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「発酵×江戸の香辛料」で日本の夏を乗り切る、「暑気払いカレー」が登場。

  • 2022.5.27
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暑気払いカレー¥5,800(税・サービス料込)、宿泊料別
暑気払いカレー¥5,800(税・サービス料込)、宿泊料別

星のや東京の地下1階にあるダイニングは、地層をイメージした左官仕上げの壁が特徴的な空間だ。「暑気払いカレー」は、そのダイニングのカウンター席で、1日2組4名までの数量限定の朝食として提供される。スタッフが米の炊き時間や蒸らし時間、カレーの煮込み加減などを見ながら、一番良いタイミングでゲストにカレーを提供。器は、香辛料や薬味の香りやカレーの風味をしっかりと感じてほしいと、平皿ではなく抹茶椀を使用。カトラリーには、素材本来の味わいや口当たりを感じてられるように漆塗りのスプーンを用意した。

「暑気払いカレー」には、2種のオリジナルカレーがつく。いずれも、免疫力を高めると言われる発酵食品と江戸の人々が夏の時期に、食欲不振を解消するために取り入れていた香辛料を組み合わせ、星のや東京総料理長・浜田統之が考案したものだ。

「星のや発酵カレー」は、丁寧にひいた魚出汁を使用し、玉ねぎや人参、生姜、牛肉といった食材を1日かけて、じっくりと煮込んだ逸品。大豆を麹菌で約15ヵ月発酵させた「浜納豆」と、大豆を使わず魚を麹で発酵させた「魚味噌」を加えることで、奥深い旨味を引き出した。「星のや欧風カレー」は、牛肉や野菜、りんごを、生姜やにんにくと一緒に時間をかけて煮た欧風カレー。柔らかくなるまで牛肉が煮込まれ、ルーがとろとろとしているこちらのカレーは、しっかりと蒸らし、ふっくらと炊きあがった「梔子(くちなし)ご飯」とともに提供する。

なお、カレーにあわせる香辛料として、1625(寛永2)年、江戸の両国薬研堀(現在の日本橋)で創業したやげん堀七味唐辛子本舗によって調合されたオリジナルの「七色唐辛子」を用意した。7つの香辛料や薬味(唐辛子、焼唐辛子、黒胡麻、山椒、陳皮、麻の実、けしの実)を配合した七味唐辛子は日本独自の香辛料と言われ、かつては効果や薬効も考え調合されていた。カレーの風味がより引き立ち、味わい深くなるだけでなく、身体の発汗が促され、体内にこもった熱を外に逃がすという働きもある。

食欲が落ちやすい夏、食欲を促す香辛料の入った栄養豊富なカレーを朝に食べて、日本の暑い夏を乗り切りたい。

暑気払いカレー¥5,800(税・サービス料込)、宿泊料別
暑気払いカレー¥5,800(税・サービス料込)、宿泊料別
暑気払いカレー¥5,800(税・サービス料込)、宿泊料別
暑気払いカレー¥5,800(税・サービス料込)、宿泊料別

暑気払いカレー

期間/6月1日(水)〜8月31日(水)

提供場所/星のや東京ダイニング 東京都千代田区大手町1-9-1 星のや東京

提供時間/8:00〜9:00

・定員1日2組(1〜4名)

予約/公式サイトにて3日前まで受付

・要予約

・星のや東京宿泊者

含まれるもの/暑気払いカレー(カレー2種類)、べったら漬け、おめざめの飲み物「発酵甘酒」

https://hoshinoya.com/tokyo/

Text: Aya Hasegawa

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