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60年以上の歴史を誇る北海道のソウルドリンクといえば「ガラナ」

  • 2022.5.28
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ガラナ、皆さんご存知でしょうか?

全国的にガラナって、知名度はどの程度なのか全くわからないのですが、ある程度の年齢(アラフィフ?)以上の道産子なら、ガラナはソウルドリンクです。「あ~懐かしい!あの炭酸飲料ね!」と言うと思います。

北海道のソウルドリンク・ガラナ
出典:リビング札幌Web

【ガラナ】とは、植物の名前です。ムクロジ科ガラナ属のガラナという植物で、ブラジル・アマゾン川流域が原産地。

アマゾンの現地先住民族が滋養強壮によい飲み物として愛用していたものをベースにしてインベブ社が1921年に、商品としてガラナ飲料の生産を開始しました。ブラジル国内で広く浸透し、今もブラジルではコーラと並ぶ人気を維持しているとのことです。

北海道を代表するガラナドリンクのメーカーといえば株式会社小原(おばら)。道南の七飯町に工場を構えます。「コアップガラナ」は同社の看板商品の一つで、1960年に製造販売を開始しました。小原では横津岳の天然水を使い、北海道産じゃがいもを主原料とした果糖ぶとう糖を使っています。

当初全国規模で製造販売した統一ブランド「コアップガラナ」が、何故か北海道のみで生き残り、現在も北海道を代表する炭酸飲料として定着しています。

幼い頃、いつも家には「ガラナ」がありました

実は私の幼いころは、いつも自宅には「ガラナ」が常備されていました。それというのも、親戚のおじさんが当時小原に勤めていて、ガラス瓶のガラナが常にケースで置いてあり、私は水がわり(?)に飲んでいたのです。

コアップガラナ
出典:リビング札幌Web

それが、このガラス瓶の「コアップガラナ」。

数年前に熱い要望にこたえて復刻版のガラス瓶で再発売されました。

私はガラナで育ったと言っても過言ではありません♪

1966年、日本でコカ・コーラが発売となり、それに呼応するように、北海道でもガラナ人気は下火になり、店頭でもあまり見かけなくなりました。

せっせとガラナを届けてくれていた親戚のおじさんも、小原を定年退職。我が家の冷蔵庫からもいつしかガラナは消えました。

しかし、近年、発売元の小原の企業努力もあり、北海道の名産としてのガラナの人気も盛り返しつつあります!

コアップガラナ ペットボトル
出典:リビング札幌Web

小原のガラナも、ペットボトルとして再発売。

今、札幌では、普通にコンビニやスーパーに各社のガラナが
各社の柄などリンク
出典:リビング札幌Web

小原だけではありません!今、札幌では、普通にコンビニやスーパーに各社のガラナが並んでいます。左からキリンのガラナ、真ん中は小原、右は北海道のコンビニ最大手セイコーマートのオリジナルガラナ。

さて、肝心のガラナのお味は…

実はちょっと甘みが強いです。独特の香りのある炭酸飲料です。

色は、薄い茶色や黒っぽい褐色をしていて、メーカーによって微妙に違います。

元祖・小原のガラナは比較的色が薄めの感じがします。

出典:リビング札幌Web
出典:リビング札幌Web

色は、ちょっとコーラに似ていますね。

カテキン、カリウムをはじめ、15種類のアミノ酸が含まれるガラナ。そう、ガラナ飲料は、健康にも良いドリンクと言えるのです。

今私がこうして元気で仕事しているのも、幼い頃飲み続けたガラナのおかげかも???

ご当地サイダーも色々ありますが、ガラナは北海道の炭酸飲料の永遠の代表格☆これからもガラナ、愛し続けます! 皆さんも北海道にいらしたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。通販でお取り寄せできるものもありますよ!

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