EXILEも、もっと世の中に認知されて、そういうふうになれたらいいなと思います」

――コロナ禍以前はそんな気の置けないメンバーと、公演が終わって何人かで車で遠出したり、サウナに行ったり、オンラインゲームをするなど、オフを過ごすこともあったそう。ちなみに、鈴木さんは熱烈な〝サウナー(サウナ愛好家)〞だそうだけれど、その醍醐味は?

「たとえ今日、何か嫌なことがあっても、サウナに入ってリラックスして〝ととのう〞と、すべて忘れて『また明日がんばろう』って、いい気持ちの切り替え場所になるので、すごく好きですね。基本は1人で行って、その日あったことを考えたり、明日のことを考えたり、セリフの練習をしたりして過ごすことが多いです」

――健康管理にもかなり気を使っているという鈴木さんだけど、劇団の舞台で各地を回る中で、疲れもあって体調が優れないことがあったとか。

「風邪って『これを飲んだら治る』っていう薬はないらしいんです。それで、自分でいろいろ調べていたら、ニンニクに行き着きまして。生のニンニクをすりおろしたりつぶしたりすると、もともとの成分(アリイン)が分解してアリシンという香気成分になり、風邪をひく確率が6割以上下がるという記事を見つけたんです。よし、これだ！と思って、最近、ラーメンにおろしニンニクを5杯ぐらい入れてます(笑)」

――この話、実は取材中急に待ち時間が発生したときに、鈴木さん自ら場つなぎで雑談してくれたもの。仲間思いなだけじゃない、サービス精神も満点な鈴木さんが好きになる女性のタイプも気になるところ！

「優しくて笑顔が多い人。それから、あまり飾らない人。女性に限らず、男女ともに繕っている感じがない方が僕は好きです。たとえば、男の人がすごくカッコつけてるなって女の人が感じると、ちょっと緊張感が生まれるじゃないですか？ 逆もしかりで、あんまり女っぽさを意識しすぎたり、見られ方を気にしすぎていると、こっちもちゃんとしないといけないと思ってしまう。だから最近、多少お腹が出ているぐらいの男の人の方が緊張しない分モテるのかな？と思ったりもして(笑)。やっぱり自然体が一番だなと思います」

――女の人がちなみに、鈴木さんはひと目ぼれするタイプ？ それとも相手をじっくり知りたい方？

「僕は最初の直感で決まります。まず友達になって仲良くなってからというのは、あんまりないですね。だからといって、積極的に行けるわけでもなく。男友達に相談して、アドバイスをもらって、背中を押してもらいながら行くんです。すごく積極的にアプローチしそうだってよく言われるんですけど(笑)、なかなか奥手で自分でも歯がゆいです」

――見た目のワイルドさと繊細な内面のギャップも多くの人に愛される理由。ますます心ひかれる鈴木さんを、これからも見続けていたい。

Profile

鈴木伸之（すずきのぶゆき）

1992年生まれ、神奈川県出身。2010年の「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。2015年から「HiGH&LOW」シリーズに出演。2017年のドラマ「あなたのことはそれほど」で注目を集め、映画、ドラマ、舞台、CMで活躍中。

ニット¥52,800/NUBIAN HARAJUKU その他/スタイリスト私物

掲載：美人百花2022年2月号「#いま彼を知りたい」

撮影/booro スタイリング/jumbo(speedwheels) ヘアメイク/永瀬多壱(VANITES) 取材・文/みやじまなおみ 再構成/美人百花.com編集部